1. 高菜チャーハンの栄養価は。塩分に注意
高菜チャーハンは、高菜をより美味しく食べられる料理の代表だ。高菜を使うことでチャーハンに栄養をプラスできるのも嬉しい。高菜には食物繊維やβカロテン、ビタミンC、鉄などの無機質が含まれているので、栄養価がとても高い。しかし、高菜漬けとなると話は少し変わる。高菜漬けには塩分が多く含まれ、高菜漬けを使用した高菜チャーハン1人前に含まれる塩分量は成人男性が1日に摂取可能な食塩相当量の半分を占める。減塩をしている人は注意が必要だ。できれば1人前以上の量を食べるのは控えた方がよいだろう。量が足りないようならチャーハンは適量を守り、薄味の副菜を充実させよう。
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2. 高菜チャーハンに欠かせない高菜は漬物にすると栄養価アップ
高菜チャーハンに欠かせないのが高菜漬けである。高菜漬けは漬物としてそのまま食べても美味しいが、みじん切りにすることで高菜めしや高菜チャーハンの具材として使いやすい。高菜は緑黄色野菜であるため、生の状態でもβカロテンが豊富だ。しかし、漬物にすることで水分が抜け、βカロテンが1.5倍にもなる。高菜のピリッとした辛み成分はイソチオシアン酸アリルといい、マスタードと同じ成分だ。料理に高菜を混ぜれば、ピリッとアクセントのある大人向けの一皿にできる。また食欲増進の働きもあるため、疲れていて食欲がない時などに取り入れるとよいだろう。
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3. 高菜チャーハンに合う副菜
塩分の多い高菜漬けを使う高菜チャーハンは、塩分過多になりやすいので注意が必要だ。付け合わせの料理を薄味にすることで、トータルの塩分摂取量を調整しよう。タンパク質を補い塩分を控えるとなると、鶏ささみの料理がおすすめだ。「鶏ささみの酢の物」は、酢を効かせることで塩分を控えることが可能である。わかめや緑黄色野菜をトッピングすれば塩分を控えたまま栄養価をアップさせることができる。スープを添えるなら、もやしやピーマンを使った中華スープがおすすめだ。野菜をたっぷり使うことで、野菜の味を引き立たせ塩分控えめでも美味しく食べられる。
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4. 高菜チャーハンにぴったりな具材は?
高菜チャーハンの基本食材は高菜漬けと卵である。高菜漬けにも種類があるが、おすすめは辛子高菜だ。チャーハン全体に唐辛子の香りが広がり、味を整えてくれる。炒める油はぜひゴマ油を使ってほしい。ゴマ油と高菜漬けは相性バツグンだ。ほかに具材を追加するなら、ひき肉がよいだろう。高菜の香りとひき肉の脂肪が合わさることで、辛さの中にコクを出すことができる。また、にんじんやコーンなどの野菜もおすすめだ。甘みが強い野菜を小さく切って加えることで、高菜の辛みをマイルドにできる。手軽さを求めるなら、冷凍のミックスベジタブルを使おう。
5. 高菜チャーハンを美味しく作るコツ
チャーハンは具を炒めればできてしまう簡単料理ではあるがポイントを押さえることで、食感や味をよりよくできる。高菜チャーハンに使用する高菜漬けは、調理前に水洗いをし、余分な塩分を取り除くようにしよう。ただ、しっかり洗いすぎると塩分が抜けすぎるので、ほどほどに。切る時は加熱すると縮むことを想定したいところだが、高菜チャーハンの場合は、より小さめが食べやすい。ごはんは炊いてから一度冷凍し、温めなおすのが理想だ。適度に水分が抜け固めになるため、炒めるとパラパラした食感になる。肉や根菜など火を通す必要がある食材は先に炒め、皿などに取り出しておこう。火は強火の方がより食感がよくなるが、家庭は中火でも問題ないので、安心してほしい。
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6. 高菜チャーハンに使う高菜の選び方
高菜漬けは、独特の旨みとシャキシャキとした食感がやみつきになる。高菜は中央アジア原産の植物で、平安時代には中国から伝わっていたとされ、古くから利用されている食材だ。温暖な気候で育つため、九州を中心とした西日本で栽培が盛んである。高菜は種類が豊富だが、用途によって選び方が異なる。漬物にするなら十分に成長して大きく、軸がしっかりしているものを選ぶとよい。高菜チャーハンに使う用としては、大きすぎず葉にツヤがある柔らかなものがよい。切り口を見て色が変わっていたりしおれていたりするものは鮮度が落ちている証拠だ。
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結論
高菜チャーハンはシンプルな具材と手順でできる手軽なメニューであるが、炒め方などで食感や味が変わりやすいのも事実だ。しかし、個々のコツは難しくないため、ポイントを押さえながら作れば、誰でも美味しい高菜チャーハンを完成させることができる。ぜひチャレンジしてほしい。