1. 焼き芋をスイーツにアレンジ

焼き芋と一口にいってもサツマイモの品種によって甘さや食感は大きく異なる。もし購入した焼き芋に蜜がたっぷり詰まっていたなら、スイーツにアレンジしてみよう。生のサツマイモからスイーツを作る場合は一度蒸かす必要があるが、焼き芋を使えばその手間が省け時短にもなる。
まず紹介するアレンジはサツマイモスイーツの定番、スイートポテトだ。自由に成型することができるため、子どもと一緒に作るのもおすすめだ。焼き芋がまるごと1本残っている場合は縦半分に切り、中身をスプーンでくり抜きボウルに入れる。皮の部分を入れると色が汚くなってしまうのでなるべく入れないようにしよう。そこに生クリームまたは牛乳、バター、砂糖などを加えて焼き芋を潰しつつ混ぜ合わせる。しっかりと潰したほうが滑らかな食感になり口当たりがよくなる。好きな形に成型後、トースターで表面をこんがりと焼けば完成だ。ちなみに、表面に卵黄を塗ってから焼くとツヤが出て美味しそうな見ために仕上がる。
ほかにも、焼き芋を皮がついたまま乱切りにして甘辛いタレを絡めれば大学芋になる。大学芋はサツマイモを素揚げすることが多いのだが、焼き芋を使う場合は素揚げする必要はない。ただし、カリッとした食感にしたい場合は素揚げしてもよいだろう。また、くり抜いた焼き芋に生クリームや卵、砂糖を加えてミキサーにかけたものを蒸せば焼き芋プリンを作ることもできる。
2. 焼き芋をおかずにアレンジ

焼き芋のアレンジというとスイーツばかり思い浮かべてしまうかもしれないが、おかずにアレンジすることもできる。サツマイモは火が通りにくい食品であるため、おかずにするとなると煮物に偏りがちになってしまうだろう。しかし焼き芋を使えばすでに火が通っているので炒め物や焼き物などにも利用でき、サツマイモ料理のバリエーションが増える。焼き芋を上手に活用して美味しいサツマイモ料理を食卓に並べよう。
簡単に作れる焼き芋のアレンジ料理としておすすめなのは、豚肉と焼き芋の炒め物だ。焼き芋が加わることでボリュームが増し、食べごたえのあるメイン料理になる。焼き芋の甘さが気になる場合は、シンプルに砂糖と醤油で味付けした甘辛炒めなら違和感なく食べることができる。また、七味を加えてピリ辛に仕上げると辛さと甘さの絶妙なバランスを楽しむことができる。豚肉の代わりに鶏肉を使う場合は焼き芋と同じくらいの大きさに切ると統一感が出る。
もう1つおすすめしたいのが焼き芋を使ったグラタンだ。焼き芋を使えばホワイトソースが必要ないため簡単に作ることができる。ここではカレー味のグラタンを紹介する。焼き芋のほかに必要な材料はツナと玉ねぎ、牛乳、コンソメ、カレー粉、チーズだ。焼き芋は中身をくり抜き、粗く潰しておく。玉ねぎとツナを炒め、そこに焼き芋と牛乳、コンソメ、カレー粉を加える。全体が混ざり合ったらグラタン皿に移し入れ、チーズをのせトースターで焼く。チーズがこんがりと焼けたら焼き芋グラタンの完成だ。コンソメ、カレー粉の代わりに味噌を使えば和風グラタンにすることもできる。
3. 焼き芋をスープにアレンジ

焼き芋をアレンジしてスープを作るのもおすすめだ。サツマイモの優しい甘さはスープと相性バツグンで、焼き芋が余っているならば作ってみて損はない。今回は焼き芋で作るポタージュスープを紹介する。滑らかなポタージュスープを作るにはミキサーやブレンダーが必要だ。
焼き芋以外に必要な材料は玉ねぎとバター、牛乳、水、コンソメ、塩だ。玉ねぎには焼き芋とは違った甘さがあるため、入れることでより深い味わいのスープに仕上げることができる。まず焼き芋は皮ごと適当な大きさにカットする。焼き芋の中身のみを使うと、スープがきれいな黄色に仕上がる。玉ねぎはバターで炒めておく。ミキサーに焼き芋と玉ねぎ、水を加えてペースト状にする。滑らかなペーストになったら鍋に移し替え、牛乳、コンソメを加えて温める。味見をしてもの足りないようなら塩を加えよう。十分に温まったら器に移して完成だ。彩りにパセリを散らすと見栄えもよく仕上がる。
結論
焼き芋を使えば、簡単にアレンジすることができる。アレンジレシピはスイーツはもちろん、メインのおかずやスープにまでと幅広い。アレンジの幅が広いため、余ってしまった焼き芋はそのまま食べるだけでなくいろいろな料理に変身させることができるだろう。
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