1. なめこの美味しい食べ方

なめこといえば、独特のぬめりが特徴的なきのこの一種だ。なめこを料理に使う際は、そのぬめりを活かした調理法を用いるのがおすすめだ。なめこの定番の味わい方といえば味噌汁だが、ほかにも和え物にしたり、そばのトッピングにしたり、炊き込みごはんの具材としても使うことができる。どの料理になめこを使う場合も、重要なポイントとなるのが茹で時間だ。茹で時間を間違えてしまうと、せっかくのなめこの独特な食感を活かすことができないからだ。今回は、そんななめこの下処理などの茹で時間を含めた美味しい食べ方について見ていこう。
2. なめこを下処理してみよう

なめこは洗うのか?
なめこを料理に使う前に、下処理として洗うべきかどうか迷う人もいるだろう。実際、しいたけやしめじなどのキノコ類は洗わずに表面についた汚れを拭き取るのが基本的な下処理方法だ。しかしなめが株付きの場合は、石づきが根元に残ってしまいがちなので洗ってから料理に使用するのがおすすめだ。また、調理前に洗う際も洗いすぎには注意が必要だ。洗いすぎてしまうとせっかくのなめこのぬめりや旨み成分が逃げてしまうので、さっと洗うのを心がけよう。
なめこを茹でる下処理方法
なめこを和え物などに使用する場合は、事前に茹でて下処理するのがおすすめだ。その場合は沸騰した湯になめこを入れてさっと湯通しし、ザルにあげてしっかり湯きりをするのだ。この茹でる下処理方法の場合も、茹で時間は短時間に済ませるのがポイントだ。茹ですぎてしまうとなめこの旨み成分などが湯に溶けだし、なめこの美味しさが半減してしまう。
3. 定番のなめこの味噌汁と茹で時間

なめこの定番の味わい方といえば、味噌汁だ。なめこの味噌汁を作る際は、まずなめこの石づきを切り落としてから軽く水洗いをする。出汁を煮立てた鍋になめこを加えて、ひと煮立ちさせる。この際も茹で時間は短時間にしておこう。長く茹ですぎてしまうとなめこの風味が落ちてしまうので注意が必要だ。ひと煮立ちさせたらアクを取り、わかめや豆腐、ネギなどの具材を加え、味噌を溶かせば完成だ。
美味しいなめこの味噌汁を作るポイント
美味しいなめこの味噌汁を作るポイントは、何といってもなめこの茹で時間だ。なめこを出汁に加え煮立ったら、ほんの数秒ですぐ火を止めるのがポイントだ。ここで長時間なめこを加熱してしまうと、なめこのぬめりや風味を損なってしまうので、注意しよう。
4. 料理別!なめこの茹で時間を見てみよう

ほうれん草となめこのおろし和え
なめこは和え物にすることで、ぬめりのあるトロっとした食感を楽しむことができる。作り方は、塩を入れた熱湯でほうれん草をさっと茹で、冷水にとり、水気を絞って食べやすい大きさにカットする。なめこも熱湯でさっと湯がいて冷水にとって水気をきる。この際もなめこを短時間でさっと茹でるのがポイントだ。大根をおろし、汁気を軽く絞っておく。ボウルにほうれん草となめこ、大根おろしを入れ、めんつゆを加えて和えたら完成だ。あっさりとした味わいなので、副菜やつまみとして活躍してくれるだろう。
なめことろろそば
なめこはとろろそばのトッピングとしても人気だ。とろろそばになめこをトッピングする場合は、鍋に出汁と酒、みりん、薄口しょう油を入れて火にかけ、煮立ったところに水洗いしたなめこを加え、弱火で5分ほど煮る。あとは、茹でたそばととろろを加えたら完成だ。なめこの食感が残るように茹でると、よりそばとの相性がよくなるだろう。
結論
なめこはぬめりのある食感や風味を逃さないためにも、茹ですぎないことが大切だ。茹ですぎることで、せっかくのなめこのよさが半減してしまうからだ。なめこをさまざまな料理に使う際も、茹で時間に注意し、ほかの食材と組み合わせることでなめこの美味しさをを最大限に引き出せるだろう。
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