1. ひじきを冷凍する際のメリットとは

■乾燥ひじきを湿気から守る
水で戻したひじきや作り過ぎてしまったひじきの煮物を冷凍保存する際に、仕方なく冷凍するだけではなく、実はひじきを冷凍することでさまざまなメリットがある。たとえば、乾燥しているひじきはそのままでも長期の保存が可能な食材だが、湿気に弱いというデメリットをもっている。そのため、使いかけの乾燥ひじきは梅雨や夏場の湿気にはとても弱く、カビが発生してしまう心配がある。それを防ぐためにも冷凍保存は効果的だ。
■保存期間を長くできる
水で戻してしまったひじきは、保存期間が乾燥した状態よりも短くなってしまう。その期間はだいたい2~3日だ。しかし水で戻してしまったひじきも冷凍保存することで、数ヶ月保存することが可能になるので、無駄なく長期保存することが可能になるのだ。
■調理時間の短縮
ひじきを料理に使う際は、乾燥した状態から水で戻す必要がある。この時間が意外とかかってしまうのだが、水で戻したひじきを冷凍しておくと調理に使う際の水戻しの時間を短縮することができるのだ。そのため、あらかじめ多めのひじきを水で戻しておき、小分けにして冷凍保存しておくのも賢い調理法として活用できるだろう。
2. 水で戻したひじきを冷凍する方法

■保存方法
水で戻したひじきを冷凍する場合は、まずしっかり水気をきっておく必要がある。それから、小分けにして保存袋やラップに包んで冷凍庫に入れる。この際、保存袋の空気は抜いて平らにしておくと解凍しやすくなるので、おすすめだ。また、使う分ずつ小分けにすることで、一度に多くのひじきを解凍せずに済むので、量を調整して冷凍しておくのも賢い保存方法だ。
■保存期間
水で戻したひじきを冷凍保存した場合の保存期間は、1ヶ月ほどだ。水戻ししてそのまま冷蔵庫で保存した場合は数日しか保存できないので、それと比べるととても画期的だ。ついついひじきを水で戻しすぎてしまった場合や、次の料理の時短につなげたい際はぜひこの冷凍方法を使ってみてもらいたい。
3. 煮物にしたひじきの冷凍方法

■保存方法
ひじきの煮物は冷凍しておくことで、弁当のおかずやもう一品欲しいときの副菜として活躍してくれるのでおすすめだ。保存方法は、使いやすい分量ずつラップで包んで、さらに保存袋に入れて冷凍保存するのがいいだろう。さらに密閉容器に入れて保存する方法もある。密閉容器を使用する場合は電子レンジ可能なものを使用するのがおすすめだ。
■保存期間
ひじきの煮物を冷凍した場合の保存期間は、1~2週間ほどだ。味付けしているので、水で戻したひじきの場合よりも保存期間は短くなってしまうため、2週間を目途に食べきるようにしよう。余ってしまったひじきの煮物も冷凍しておくことで、また違う日に改めて味わうことができるので、無駄なく消費できるだろう。
4. ひじきを正しく解凍してみよう

■水戻ししたひじきの解凍方法
水で戻したひじきは、そのまま料理に使用することができるので、凍ったまま煮物などにアレンジするといいだろう。解凍したい場合は、冷蔵庫で自然解凍するか急ぎの場合は、電子レンジを使って解凍することもできる。乾燥ひじきを水で戻す手間が省けるので、賢く料理に活用してみてもらいたい。おすすめの活用方法は、ハンバーグに混ぜたり炊き込みごはんの具材としてひじきを使用したりするのもいいだろう。ほかにもひじきサラダや煮物にすることもできる。アイデア次第で冷凍ひじきはさまざまな料理に活用できるのだ。
■煮物にしたひじきの解凍方法
煮物にしたひじきを解凍する場合は、冷蔵庫で自然解凍するか電子レンジを使った解凍方法が望ましい。さらに、ひじきの煮物の冷凍はそのまま弁当のおかずとして使うこともできる。弁当に入れる場合は、冷凍した状態のまま入れても、昼までには自然解凍するので、手軽でおすすめだ。弁当にひじきの煮物の冷凍を入れる場合は、冷凍する際にカップなどに入れて小分けにして冷凍しておくと便利だ。
結論
ひじきは、どんな状態でも冷凍することができるので、乾燥ひじきが余った際も、水戻ししたひじきが余った際も、作りすぎたひじきの煮物もすべて冷凍保存が可能だ。冷凍することで、保存期間を長くすることもでき、料理の時短などにも繋がるのでおすすめ。冷凍したひじきはそのまま料理に使ったり、自然解凍や電子レンジで解凍してから使ったりするのがいいだろう。アイデア次第でさまざまな使い方ができるのも冷凍ひじきの魅力だ。
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