電子レンジで簡単に作れるマシュマロスイーツの作り方を紹介！

海外ドラマなどでマシュマロを焚火で炙っている場面を見て、焼きマシュマロに挑戦したくなったことはないだろうか。日常生活で焚火をすることはなかなかできないが、オーブントースターを使えば家でも焼きマシュマロを作ることができる。オーブントースターは食品の外側から熱を加えるため、火で炙ったようにマシュマロの表面を焼くことができる。一方、電子レンジはマイクロ波を利用して食品内部から温めるため表面だけをこんがりと焼くのには適していない。そのため、焼きマシュマロを作るという点では電子レンジはあまりおすすめできない。

しかし電子レンジはマシュマロをさまざまなスイーツに変身させる時に重宝する。マシュマロを違うスイーツに変身させるためにはマシュマロを溶かす必要があるのだが、電子レンジを使用すれば鍋を使うより簡単かつ短時間でこの作業ができる。電子レンジは焼きマシュマロ作りには適していないが、マシュマロを活用したスイーツ作りでは欠かせない調理器具といっても過言ではない。

電子レンジで作れるマシュマロスイーツで最初におすすめしたいのがマシュマロクッキーだ。クッキーというと小麦粉や卵、砂糖、牛乳などいろいろな材料を用意したうえに正確に計量し、生地を作り焼かなくてはならないため手間がかかるイメージがあるかもしれない。しかし、マシュマロクッキーはこれらのほとんどの工程を省くことができる。なぜならクッキー生地をマシュマロで代用するからだ。

用意する材料はマシュマロとトッピング用のナッツやドライフルーツのみだ。ナッツやドライフルーツは味や食感がアクセントとなるため使うことをおすすめするが、なくても構わない。マシュマロは半分の大きさにカットし、クッキングシートの上に間隔をあけて並べたて電子レンジで1分ほど加熱する。加熱直後のまだ柔らかいときに、ナッツやドライフルーツをマシュマロに押し込むようにのせてトッピングする。加熱した直後は柔らかいが、冷めていくうちにサクサク食感に変化していく。そのためマシュマロクッキーはできたてを食べるのではなく、冷めてから食べるようにしよう。普通のクッキーよりも軽い食感で、ほんのりとした優しい甘さを楽しめる。また、加熱時間が短いためマシュマロの白色がそのまま残っている。白いクッキーは珍しいためプレゼントしたら注目されること間違いなしだ。

マシュマロを加熱して使用すれば、ムースやババロアなどのスイーツも簡単にできる。じつはマシュマロにはムースやババロア作りに使われるゼラチンが含まれており、マシュマロを溶かすことでゼラチン代わりに使えるのだ。このマシュマロを溶かす作業には、電子レンジを使うと便利だ。その理由のひとつは手軽であるということだ。ボウルにマシュマロと牛乳を入れてスイッチを押せば、あとは放っておくだけで加熱が終わる。２つ目は加熱時間が短く済むことだ。鍋だと一度に全体に火を通すことができないため時間がかかってしまうのだが、電子レンジは食品内部から温めるため全体に火が通るのが早い。

ムースもババロアも基本的には作り方は同じだ。マシュマロと牛乳をボウルに入れ、ラップをしたら電子レンジで加熱する。電子レンジから取り出したら全体をかき混ぜて、カップに流し入れ、冷蔵庫で冷やして固まれば完成だ。ちなみに、かき混ぜる際にチョコを入れればチョコムースまたはチョコババロアになる。マシュマロが余ってしまったときに作ってみてはどうだろうか。

マシュマロを電子レンジで温めると全く違うスイーツに変身する。マシュマロをそのまま焼けば軽い食感が特徴的なマシュマロクッキーに、牛乳と一緒に温めて冷やせばふわっとした食感のムースやババロアになる。どちらもマシュマロで作ったとは思えないスイーツだが電子レンジを使えば簡単に作ることができる。上手に電子レンジを活用してマシュマロスイーツを楽しもう。