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通商410周年!野菜に隠されたオランダと日本の関係を紹介

通商410周年!野菜に隠されたオランダと日本の関係を紹介

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2020年9月21日

日本史の教科書のなかでもいち早く登場する外国、オランダ。日本がオランダから学んだ技術や学問は、多岐にわたっている。そのなかには、野菜というキーワードもある。なんと和名にオランダとつく野菜が多く存在するのだ。今回はその真相を徹底リサーチしていこう。

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1. オランダと日本

オランダ王国は、人口が1,600万人、国土は九州と同じくらい。ヨーロッパの中でも比較的小さな国である。そんなオランダと日本は、非常に古くから関係がある。オランダ船が銀や金、スパイスなどを求めて、日本に漂着したのは1600年。江戸幕府の初代将軍徳川家康は、その漂着船に興味を示し、少数の生存者たちを呼び寄せ、西洋の文化をそこから学ぶこととなる。

朱印船貿易

それまで日本と交易をおこなっていたのは、おもにポルトガル。これに対抗する勢力として、家康は漂着船に乗船していたオランダを選び、1609年には日本との貿易を許可する朱印を与え、平戸にオランダ商館を設立した。1637年の乱を機に政府は鎖国に踏みきるが、プロテスタント系のオランダ人は布教が眼中にないと判断し、唯一の貿易国としてその後も長らく交流が続く。

オランダに学んだこと

オランダ人から、日本はさまざまなものを学ぶこととなる。オランダ語の書物を使い、西洋の学術や文化を学ぶことは蘭学と名付けられ、江戸時代中期以降、多くの人がその学びを深めた。高い水工技術を持っていたオランダに学び、堤防建設をはじめとするインフラ整備や蘭方医学と呼ばれた医学の影響も非常に大きかったことが知られている。また、いまでも使われている言葉の語源がオランダ語というケースも多い。ビールやランドセル、おてんばなどがその一例だ。

2. 和名がオランダ〇〇の野菜たち

オランダと日本が交易をすることにより、多くのオランダ人が日本に住まうことになる。そこで在日オランダ人たちは、自国で栽培されていた野菜の種や苗を持ち込み、広く生育をし、祖国の味を楽しんだ。和名にオランダがつく野菜が多く存在するのは、こういった経緯からだ。

オランダ〇〇

オランダキジカクシは、アスパラガスのこと。オランダミツバはセロリ、オランダゼリはパセリ、オランダガラシはクレソン、オランダナはキャベツ、オランダイチゴはイチゴである。これらの野菜の多くは、江戸時代以降にオランダ人によって持ち込まれた可能性が高く、いまでも日本で広く親しまれている。

3. 農業先進国オランダと野菜

世界にはアメリカやブラジルのように大規模農業で成功を収める国がある一方、非常に小さな国土でありながら成功者になった国もある。それがオランダだ。狭い国土でありながら、競争力は随一。世界有数の農業輸出国なのである。オランダは決して農業向きの土地柄とはいえない。その弱点を逆手に取り、最新の情報通信技術や環境制御技術などのスマートアグリを導入して、より効率的な農業を行うことで、高い農作物輸出額を叩き出すことに成功したのだ。

集中した研究開発

オランダ中東部に産業集積地を構え、官民一体となって、農業ビジネスに向けた研究開発を行っている。種の育成や種苗、作付けはもちろん、加工から販売までの一連の流れをフードバリューチェーンとして構築。そのなかでも、オランダでは、付加価値の高い作物を集中的に作付けしている。トマト、パプリカ、キュウリがメインどころで、研究を集中的に行うことで、収穫率をあげることにも成功しているそうだ。

結論

オランダは、日本と長いおつきあいのある国。なんとその歴史は400年を超える。その中で多くの文化、学問、技術が日本に伝来した。いまでは非常にポピュラーなキャベツやアスパラガス、パセリなど、多くの野菜の和名にオランダという文言が入っていることからもその関係性の深さが伺える。これを機に野菜の和名について調べてみるのもいいかもしれない。
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