1. たたみいわしとは
たたみいわしとは、いわしの稚魚であるしらすを天日干ししてから、板状に薄く伸ばして加工したものだ。たたみいわしの場合は、2種類の作り方があり、生のしらすをそのまま天日干しにするタイプとしらすを茹でてから天日干しをして作られるタイプがある。どちらも神奈川県の特産品として人気のお土産だ。神奈川県の中でもとくにたたみいわしが有名な地域は、鎌倉市材木座海岸から藤沢市の片瀬漁港となっている。
なぜたたみいわしと呼ばれる?
たたみいわしの名前の由来は、見ためからの説と製造方法からの説がある。見ためはその名の通り、仕上がった見ためが畳の模様によく似ていたからだ。さらに製造方法からの説は、その昔、畳の原料である井草の上にイワシを並べて干していたことからその名が付けられたといわれている。
2. たたみいわしはどうやって食べる?
そのまま食べる
たたみいわしはそのまま食べることも可能だ。そのまま手でちぎって口に入れれば磯の香りと香ばしさが口の中に広がり最高のおやつやつまみになる。
炙る
たたみいわしの人気の食べ方といえば、シンプルに炙る食べ方だ。たたみいわしは軽く火で炙ることで香ばしさが加わって、より磯の香りやイワシの食感が楽しめるようになるのだ。炙ってから醤油や唐辛子、マヨネーズなど好みの調味料をつけて食べるのも美味だ。
3. たたみいわしを使ったアレンジレシピ
たたみいわしの梅クリームチーズ
たたみいわしはクリームチーズと合わせることで、オシャレなつまみに大変身する。作り方は、たたみいわしをフライパンで軽く焼いておく。クリームチーズは室温で柔らかくしておき、梅肉と混ぜておく。クリームチーズが硬い場合は、電子レンジで10秒ほど加熱するといいだろう。あとは梅クリームチーズにたたみいわしを混ぜ、残ったたたみいわしは器に盛り付けてから上にのせると2つのたたみいわしの食感が楽しめるのでおすすめだ。たたみいわしの食感や塩気が梅肉を混ぜたクリームチーズによく合い、ワインが飲みたくなるようなオシャレなつまみになる。
ふりかけ
たたみいわしを細かく刻んで、ふりかけにするのもおすすめだ。細かく刻んだたたみいわしをフライパンで軽く炒ってからごはんにのせて食べるのだ。細かくして炒ってふりかけにしたたたみいわしは、おにぎりの具材にも使うことができる。おにぎりに入れる場合は、おかかや醤油で味付けをすると、より食がすすむおにぎりになるだろう。栄養満点なたたみいわしをふりかけにすることで、手軽にカルシウムを摂取できるので、おすすめだ。
たたみいわしのチーズせんべい
たたみいわしにスライスチーズをのせて焼くと手軽にチーズせんべいを作ることができる。作り方はたたみいわしの上にスライスチーズと七味唐辛子をのせ、さらに上からたたみいわしをのせてサンドしてからフライパンで軽く焼くだけだ。食べる際は食べやすい大きさに切り、好みでマヨネーズをつけるといいだろう。香ばしいたたみいわしにチーズがとろけて最高のおやつやつまみになるのだ。どんな酒にもよく合うので、ちょっとしたつまみとして作ってみてはいかがだろうか。
結論
たたみいわしはいわしの稚魚であるしらすを干してせんべいのようにしたものだが、そのまま食べたり炙ったりすることで、よりしらすの風味を味わえ、さらにカルシウムなどの栄養も豊富で人気だ。そのままでも美味しいたたみいわしだが、アレンジを加えることでオシャレなつまみにも大変身するので、さまざまな食べ方でたたみいわしを楽しんでみてもらいたい。
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