1. 自然薯を正しく保存しよう

自然薯は細長く、まるごともらうと意外と量があってびっくりすることもあるだろう。しかしそのまま自然薯を保存してしまうと、せっかくの貴重な自然薯の味わいが落ちてしまうことがある。正しい保存をすることで、自然薯を美味しくそのまま料理に活用することができるのだ。
■まるごとの自然薯の保存方法
自然薯をまるごと保存する場合は、気温が高い場所や直射日光があたる場所を避けて冷暗所に保存するのがおすすめだ。その際、通気性のよい新聞紙で包んで保存するといいだろう。さらに上からビニール袋をかぶせると自然薯の水分を保つことができる。もともと自然薯は土の中で成長するので、同じような環境の冷暗所を好むのだ。さらに自然薯は土がついた状態のままで販売されていることが多いが、保存する場合も土はそのままにしておくのがおすすめだ。土を取ってしまうと味が落ちてしまう心配があるからだ。また、土のついた状態のまま冷暗所で正しく保存すれば、約1ヶ月は保存可能だ。
2. 自然薯を冷蔵保存する場合

カットした自然薯は冷蔵庫で保存するのがおすすめだ。その際もできるだけ自然薯の切り口が空気に触れないように切り口をラップなどでしっかり包んで冷蔵庫に入れるようにしよう。自然薯の切り口が空気に触れてしまうと変色の原因にもなってしまうからだ。さらに変色だけではなく、乾燥を防ぐためにもラップでしっかり包んで冷蔵庫に入れるように心がけよう。
■冷蔵庫での保存期間
カットした自然薯を冷蔵庫で保存する場合は、できるだけ1週間ほどで食べきるようにしよう。カットした自然薯は1週間を過ぎてしまうと味や風味が落ちてしまう。そのため、できるだけ早めに食べきるのがおすすめだ。
3. 自然薯を冷凍保存する場合

自然薯を冷凍保存したい場合は、すりおろしてから冷凍するのがおすすめだ。まるごとの自然薯を冷凍すると美味しく味わえなくなるので、長期保存をしたい場合は、とろろ状にしてから冷凍保存するようにしよう。すりおろした自然薯を冷凍保存する場合は、保存袋にとろろ状にした自然薯を入れてできるだけ薄く伸ばしてから、金属トレーにのせて冷凍庫に入れるのがいいだろう。その際、とろろ状にすりおろした自然薯に出汁などを加えないようにするのがポイントだ。余分な水分を加えることで、解凍した際に自然薯のもつ美味しさが半減してしまうからだ。
■冷凍庫での保存期間
すりおろした自然薯の冷凍庫での保存期間は、約1ヶ月だ。自然薯の保存方法の中でもとくに保存期間が長くなるので、すぐに食べきれない場合はすりおろして冷凍保存するのがおすすめだ。
4. 冷凍した自然薯を解凍してみよう

冷凍した自然薯は、できるだけ自然解凍に近い状態で解凍するのがおすすめだ。しかし時間がない場合などは流水による解凍や電子レンジで半解凍してから自然解凍をすることで、短い時間で冷凍した自然薯を解凍することができる。流水での解凍を行う場合は、保存袋のまま水を入れたボウルなどにつけて解凍するようにする。また、電子レンジで半解凍する場合は、解凍しすぎないようにするのがポイントだ。電子レンジで火を通し過ぎてしまうと自然薯のせっかくの風味が半減してしまい、パサパサとした食感になってしまうので気を付けたい。
結論
自然薯は保存方法によって保存期間が違うので、自分の使い方に合った保存方法を選ぶようにしよう。正しい保存方法をすることで、自然薯の風味を損なうことなく美味しく味わうことができる。また、すりおろした状態などで冷凍しておけば、料理に使う際などの時短にも繋がるので、賢く活用していこう。
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