1. カニカマはチャーハンの具材にうってつけの食材!

チャーハンはなるべく具を少なく、シンプルな味にしたいという人もいるかもしれない。ただその場合、何を使うかは難しい。そこで、カニカマがよい候補のひとつとなる。カニカマは代用品ではあるが、味は本物に近いこともあり、よい風味がする。また、出汁も出て美味しい。チャーハンに入れれば、風味をしっかりと付けられる。また、自由な大きさにほぐせるため、好みの食感に合わせられるのも嬉しい。後述するように注意点はあるものの、手に入りやすいため気軽に試せる。チャーハンにカニカマを使ったことのない人は、ぜひ作ってみよう。
2. カニカマをチャーハンに加える際、気を付けたいちょっとしたポイント

カニカマ入りチャーハンを作る際の注意点を見ていこう。いずれも難しくはないはずだ。
火の通し具合に注意
カニカマを粗くほぐす場合は、加熱の具合に気を付けたい。カニカマはもともと生食できるものの、ほぐした身が大きい、かつ加熱時間が短い場合、仕上がっても中が冷たいままの場合もありうる。とくにカニカマを冷凍保存していた場合は要注意だ。不安なら、カニカマをほかの具より少し早いタイミングで入れると失敗しないはずだ。あるいは、カニカマを細めにほぐしてもよい。場合によっては、カニカマを早めに冷蔵庫から出し、常温で置いておくのもよいかもしれない。火力などの環境にもよるので、気になる人は一度試しに作って確認するのもおすすめだ。
塩加減に注意
カニカマは塩気が多い。カニカマ100gあたり、目安として食塩が2.2g含まれるとされる。具材として使うカニカマの量はそれほど多くないものの、塩気がチャーハンの味に影響する可能性が高い。そこで、カニカマを具材として使う場合は、塩を控えるなどして味を調整したい。チャーハンはただでさえ炭水化物や脂質が多くなりやすいので、せめて塩分は適切な量に留めたい。ほかの具との関係もあるため、何度か作ってちょうどよい味付けを探るのがよいだろう。
どちらも基本といえばそうなのだが、慣れないと失敗しやすい。チャーハン作りの経験があまりない人は、まずは試しに作ってみよう。
3. カニカマだけではもったいない!おすすめの追加具材や食べ方

チャーハンの具がカニカマだけではもの足りない。栄養面を考えても、もう少しほかの食材を足してもよいだろう。また、味付けをどのように仕上げるかという問題もある。ここでは、カニカマと組み合わせたいおすすめの具材や、味付けについて見ていこう。
レタスなどの軽い野菜
カニカマはあっさりしており、風味を活かすなら比較的軽めの食感や味の食材と組み合わせると美味しい。中でも、たとえばレタスは相性のよい具材だといえる。火を通した際の食感とカニカマの相性はバツグンだ。また、カニカマの塩気を多少和らげられるだろう。ほかにも、水気をよくきった葉物野菜などを組み合わせ、栄養をしっかり補うのもよい選択肢だ。塩を中心としたあっさりめの味に仕上げるのがおすすめだ。
チャーシューなどの肉
カニカマにあえて風味の強い肉などを組み合わせて、食べごたえを増やすのもよい。たとえば細かく切ったチャーシューを加え、タレの味を活かすと美味しい。カニカマの風味と組み合わせると、強い風味を楽しめる。ただし、チャーシューを入れ過ぎるとカニカマの風味を打ち消してしまうため、ほどほどの量に留めたい。味付けは少し旨みを足す、たとえばしょうゆをひと回しする程度でも十分美味しいはずだ。
シーフード
カニカマの風味を活かして、シーフードを加えるのも美味しい。海鮮系の出汁がしっかり出るため、好きな人にはたまらない。塩味でまとめるのが美味しいだろう。ほかに、ケチャップやバターなどを加えて洋風にするのもありだ。
あんかけ
卵とカニカマをふんわりとあんでまとめ、チャーハンにかけても美味しい。手間は少しかかるが、本格的な中華の味を楽しめる。チャーハン自体の具とあんの具を分けられるため、より多くの食材を使うこともできる。時間に余裕があれば試してみたい。
結論
カニカマは安価な食材ではあるが、しっかりとした風味があり、チャーハンを美味しくしてくれる。塩加減などのポイントをおさえれば、苦労せずに作れるはずだ。とはいえカニカマだけでは栄養が偏るので、ほかの食材を組み合わせて栄養もしっかり摂りたい。カニカマが自作チャーハンの定番の具材になるかもしれない。
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