ドライフルーツティーの特徴と作り方を解説！フルーツの栄養を摂取！

最初にドライフルーツティーの特徴を紹介しよう。ドライフルーツティーとは茶葉の代わりにドライフルーツをブレンドしたり、紅茶やお茶にドライフルーツを加えて蒸らしたり、ドライフルーツとハーブをブレンドしたりして作る飲み物だ。温度はホットでもアイスでも好みでOK。

市販のドライフルーツティーの中には、砂糖や香料不使用で身体にやさしい無添加タイプもある。とくにドイツとオーストリアでは冬場のビタミン不足を補おうと、古くから親しまれてきたという。また健康や美容にもよいといわれており、近年日本の女性からも注目されている。夏にダメージを受けがちな肌を癒やしたり、冷房で冷えた身体を温めたり、いろいろなフレーバーの中から、好みを選べるのも魅力といえるだろう。

具体的に市販されているドライフルーツティーのフレーバーを紹介すると、りんご・生姜・ルイボス、みかん・カモミール・レモングラス・ラベンダー・レモンピール、桃・ローズレッド・レモングラス・オレンジピール・オレンジフラワー・リンデンフラワーといった組み合わせがある。ちなみに日本国内のある空港では、特産品のレモンを皮ごと輪切りにし一定の温度で乾燥させたドライレモン入りのドライフルーツティーが販売されている。

次にドライフルーツティーの栄養について紹介しよう。ドライフルーツティーに欠かせないドライフルーツは、アンチエイジングのような美容効果や健康効果が期待できるといわれており、世界中の美に敏感な女性から注目を集めている。栄養価が高く身体を冷やしにくいため、冷えが気になる女性でも安心して食べられるのが人気の理由だろう。

わざわざドライにせずに生のフルーツを食べても栄養を摂取できるはず...と思う人もいるかもしれない。生のフルーツをドライにすると栄養はどう変わるのだろうか。ドライフルーツは水分が蒸発する分、栄養素がギュッと凝縮されるため効率よく栄養を摂取できるのだ。中には太陽の光を浴びて乾燥させると、栄養価がアップするフルーツもあるという。

ただし、すべての栄養素の含有量が生のフルーツより高いというわけではない。フルーツにより異なるが、ポリフェノールやミネラルなどのフィトケミカル、食物繊維は生のフルーツより増えるものが多くある。ちなみにフィトケミカルとは野菜・フルーツ・お茶・ハーブ・豆類・芋類・海藻など、植物性食品の香りや色素、アクのような成分から発見された化学物質で、代表的なものにポリフェノール・硫黄化合物・カロテノイドがある。

ドライフルーツの栄養素や効果をピックアップして紹介すると、海外でミラクルフルーツとして知られるプルーンは鉄分が多く貧血予防に効果が期待できる。ドライフルーツの中でも食物繊維の多い干し柿は、1個で1日に必要な量をほぼ補えるという。パイナップルは美容に嬉しいビタミンC・B1・B6などの成分をはじめ、クエン酸も入っており疲労回復効果が期待できる。さまざまな栄養素を摂取できるドライフルーツを使用したティーを飲んでみたいと思えた人もいるのでは？

次にドライフルーツティーの淹れ方を解説しよう。まずドライフルーツティーを茶葉で淹れる方法だ。紅茶の茶葉とドライフルーツをティーカップに直接入れ、熱湯を注ぎ入れる。あとは5分以上蒸らせばOK。スプーンで軽く混ぜ、好みで砂糖やハチミツを加えると味わいが広がるだろう。美味しく淹れるポイントはカップに茶葉を入れる前、茶葉をよくかき混ぜておくこと。水は十分に沸騰させて注ぐように。

ドライフルーツティーをティーバッグの紅茶で淹れるときは、温めたポットにティーバッグを入れ熱湯を注ぎ2分ほど蒸らす。ティーバッグを取り出しドライフルーツ加え、さらに蒸らせばOK。好みでラム酒を加えても美味しい。

ちなみにドライフルーツティーのみならず、より美味しく紅茶を淹れる方法はポットとカップを湯通しし、あらかじめ温めておくこと。ティーバッグは1袋につきカップ1杯が基本だ。また沸騰直後の熱湯を使用し、しっかりと蒸らすこと。さらにティーバッグはスプーンで押さず軽くふり、静かに取り出すように。

ドライフルーツティーの特徴や栄養、淹れ方を紹介した。ホットで淹れる方法を解説したが、暑い夏はドライフルーツティーを2倍の濃さで作り、氷を入れたグラスに注ぎアイスで飲んでも美味しい。カットして凍らせたフルーツを加えると、より涼し気なドリンクに仕上がるだろう。