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ごま油は手作りできる!?詳しい作り方や材料選びのポイントを紹介

ごま油は手作りできる!?詳しい作り方や材料選びのポイントを紹介

投稿者:ライター 諸田結(もろたゆい)

監修者:管理栄養士 氏家晶子(うじいえあきこ)

鉛筆アイコン 2021年12月14日

ごま油は中華料理をはじめ、いろいろな料理に使える万能油。しかし、いざ使いたいというときに限ってきらしていた経験はないだろうか。今回はそんなときに使えるごま油の作り方を紹介する。本格的な作り方から、手軽な作り方まで紹介するのでぜひチェックしてみてほしい。

  

1. ごま油の種類によって作り方や材料は違う

一般的にごま油として売られているものは、基本的に白ごまを使って作られている。ごま油にはいくつか種類があり、よく見かける茶色いものから無色透明のタイプまで見ためもさまざまな。茶色いごま油と透明のごま油は原料が違うように感じてしまうが、じつはどちらも同じ白ごまで作られているのだ。違いは製造過程の中の「焙煎」にある。じっくりと焙煎すればするほど、ごま油特有の香ばしさが増していく。高温で焙煎したものは色が濃く、独特の香りが強く出る。低温でじっくり焙煎したごま油は甘みが増し、琥珀色のような淡い色に仕上がる。お菓子作りなどにも使われる透明な太白ごま油は焙煎せず、生のまま圧搾しているのが特徴。スーパーなどではあまり見かけないが、黒ごまで作られたより濃い色の黒ごま油も存在する。

2. ごま油の作り方の重要ポイント

ごま油の作り方の中でも重要になるのが、焙煎とろ過だ。焙煎はごま油作りの肝となる部分で、ここが上手くいかない限りは美味しいごま油は作れない。ろ過はごまから圧搾した油から不純物を除きさらにキレイにする工程。不純物などを取り除くことにより滑らかなごま油に仕上げるのだ。家で作る場合は、焙煎を重点的に行うとよいだろう。市販の白ごまはほとんどが焙煎済みだが、ごま油を作る前に再度炒るとより香りが引き立つ。また、使うごまの種類もとても重要。ごま油を作る工場などではごまを選別して使うが、家で作るときは明らかに小さい粒や変形しているものだけ取り除けばよいだろう。少しの手間を加えるだけで、美味しいごま油になるのでぜひ参考にしてほしい。

3. ごま油の基本の作り方

焙煎

ごま油の作り方はとても難しく、まずは選別した白ごまを焙煎する。仕上げたいごま油の色や香りに合わせて焙煎具合を調節するのがポイント。

圧搾

焙煎したごまを細かく粉砕し、圧搾して油分を抽出する。ごまは約50%が油分のため、圧搾すると結構な量の油が出てくるのだ。家では、ミルミキサーなどを使って粉砕するとよいだろう。

ろ過

圧搾した油分には不純物などが含まれているため、細かい布などを使ってろ過する。ろ過すると、透明度のあるキレイなごま油に仕上がるのだ。ろ過したあとにしばらく熟成させ、再度沈殿した不純物などをろ過するとよりキレイなごま油になる。

4. 家でもできるごま油の手軽な作り方

ごま油の作り方が分かっても、実際に家で作るのは難しいと感じただろう。ここでは、家でも作りやすい手軽な作り方を紹介しよう。まずはフライパンでごまを焙煎し、香りが出てきたらオリーブオイルやサラダ油を加える。油に香りがうつったら火からおろせば完成。焙煎したごまと一緒に少し加熱することで香りがうつり、ごま油の代用として使えるようになる。もっと本格的に作りたいときは、炒ったごまを粉砕してオリーブオイルやサラダ油に加えてみよう。そのまま加えるよりもより香りが引き立ち、美味しいごま油になる。そのあとに目の細かい布などでろ過すれば、滑らかなごま油が作れるだろう。

結論

家でも意外と簡単にごま油が作れるとは驚きだ。ちなみに、家で作ったごま油はあまり日持ちしないのでできるだけ早く使いきるようにしよう。本格的な作り方は真似するのが難しいが、興味がある人はぜひチャレンジしてみてはいかがだろうか。
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  • 公開日:

    2020年9月 6日

  • 更新日:

    2021年12月14日

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