1. カレーとカレーうどんとカレー南蛮

カレーとは何か
そもそもカレーとは何か?日本でカレーというと一般的に、野菜や肉を炒めてルウを加えて作ったとろみのあるものを指す。カレー自体の発祥の地はご存知、インドであるが、日本のカレーはインドのそれとは、見ためも味わいも異なる。日本にカレーが伝わったのは、明治時代。イギリスで発展した小麦粉でとろみをつけるタイプのカレーがはじまりだった。
カレーうどんとは何か
その名の通り、カレー味のつゆにうどんが入ったものを指す。発祥は諸説あるが、東京・早稲田にあった蕎麦屋という説が有力。早稲田大学の学生たちに人気の店で、1900年代初頭に生まれたといわれている。
カレー南蛮とは何か
カレー南蛮もカレーうどんとほぼ同時期、1900年代初頭に日本で生まれた食文化のひとつ。当初、カレー南蛮蕎麦と呼ばれていたものがカレー南蛮になった。そもそもは、その名の通り、カレーの味をした蕎麦のことを指していたが、現在では、カレー南蛮は蕎麦とうどん共通のメニュー名として知られている。
2. カレーを麺類にリメイク

決め手は出汁
カレーうどんであれ、カレー南蛮であれ、麺に普通のカレーがかかっているわけではない。どこか和の風味香るカレーつゆがかかっているのが通常だ。その味のポイントになるのが出汁。うどんや蕎麦に欠かせないあの出汁である。具材を出汁で煮て、醤油やみりん、カレー粉で味を調え、片栗粉でとろみをつける作り方が一般的だ。
リメイクするなら
リメイクする場合も同じ。残ったカレーに出汁、醤油やみりんを投入し、カレーと混ぜ合わせる。出汁の代わりに薄めためんつゆを利用してもよいが、その場合醤油やみりんなどは不要だ。カレーと出汁が一体化したら、味をみてみよう。足りないようであれば、出汁やめんつゆ、カレー粉を投入し調える。最後に片栗粉でとろみをつければ完成。
玉ねぎ入りで旨みup
さらに店の味に近づけたいという人は、最初に出汁で薄切りにした玉ねぎを煮て、そのままカレーと混ぜるとよい。玉ねぎのほんのりとした甘みが出汁とカレーをつなぎ合わせてくれるのだ。ネギの青い部分を細い斜め切りにして、のせれば、完成!
3. カレーをパンやおにぎりにリメイク

スープも旨い
カレーは、ほかにもさまざまなメニューにアレンジができる。簡単なものでいうとスープ。こちらは、先ほどのカレーうどんやカレー南蛮と似た作り方だ。スープの素でカレーを延ばせばできあがり。スープの素は、鶏ガラでもコンソメでもOK。最後に粉チーズをふりかければ、リッチ感もアップする。翌日の朝ごはんにももってこいだ。
カレーパンも旨い
残りのカレーは、カレーパンとして食べることもできる。8枚切りのパンを2枚用意して、カレーを冷たいままのせ、もう1枚のパンで挟む。フォークで周囲をとめて、バターを熱したフライパンでグリルすれば完成。高カロリー間違いなしだが、やみつきになる旨さだ。
おにぎりも旨い
裏ワザともいえるのがおにぎり。温かいごはんの中心にカレーを入れ、キューブ状に切ったチーズもひとかけら。あとはいつも通り握るだけ。ボリューム満点のおにぎりなので、食べ盛りの子どもにもおすすめだ。
結論
残ったカレーは、カレーうどんやカレー南蛮にアレンジが可能である。そのほかにも幅広い料理に使うことができる。ただ、雑菌の繁殖が心配なので、カレーは作ったその日に、冷まして必ず冷蔵庫で保存することをお忘れなく。
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