1. 鮭をフライパンでふっくらと焼く方法

鮭をフライパンで焼くと「カリカリ」「パサパサ」とした食感になってしまうことが多い。しかし、正しい方法で焼けばふっくらと仕上げることが可能だ。以下のような手順で焼くようにしよう。
- 皮面を下にして置いておく
- 鮭を乗せてから中火をつける
- 3分ほどして身が白っぽくなったら裏返す
- フタをして3分ほど蒸し焼きにする
基本的な鮭の焼き方は上記のとおりである。フライパンで鮭を焼くと身がかたくなってしまう原因には、熱したフライパンに鮭を置いていたり、蒸し焼きをしていなかったりするなどが考えられる。上記の方法であれば、火の通り過ぎを防げるため身が柔らかいままふっくらと仕上げることができる。
2. 鮭をフライパンで上手に焼く三つのポイント

鮭をフライパンで上手に焼くには、使用しているフライパンや鮭の状態・種類に合わせて行うことが必要になる。そこでいくつか鮭を上手に焼くためのポイントを確認しておこう。
ポイント1.フライパンの材質に合わせて焼こう
まずはフライパンの材質を調べよう。一般的にフッ素樹脂加工のフライパンが主流だが、鉄製のフライパンも販売されている。加工されているフライパンなら直接乗せて鮭を焼くことができるが、鉄製の場合は焦げ付いてしまうのを防止するためにフライパン用アルミホイルを使う必要がある。市販のフライパン用アルミホイルには「クックパー(R)フライパン用ホイル」などがある。
ポイント2.基本的に冷凍鮭は解凍してから焼こう
冷凍保存をした生鮭は、冷凍状態のままではフライパンで焼くのには不向きである。一度電子レンジの解凍モードなどを使って解凍しておこう。ただし、塩鮭は冷凍状態のまま調理することが可能だ。冷凍状態の鮭をフライパンに乗せて、そのまま蒸し焼きのようにしよう。
ポイント3.お弁当用の鮭は切ってから焼こう
お弁当用に鮭を焼く場合は、1切れそのまま焼くと大きすぎる。そのため、フライパンで焼く前に適当な大きさに切っておくとよい。火が通る前に切ったほうが切りやすいのでおすすめだ。また、お弁当の場合は調理後すぐ食べるわけではないため、通常よりも30秒程度長めに火を通すようにしよう。
3. 鮭とフライパンを使った料理を五つ紹介!

鮭を使ったフライパン料理(ワンパン料理)には、焼き鮭以外にもさまざまな料理がある。そこでフライパンで作れる鮭の料理を五つ紹介しておこう。
料理1.鮭のムニエル
鮭を使ったフライパン料理の代表といえば「ムニエル」である。下味をつけて水気をきった鮭に小麦粉を薄くまぶしたら、油を引いたフライパンで焼こう。表面にカリっと焦げ目がついたら完成だ。鮭の上にバターや輪切りレモンを乗せると、プロ顔負けのムニエルのように仕上げることができる。
料理2.鮭とトマトのチーズ焼き
油を引いたフライパンでスライスオニオンとキノコ類(しめじなど)を炒める。また、空いたスペースで鮭の切り身を焼いておく。食材に火が通ったら、チーズを乗せてフタをしよう。チーズが溶けたら、上に一口サイズにカットしたトマトを乗せてコショウを振りかけたら出来上がりだ。
料理3.鮭のマヨネーズ&パン粉焼き
アルミホイルなどの上に生鮭をのせてマヨネーズを塗る。別のトレイにパセリを混ぜたパン粉を用意しておき、鮭の両面にパン粉をまぶしておこう。それからオリーブオイルを引いたフライパンで、鮭の両面を焼いていく。焼きあがったらお皿に盛り付け、好みの野菜を付け合わせたら完成となる。
料理4.鮭のちゃんちゃん焼き
北海道名物のちゃんちゃん焼きも、鮭のワンパン料理として有名だ。一度バターを溶かしたフライパンで下味を付けた鮭を焼いて取り出す。キャベツ・玉ねぎ・ニンジン・しめじを炒めてから、鮭を上に乗せる。そこへ味噌・砂糖・酒・マヨネーズで作った調味料を加え、10分程度蒸したら完成である。
料理5.鮭の焼き浸し
焼き鮭を漬けダレに漬け込んで作る、鮭の焼き浸しも非常に美味しい。フライパンで一口に切った生鮭・パプリカ・玉ねぎ・アスパラガスを炒める。それからアツアツのうちに甘酢・だし汁・醤油などで作った漬けダレに5~10分程度浸しておく。適度に染み込ませたら焼き浸しの完成となる。
結論
鮭をフライパンで上手に焼けるようになれば、グリルを使わないため洗い物を減らすこともできる。しかもフライパンでさまざまな鮭料理を作ることができるので、料理のレパートリーを増やすこともできるだろう。冷凍鮭を使う場合は生鮭か塩鮭かを見極めて、上手に美味しく調理するとよいだろう。
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