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無添加食品とは?意外と知らない定義とおさえておきたいポイント

無添加食品とは?意外と知らない定義とおさえておきたいポイント

投稿者:ライター 徳田藍子(とくだあいこ)

監修者:管理栄養士 黒沼祐美(くろぬまゆみ)

鉛筆アイコン 2020年8月13日

最近スーパーなどでもよく見かける無添加食品という表示。無添加食品と書いてあると安全安心というイメージが先行するが、実際には無添加食品とはどんな食品のことをいうのだろうか。今回は、知っておきたい無添加食品の定義やポイントを紹介する。

  

1. 無添加食品とは?

最近では健康を考えて、無添加食品を選ぶ人が増えてきている。無添加食品を知る前にまずおさえておきたいのが、食品添加物についてだ。食品添加物とはその名の通り、食品に含まれている添加物のことだ。添加物にはさまざまな種類があるが、添加物はそもそも食品の味や香りをよくし、長期保存を可能にするために使用されている。また、食品添加物を使用することで、短時間で簡単に食品を作れるようにもなっている。この食品添加物は厚生労働省によって安全性などが定められており、その条件をクリアしたもののみ食品に使用が認められている。つまり一定の規定をクリアした添加物なので、決して害があるものではない。
それに対して無添加とは、添加物を使用していない食品につけられている表示なのだ。

2. 無添加食品という表示があれば安全か?

無添加食品という表示があると、安心感がありついつい手が伸びてしまいがちだ。しかし実際には、無添加には定められた規定はなく、それぞれの食品によって定義が異なっている。たとえば、着色料を使用していなければ、保存料を使用していても無添加と表記できるのだ。どこまでを無添加にしているかは、選ぶ食品によって違ってくるのだ。

■どこを注意すればよいのか

では、無添加食品を購入する場合はどこを注意すればよいのだろうか。まず添加物などを一定量使用している場合は、食品に表示する義務がある。そのため、原材料などの表示をチェックしてみるのがいいだろう。さらに無添加食品は保存料を使用してない分、日持ちがしない場合もあるので、購入する際はそのような気になる点をチェックしてみるのもいいだろう。

3. 知っておきたい食品添加物のメリットとデメリット

■食品添加物のメリット

先ほども少し紹介したが、決して食品添加物のすべてが悪いということはなく、食品を作るうえで大事な役目も担っている。たとえば、添加物を加えることで保存期間を長くしたり、食感をよくすしたり、さらには味や香りをよくする効果が期待できる。ほかにも栄養成分をプラスしており、栄養補給の効果が期待できる添加物もある。日本においてはおよそ1,500種類もの食品添加物が認可されており、それぞれの食品に組み合わせられることにより、よりよい食品を消費者の手に届くように開発されているのだ。

■食品添加物デメリット

無添加食品を選ぶうえで、注目されているのが食品添加物のデメリットだ。食品添加物の中には身体への影響が定かではない添加物もあり、それを摂取しないようにするために無添加食品を選ぶ人もいるだろう。たとえば、食品添加物の中にはアレルギー、生活習慣病の要因になることが懸念される品目もある。このようなデメリットが注目されることで、人々の無添加食品への関心が深まっていく要因になっているのだ。

4. 食品添加物をよく理解したうえで無添加食品を選ぼう

無添加食品を選ぶ際は、食品添加物のメリットとデメリットの2つをよく理解したうえで、判断してみてもらいたい。食品添加物のすべてがよくないわけではなく、食品のカビや細菌の繁殖、腐敗を防ぐようにする添加物もあるのだ。逆に無添加であることによって、食品の安全性に不安が生まれることもあるだろう。このように食品添加物のメリットや必要性なども理解したうえで、安全な食品を選ぶように心がけたい。

結論

無添加食品は、とくに定義などが決められているわけではないが、気になる添加物が不使用の食品を選びたい場合にはよいだろう。無添加食品を選ぶにあたって、食品添加物のメリットやデメリットを理解したうえで食品の原材料表示をチェックしてから選ぶようにするのがおすすめだ。
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  • 更新日:

    2020年8月13日

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