1. キウイには旬があるのか

スーパーでは比較的安定した値段で1年中目にするキウイ。最近は、日よけのためにキウイの木を植える家庭も増えてきている。キウイの実は虫がつきにくいというメリットがあり、素人でも栽培しやすい果物として知られている。そのキウイの旬や選び方のコツを見てみよう。
豊穣の秋に登場するキウイ
キウイの旬というのはあまり意識されないが、国産のキウイが増えたいまは旬を知るのも美味しいキウイを選ぶ条件となる。キウイは、11月上旬に収穫が多い秋の果物である。そのため、実りの秋のひとつとしてキウイを楽しむことができる。
美味しいキウイの選び方
キウイに虫がつきにくい要因の一つに、熟す前に収穫してしまうこともある。キウイは、収穫後にも追熟する性質を有しているため、農家にとってもありがたい果物なのである。キウイを選ぶ際には、皮にキズがなく実に傷みがないことを確認してから買うようにしよう。また、キウイの完熟度を測るには、胴体部分ではなくへたの部分に触れて少しやわらかくなっているのが目途となる。キウイの甘さは、中心の白い部分に集中しているため、へたの部分でこれが感知できるためである。胴体部分は、購入時に多少固くてもその後追熟していくので問題ない。
2. キウイのさまざまな切り方

いざキウイを食べる段になったら、どのような切り方をするだろうか。半分に切って、スプーンで果肉を救い出す方法もあれば、小さめに切ってヨーグルトなどと食べる方法もある。また、ナイフや包丁を使用しなくても皮を除去できる方法もある。キウイのさまざまな切り方を見てみよう。
熟しすぎた時は半分に切る
キウイが熟しすぎて柔らかくなってしまった時は、半分に切って使うのが望ましい。スプーンで果肉を取り出してそのまま食べたり、スムージーやジャムの材料にしたりできる。
基本的な切り方は
キウイは、へたの部分が固めのことが多いのでへたはナイフで切り落として問題ない。そして、丸みに添うように縦に皮をむいていく。その後、輪切りにしていくと断面図もキレイなキウイとなる。また、フルーツ用のピックなどで食べる際にはくし切りにするとよい。キウイは空気に触れると酸化し、味がまろやかになる性質も有しているのもありがたい。また、スイーツのデコレーションにする場合には、ジグザクに切ったり花の形に切ったりする方法もある。
コップを使って皮をむく方法
キウイの皮は、ガラスのコップを使って除去できることをご存じだろうか。まず、キウイを縦半分に切る。2等分した1つを手に持ち、コップのへりにキウイの皮と果肉の境目になる部分を当てて、一気に下におろすのである。こうすると、するっと皮がむける。アボカドでも可能なこの皮むき方法、おやつの前に子どもと試すのも楽しいかもしれない。
カットしたキウイの保存方法
こうしてカットしたキウイは、ラップにくるんで冷凍ができる。しかし、解凍後の食感はイマイチなので、冷凍したキウイはスムージーやヨーグルトのトッピング、ディップなどに使用するのが好ましい。
3. キウイの食べ方応用方法

美容に敏感な人にも人気のキウイは、老若男女が摂取すべき栄養を多く含んでいる。そのため、食後やおやつとして生で食べるだけではなく、さまざまな形で食べる機会を増やしたいものだ。ほかの果物と一緒にフルーツポンチにしたり、ジャムにする方法、最近はやりのフルーツサンド、スムージーなどの飲み物にする方法、サラダに加えたりチーズとともに食べる方法もある。アボカドやナッツ類とともにサラダにすれば、ヘルシーな一皿となる。そのほか、ディップにしたりソースにしたり、フルーツという概念を超えて料理にも活用できるのである。もちろん、ケーキなどのお菓子にも活用できるほか、ヨーグルトと食べるフルーツとしても毎日食べて飽きない果物といえるだろう。
結論
近年はすっかり日本にも定着したフルーツのひとつ、キウイ。家庭でも簡単に栽培できるうえ、スーパーでも安定した価格で購入可能な便利なフルーツである。新鮮なキウイを入手したら、食べ方に合わせてキレイに切る方法がいくつかある。どのくらい熟しているかによって、切り方や食べ方を変えて無駄なく味わいたいものである。
この記事もCheck!