1. パウンドケーキときな粉の組み合わせはおすすめ!
最近、きな粉を入れたお菓子は数多い。ドーナツやケーキなど、例はいくらでも思い付くだろう。ということは、きな粉とお菓子の相性はよいということだ。では、きな粉を加えるとどのような効果が生まれるだろうか。いま一度言語化してみよう。
- きな粉はあっさりした和風のテイストを加えてくれる
きな粉を入れることにより、お菓子はどのような味わいになるか。それはおおまかにいえば、和風のテイストとあっさりした味だろう。きな粉は大豆の粉末であり、和菓子にもよく使われる。ケーキなどの生地に混ぜ込めば、どこか和風の味わいに仕上げられる。また、きな粉それ自体に甘みが付いているわけではない。そのため、加えても不必要に甘くなることはないだろう。
- きな粉はパウンドケーキにも合う!
パウンドケーキは生地がしっかりしていて、かつ砂糖を多く使う。そのため、どちらかといえば重たい味になりやすい。生地や砂糖の分だけカロリーもあるため、気にすると何かトッピングするのも躊躇してしまう。しかし、ここできな粉を使えば、カロリーを余計に増やさず、かつ味わいを軽くしてくれる可能性が高い。そのため、パウンドケーキにとってきな粉はよい隠し味になりうるといえる。
2. パウンドケーキの作り方ほぼそのままで、きな粉を加えられる!
それでは、きな粉入りのパウンドケーキの作り方を考えていこう。とはいっても、手順は通常のパウンドケーキとほぼ変わらない。バターを泡立つまで混ぜ、牛乳、卵を加えて混ぜる。その後に、薄力粉とベーキングパウダーを加えることになるだろう。じつは、きな粉を入れたい場合はここで一緒に加えるだけでよい。あとは通常通りよく混ぜ、パウンド型に入れて焼きあげれば、きな粉入りパウンドケーキの完成だ。通常のパウンドケーキを作れるのであれば、何も苦労しないはずだ。強いて挙げるなら、下記のポイントを守ればより美味しく仕上がる。
- 粉をふるいにかけておく
下準備の段階できな粉、薄力粉、ベーキングパウダーを混ぜ、ふるいにかけておくとよい。きな粉はものによっては粒度にばらつきがあるため、ある程度統一しておいたほうがきれいに仕上がるだろう。
- きな粉の量はまずはレシピ通りに!
きな粉をどのくらい加えるのかは悩ましいところだ。あまり少なくても残念だが、入れ過ぎると味のバランスを壊してしまう。迷ったら、自分が見ているレシピの量を守ろう。好みはあるかもしれないが、まずはレシピ通りに作ることで、入れる量と味との対応を身に付けられる。工夫するのはその次の回からでも問題ない。
3. パウンドケーキにほかの味をトッピング、きな粉との組み合わせを楽しもう!
きな粉入りのパウンドケーキはもちろんそれだけでも美味しい。しかし、きな粉と一緒にほかの材料を加えてみるのもよいだろう。せっかく自作するのなら、味の組み合わせを楽しんでみたい。例をいくつか紹介しよう。
- 小豆(甘納豆)
和菓子の甘みといえば、小豆は代表のひとつだ。きな粉を加えることにより和のテイストを追加するなら、一緒に小豆を入れ、さらに和風を強調するのもよい。あるいは、甘納豆を追加するのも面白い。ただし甘納豆自体に十分な甘みがあるので、場合によってはパウンドケーキの砂糖を少し減らすのがよいかもしれない。
- ごま
きな粉と一緒にごまを加えて、香ばしさをさらに強調するのもよい。プチプチした食感も追加できるので、食べごたえが増すはずだ。黒ごまと白ごま、どちらを入れても美味しいだろう。
- 黒糖(三温糖)
砂糖の代わりに、黒糖や三温糖を使うのも面白いだろう。ごまとはまた違った香ばしさを楽しめる。とくに黒糖は粒の不揃いが出やすいので、ふるいにかけるのがおすすめだ。
明らかにまずくなる組み合わせはほとんどないはずだ。思い付いたものをいろいろ試してみよう。
結論
きな粉はパウンドケーキと相性がよい。和のテイストを追加できるほか、味わいを軽くできるだろう。しかもきな粉は薄力粉やベーキングパウダーと一緒に加えればよいだけなので、手間はほとんど増えないはずだ。さらに一緒にちょっとした材料を追加すると、さまざまな味わいの組み合わせを楽しめる。せっかくなので、いろいろ研究してみてはどうだろうか。
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