きな粉とホットケーキミックスで簡単に作れる和スイーツを紹介！

きな粉は和菓子で使われることの多い食材だが、洋菓子の材料にきな粉を加えた和洋折衷スイーツなどもあり、和菓子に限らずさまざまなお菓子で活躍する。まずはきな粉とホットケーキミックスを使ったきな粉ケーキについて紹介する。

ケーキといえば甘い印象が強いが、きな粉をメインにすることであっさりとした和風ケーキになる。作り方は普通のケーキ作りとあまり変わらない。きな粉とホットケーキミックス以外の材料は好みでいいが、より和風テイストにしたいならば牛乳の代わりに豆乳を使うのがおすすめだ。豆乳は牛乳よりもあっさりとしているためきな粉の風味を損なわない。また、ホットケーキミックスだけでも十分に甘みを感じることができるのだが、もし甘みを足したいならぜひはちみつを使ってほしい。はちみつの甘みは砂糖よりも優しいため、きな粉との相性はバツグンだ。きな粉ケーキの作り方は簡単で、ホットケーキミックスにきな粉、豆乳、卵、はちみつなどの食材を混ぜ合わせて焼くだけだ。ちなみに、きな粉ケーキをふわふわにしたい場合は卵を卵黄と卵白に分け、卵白をメレンゲにしてから混ぜ合わせるとよい。また、アクセントとしてドライフルーツやナッツを加えるとあっさりとしたきな粉ケーキでも飽きずに食べることができる。

ホットケーキミックスで作るお菓子として人気なのがクッキーだ。クッキーはプレゼントとして送ることも多いが、チョコなどの定番の味だとかぶってしまうこともあるだろう。しかしきな粉味のクッキーであればかぶることも少なく、きな粉の香ばしさとクッキーのサクサクした食感の組み合わせは食べたらハマってしまうこと間違いなしだ。また、ホットケーキミックスで作れば少ない材料で簡単にクッキーを作ることができる。ここではきな粉とホットケーキミックス、砂糖、塩、サラダ油でできるきな粉クッキーの作り方を紹介する。卵や牛乳アレルギーの人でも食べることができるクッキーだ。

まずサラダ油と砂糖をしっかりと混ぜ合わせる。そこにきな粉とホットケーキミックス、塩を加えてひと塊になるまで混ぜる。まとまったら、3～5mの厚さに伸ばして型抜きする。型がない場合は棒状に切ってスティッククッキーにしてもよい。180℃に予熱しておいたオーブンに入れて焼けばきな粉クッキーの完成だ。ちなみにクッキーに入れる砂糖を黒砂糖や黒蜜に変えることでより和スイーツの味わいに近付く。きな粉クッキーに和食材を入れてアレンジするのも楽しい。

スイーツでありながら食べごたえたっぷりのマフィンは、ちょっと小腹が空いたときに重宝する。また少し小さめにミニマフィンとして作ればクッキーと同様にプレゼントとしても最適だ。しかし、きな粉味のマフィンはあまりなじみがないため、どのような味になるか想像できないかもしれない。マフィンといえばプレーンやチョコが一般的だが、きな粉を入れると食べたときに香ばしいきな粉の香りが口いっぱいに広がる。砂糖の量によって調整すれば、甘いのが苦手な人にもおすすめだ。マフィンといえばきれいに膨らませるのが難しいが、ホットケーキミックスを使えばきれいに膨らむため失敗する可能性が低い。

用意する材料に決まりはないのだが、マフィン作りではバターが欠かせない。バターを加えることでしっとりとしたマフィンができあがる。きな粉を入れるときでもバターを入れるようにしよう。ホットケーキミックスにきな粉と溶かしバター、卵、牛乳、砂糖を入れて混ぜ合わせ、マフィンカップに流し入れる。ちなみに溶かしバターにしてすべて混ぜ合わせるほうが簡単に作れるが、最初に固形バターと砂糖を白っぽくなるまで混ぜ合わせておくとより本格的な味わいのマフィンが楽しめる。170～180℃に予熱しておいたオーブンで焼けばきな粉味のマフィンは完成だ。必ず竹串などを刺して中が生焼けになっていないか確認しよう。

きな粉とホットケーキミックスがあればさまざまな和スイーツに挑戦することができる。ケーキやクッキーなどいつも食べているお菓子もきな粉の香ばしさが加わればまったく異なるお菓子として楽しめる。きな粉を使うときは、牛乳や砂糖を豆乳や黒砂糖に置き換えることでより和スイーツらしくなる。ぜひ家でも楽しく和スイーツ作りをしよう。