1. ちりめんじゃこの名前の由来とは

ちりめんじゃこは、なぜちりめんじゃこと呼ばれるようになったのだろうか。じゃことは、小さな魚という意味をもつ。ちりめんとは、もともと絹織物の表面に細かいしわをつけたもののことを指し、いわしなどの稚魚を大量に広げて干している姿が、まるで縮れたちりめんのように見えるということから、ちりめんじゃこと呼ばれるようになったのだ。
2. 基本のちりめんじゃこの佃煮の作り方

■下準備
ちりめんじゃこの佃煮を作るにはまず、ちりめんじゃこを用意する必要がある。食感を残すためにも少し大きめのちりめんじゃこだと、なおよいだろう。鍋に濃口醤油とみりん、砂糖、酒を入れておく。
■作り方
調味料を入れた鍋を火にかけて、調味料が溶けたらちりめんじゃこを加えて炊きあげていく。その際アクが出てきたら軽くすくいあげるといいだろう。鍋の中が沸騰するとだんだん泡が大きくなり、煮汁が少なくなってくるので、弱火で焦げ付かないように注意しながら煮詰めていき、煮汁がほとんどなくなったら完成だ。
3. ちりめんじゃこの佃煮の保存期間

手作りのちりめんじゃこの佃煮はどのくらい保存できるのか気になると思うが、保存容器に入れて冷蔵庫に入れておくことで、だいたい2~3週間の保存が可能だ。さらに冷凍保存も可能なので、多めに作った場合などは冷凍しておくのもおすすめだ。ちりめんじゃこの佃煮は、作り置きメニューとしてもピッタリなので、たくさん作って冷蔵庫などで保存しておくのがおすすめだ。また、味がしっかりしているので料理の味付けとしても使用でき、いろいろなアレンジ料理に活用できるだろう。
4. ちりめんじゃこの佃煮をアレンジしよう

■山椒とちりめんじゃこの佃煮
ちりめんじゃこの佃煮に山椒を加えることで、山椒の香りが楽しめる大人の佃煮が完成する。作り方は、フライパンでしらすをカリカリになるまで炒めて、料理酒と醤油、みりん、粉山椒を加えて汁気がなくなるまで煮詰めたら完成だ。粉山椒を加えるだけで風味がよりよくなるので、おすすめのアレンジ方法だ。
■じゃこと切り昆布の佃煮風
ちりめんじゃこと切り昆布を合わせて佃煮にすることで、カルシウムをはじめとするミネラルに加え、食物繊維も摂取できる栄養満点の佃煮が完成する。作り方は、切り昆布を水で戻して食べやすい大きさにカットする。昆布の戻し汁を火にかけて煮立ったら、ちりめんじゃこと切り昆布、醤油、みりん、料理酒、砂糖を加えて汁気がなくなるまで煮詰めたら完成だ。昆布の食感がちりめんじゃこと合わさって食べごたえのある佃煮になる。
■ピーマンとちりめんじゃこの佃煮
ちりめんじゃことピーマンを佃煮にすることで、ピーマンが苦手な人でも食べやすく甘辛で食欲をそそる一品になる。作り方はピーマンを細切りにしておき、熱したフライパンでちりめんじゃこを乾煎りし、ごま油を入れてピーマンを加えさらに炒める。全体に油が回ったら水、酒、砂糖、顆粒和風出汁を加えてさらに炒める。最後に醤油とかつお節を加えて味を調えたら完成だ。ごはんにのせたり、そのままおかずやつまみとして味わうこともできる、ピーマンを大量消費できるおすすめレシピでもある。
結論
ちりめんじゃこの佃煮は、簡単に作れて食欲をそそるので、作り置きしておきたいレシピの1つだ。ごはんにのせたり、酒のあてとしても楽しめるのもうれしい。さらにほかの食材と合わせることで、アレンジした佃煮にすることもできるので、ぜひ自分好みのちりめんじゃこの佃煮を自宅で作ってみてもらいたい。
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