1. 焼き芋をトースターで作るために必要なものは?

焼き芋作りと聞くと、新聞紙やアルミホイルでサツマイモを包むシーンを思い浮かべるだろう。しかし焼き芋の作り方によって必要なものは異なる。では、トースターで作る場合はどうかというと、必ずしも用意しなければいけないものはない。つまり、サツマイモさえあればトースターで焼き芋が作れるというわけだ。電子レンジやフライパンで作る場合はサツマイモをアルミホイルやラップ、新聞紙などで包まなければならないため、その点手軽に作れるというのがトースターで焼き芋を作る大きなメリットだ。
ただし場合によっては、トースターで作るときでもアルミホイルが必要なことがある。たとえばサツマイモが大きい場合、中まで火を通すには加熱時間が長くなる。直接サツマイモに火が当たっているわけではないが加熱時間が長くなると、どうしてもサツマイモの表面は焦げやすくなる。そんなときはアルミホイルでサツマイモを包むことで、加熱時間が長くなっても表面は焦げにくくなる。また、濡らした新聞紙などを巻いてからアルミホイルで包むと、蒸し焼きの効果も期待できる。アルミホイルで包むだけでも蒸し焼きに近い状況となるため、しっとりさせることができるだろう。
2. 焼き芋をトースターで作ってみる

トースターで焼き芋を作るときに注意してほしいのがサツマイモの大きさだ。できれば焼き芋は1本まるごとの状態で作ってほしいので、サツマイモを購入する際はトースターの大きさも考慮しておこう。買ってきたサツマイモは水洗いし、そのまま焼く場合はトースターの天板に置いて焼く。アルミホイルで包む場合は濡れた状態のサツマイモを隙間なくしっかりと包もう。
サツマイモは時間をかけて加熱することで甘みが増す。もともとサツマイモは火が通りにくいため加熱時間は長くなりがちなのだが、加熱するほど甘みが増していくため焦らずじっくりと加熱するようにしよう。サツマイモをトースターに入れたらまずは15~20分でセットしよう。サツマイモの大きさによって加熱時間は多少前後するため、大きいサツマイモの場合はもう少し長めにセットしても構わない。15~20分経ったら、サツマイモをひっくり返して再度15~20分加熱する。トースターは熱源が1つしかないため、満遍なく温めるためにはサツマイモをひっくり返す必要がある。2回目の加熱が終わったら中まで火が通っているか竹串を刺して確認し、もし竹串がうまく刺さらない場合は再びトースターに入れて加熱しよう。アルミホイルにサツマイモを包んでいない場合は再加熱中に焦げてしまう可能性もあるため、不安であればアルミホイルで包もう。
3. 短時間で焼き芋を作る方法は?

トースターで焼き芋を作る場合はひっくり返すといった作業も含めて30分以上かかってしまう。大きいサツマイモの場合は中心まで火が通るのにさらに時間がかかるため場合によっては1時間近くかかることもある。トースターに入れればあとは焼けるのを待つだけなので手間はあまりかからないのだが、早く焼き芋を食べたいときにはこの時間はもどかしく感じるだろう。そこでおすすめしたいのが、電子レンジとトースターの併用だ。
電子レンジの最大のメリットは、ひっくり返さなくても満遍なく火が通るということだ。なので、まず電子レンジでサツマイモに火を通して、最後にトースターで仕上げれば、短時間で本格的な焼き芋を作ることができる。まずサツマイモを濡らしたキッチンペーパーとラップで包み、竹串が刺さるまで200Wで10分ほど加熱する。キッチンペーパーとラップを外したらアルミホイルでサツマイモを包み、トースターで5分ほど加熱する。途中で包み直す手間はあるが、大体20分ほどで焼き芋を作ることができるため、短時間で作りたいときには試してみてほしい。
また、焼き芋専用の黒いアルミホイルというものが販売されており、これを使用するとトースターだけの加熱でも20分ほどでサツマイモが柔らかくなる。何度も焼き芋を作る機会があるならば購入して試してみてもよいだろう。
結論
焼き芋をトースターで作るときには必ずしもアルミホイルで包む必要はないが、焦げるのが心配なときやしっとりと仕上げたいときにはアルミホイルを活用しよう。また、トースターで焼き芋を作るときは、必ず途中でひっくり返さなければいけない。焦らずじっくり加熱し、素朴な甘さが美味しい焼き芋を堪能してほしい。
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