1. 春雨の炭水化物は太る原因の1つ
結論からいえば、春雨は食べすぎると太ってしまう。似たような食べものにしらたきがあるが、しらたきはほとんどカロリーのないこんにゃくで作られている。しかし、春雨は豆や芋類のでんぷんを主原料としているため、カロリーや糖質は比較的高くなってしまうのだ。気になる春雨のカロリーは、茹でた状態100gで約80kcalほど。同じく茹でた状態の糖質は100gあたり約20gとやや多め。糖質制限などをしている人は、できるだけ避けたほうがよい食材といえるだろう。とはいえ、脂質などはほとんど含まれていないため、食べすぎなければ大きく気にする必要はない。ごはんや麺類の代わりにたくさん食べるのではなく、副菜として上手く取り入れて満足感をアップさせるのがおすすめだ。
2. ごはんと春雨はどっちが太るの?
春雨は糖質やカロリーが比較的高いと紹介したが、炭水化物の定番ともいえるごはんと比較するとどうなのだろうか。炊いたごはんのカロリーは100gあたり168kcalで、糖質は37.1g含まれている。カロリーも糖質もごはんのほうが2倍ほど多く、春雨のほうが体重制限中に向いているといえる。ただし、ツルっとした食感の春雨はよく噛まずに食べてしまう人も多く、ごはんに比べて満足感が少ない場合もある。同じ量でもしっかり満足できるのであれば春雨のほうがよいが、たくさん食べてしまう人にはあまりおすすめできない。夜ごはんの代わりに春雨を入れたスープを食べるなどすると、無理なくカロリーを抑えられるだろう。
3. 春雨が体重制限中に向いている理由
春雨はカロリーも糖質も決して低くはないが、じつは体重制限食に向いている要素もある。たとえば春雨はGI値と呼ばれる数値が低く、低GI食品の1つとされている。GI値は食べたあとの血糖値のあがり方を示した値で、低GIの食品は血糖値が緩やかに上昇するのが特徴。血糖値の急激な上昇や下降は肥満に繋がるだけでなく、身体にもあまりよくないのだ。また、春雨には豊富なミネラルが含まれている。ミネラルは体重制限をすると不足してしまいがちだが、歯や骨を作る働きがある。糖質が多く含まれているからといって食べたら必ず太るわけではなく、食べる量や食べ方を守れば美味しく栄養を摂取できるのだ。
4. 春雨の太らない食べ方
体重減少目的で春雨を食べるのであれば、野菜や肉などと上手く組み合わせるのがおすすめ。春雨をメインに食べてしまうと、どうしてもたくさん食べてしまって太る原因になるので注意しよう。おすすめは、野菜や肉団子をたっぷり入れた春雨スープ。春雨が少なめでも、野菜や肉団子を入れると十分満足できる。肉団子には軟骨を入れるなどして食感をプラスすると、より食べごたえもアップするだろう。炒めものやサラダとして食べる場合も、基本的にはいろいろな具材を入れて作るのがおすすめ。できるだけ春雨の割合を少なくし、野菜やたんぱく質をたっぷり摂れるように工夫してみよう。豊富なたんぱく質を含む卵を組み合わせたメニューを作るのもよいだろう。
結論
春雨は低カロリーのイメージがとても強いが、じつは意外にもカロリーや糖質が高く太る食材だったとは驚きだ。しかし、食べ方を工夫すれば美味しく低カロリーの料理を作ることもできる。スープや炒めものはアレンジもしやすく、入れる具材や味付けを変えれば飽きずに食べられるだろう。
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