1. 照り焼きチキンとは

照り焼きチキンとは、照り焼き味のチキンである。照り焼きとは、酒、醤油、砂糖を煮詰めたタレのことをいい、ブリなど魚にも用いられる。甘辛い味わいが好まれ、日本では古くから家庭料理として親しまれてきた。
タレの黄金比
照り焼きチキンは、タレが決め手。黄金比率を覚えておけば、さまざまな食材に応用できるので、必ず覚えたい。その黄金比は、醤油:みりん:酒:砂糖=2:2:2:1。砂糖は、グラニュー糖より、きび砂糖などを使うとコクがあっていい。
フライパン派とグリル派
照り焼きチキンは、フライパンでこんがり焼いてからタレを絡ませる方法と、タレを絡ませてからオーブンやグリルで焼く方法がある。実際はどちらでもいいが、フライパンのほうが手慣れているケースが多いので、やりやすいかもしれない。
2. 照り焼きチキンのアレンジ

ごはんとの組み合わせ
照り焼きチキンは、ごはんの進む味。おかずとしてはもちろん、ごはんにのせた丼は、育ち盛りの子どもや男性にも大人気のメニューだ。味がしっかりとついているので、弁当にも向いている。照り焼きチキンだけだと見ため的にも、栄養バランス的にもよくないので、茹でた青菜、ブロッコリーなどの緑を添えるといい。
パンとの組み合わせ
照り焼きチキンはパンとの相性もバツグン。これはファストフード店やピザ店のメニューにあることからも伺える。家で作るのであれば、サンドウィッチがおすすめ。パンはサンドウィッチ用の薄いものではなく、8枚切りか6枚切りを使うといい。というのも、照り焼きチキンは味のインパクトが強く、薄いパンでは負けてしまうのだ。片面には辛子バター、もう片面はマヨネーズを薄く塗り、レタスと一緒に挟むといい。
パスタとの組み合わせ
意外かもしれないが、パスタにも合う。塩をたっぷりと入れて茹でたパスタに、バターを和え、いつもより薄めに切った照り焼きチキンをトッピング。大葉や海苔を合わせるとさらに美味しい。大人であれば、七味をふるのもおすすめ。
3. 照り焼きチキンのコツ

肉の厚みを均一に
照り焼きチキンのコツは、チキンの厚みを均一にすること。チキン料理全般にいえることだが、チキンは厚みがあるので、どうしても火が通りにくい。観音開きにする、分厚い部分を開くなどして、均一な厚さにするといい。そのとき、黄色い脂も取り除こう。包丁が難しいという人は、キッチンバサミでもOK。
タレは混ぜておく
タレは、あらかじめ混ぜておくことをおすすめする。というのも、味付けに手間取っていると肉を焼きすぎ、パサパサになる、焦げてしまうなどの危険性があるからだ。砂糖が溶けにくいので、よく混ぜておこう。
タレは煮詰める
フライパンで作る場合は、肉が焼けたら、キッチンペーパーなどで余分な脂を拭き取り、タレの材料を一気に加える。このとき、皮目が下になるように置くといい。中火でタレが焦げないように煮詰めるのがポイント。タレが煮詰まってきたら、肉を裏返し、裏面にもタレをしっかり絡ませよう。
結論
ごはんはもちろん、パンにもパスタにも合う照り焼きチキン。コツをしっかり復習して、美味しい照り焼きチキンを作り、アレンジ料理を楽しもう。ちなみに黄金比のタレで、チキン以外に豚肉、カジキマグロなども美味しくいただける。
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