1. 豚トロはどこの部位?
豚トロとは、豚の頬から肩の首の部分の肉のことで、ピートロと呼ばれることもあり、サシがよく入った脂肪の多い部分のことだ。そのため、ジューシーで焼肉などでも親しまれている部位だ。豚トロはとくに脂が美味しいといわれており、豚トロという名前からもわかるようにマグロのトロのように美味しいともいわれている。そんな豚トロはラーメンの具材としても使うことができるという。自宅などでラーメンにおなじみのチャーシューを手作りするとなると大変だが、豚トロを上手に活用すれば、チャーシューのようにとろける旨みとジューシーさを手軽に楽しむことができるのだ。今回はそんな豚トロを使ったラーメンの作り方を紹介する。
2. 豚トロをラーメンに入れる際のポイント
■出汁としても使える
豚トロはラーメンのスープを作る際に、出汁としても使うことができる。それは、ラーメンのスープを作る際に、豚トロを加えることで、美味しい脂がラーメンスープの深いコクになってくれるのだ。さらにスープ作りの際から、豚トロを加えれば出汁を取るだけではなく、チャーシューのような肉の部分も一緒に味わうことができるので一石二鳥なのだ。
■炒めてから具材として
豚トロは炒めることで、余分な脂が落ち、ジューシーで香ばしい味わいを楽しむことができる。そのため、豚トロをラーメンに加える際は、一度炒めてから添えるのも美味しい豚トロの味わい方だ。炒めた豚トロをラーメンにのせることで、ボリュームが増しチャーシューの代用として活用することもできるのだ。豚トロのもつジューシーな旨みがラーメンのスープとの相性もよいので、おすすめの具材になる。
3. 豚トロを使ったラーメンの作り方を紹介
■豚トロラーメン
豚トロや鶏ガラを使って、自宅で本格的なラーメンをスープから作るのもおすすめだ。作り方は、鶏ガラに熱湯をかけてから、流水で汚れを落としておく。鍋に鶏ガラと豚トロ、長ねぎの青い部分、にんにく、しょうが、酒を入れて煮立たせる。煮立ってくるとアクが出てくるので、アクをていねいに取りながら火を弱めてじっくり煮込んでいく。別鍋に昆布、干し椎茸、水を入れて煮出し、醤油、みりん、塩を加えて煮込む。鶏ガラと豚トロのスープをキッチンペーパーなどでこし、スープが入った鍋に加えてさらに煮込む。最後に塩で味を調えたら器に注ぎ、茹でた生麺を合わせてトッピングをしたら完成だ。スープの材料として使った豚トロは具材として食べることもできるのでおすすめだ。
■豚トロあんかけラーメン
インスタントラーメンに使う具材をひと工夫して、豚トロあんかけラーメンにしてみてはいかがだろうか。作り方は、豚トロを細切りに、ニンニクの芽を食べやすい長さに切っておく。豚トロに酒と塩を絡めて片栗粉をまぶし、ごま油をひいたフライパンでニンニクの芽と一緒に炒める。そこに醤油、みりん、豆板醤、オイスターソースを回し入れて炒める。さらに別のフライパンで炒り卵を作り、インスタントラーメンの上にのせて炒めた豚トロをのせたら完成だ。具材にひと手間加えることで、インスタントラーメンが本格的なラーメンに変身する。
結論
豚トロは、焼いて食べるだけではなく、ラーメンの具材としても使うことができる。豚トロのもつジューシーさや脂の旨みが、スープ作りやラーメンの具材としても相性がいいからだ。豚トロをラーメンに加えることで、ラーメンのボリュームがプラスされるだけではなく、コクもプラスされるので、手軽に本格的ラーメンを自宅で味わえるようになるだろう。
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