1. リブロースステーキはどこの部位?

ステーキを選ぶ際に、よく耳にするリブロース。では、リブロースとは牛のどこの部位のことなのだろうか。リブロースは、牛の肩から腰にかけての部位で、ほかには肩ロースやサーロインなどが存在する。リブロース、肩ロース、サーロインをまとめてロースと呼ぶ。そんなロースの中でもリブロースは、とくに肉質のキメが細かく、キレイな霜降りが入っている。海外ではリブロースではなく、リブロインやリブアイロール、キューブロールなどと呼ばれることもあるようだ。
■リブロースはどんな味?
リブロースは、とにかく細かな霜降りと脂が特徴で、ステーキにするとジューシーでとろけるような食感が楽しめる。さらにリブロースは肉本来の旨みをダイレクトに感じることもできるので、ステーキにして味わうのに適しているといわれている。
2. リブロースステーキの美味しい食べ方

■焼く前の準備
リブロースをステーキにする際は、まず焼く20分前に冷蔵庫から出して余分な水分をキッチンペーパーなどでふき取っておくのがいいだろう。さらに筋がある場合は、包丁の先を使って筋を断ち切っておくと、焼きあげた際に柔らかい仕上がりになる。さらに焼く前に塩こしょうをふりかけておこう。
■焼く
リブロースステーキをフライパンで焼く際は、まずフライパンにサラダ油をひいてしっかりと加熱しておく。そこにリブロースステーキを入れ、強火で両面に焼き色をつける。自分好みの焼き加減になったら、火を消してフライパンの上からアルミホイルをかぶせてしばらく放置する。こうすることで、余熱で中までほどよく火が入り美味しい焼きあがりになる。
■ソースを作る
リブロースステーキは、そのままシンプルに塩こしょうで味わうのもおすすめだが、ソースを添えるのも美味しい食べ方だ。ソースは玉ねぎのみじん切りと醤油、みりん、酒、酢をリブロースステーキを焼いたあとのフライパンに入れてひと煮立ちしたら完成だ。ステーキにかけて味わおう。
3. リブロースを使ったステーキ以外の楽しみ方

■ローストビーフ
リブロースはステーキ以外にもローストビーフにするのも美味しい。作り方は、リブロースの塊を用意し、キッチンペーパーで余分な水分をふき取り、常温に戻しておく。塩、こしょう、オリーブオイルをリブロースの表面にもみ込み、熱したフライパンで表面をこんがりと焼く。オーブンの天板の上に脂身が上になるように置いて、焼きあげていく。焼く時間はリブロースの大きさによって異なるので、時間を追加しながら様子を見て焼きあげるのがおすすめだ。リブロースの中心温度が50~60℃になったらオーブンのスイッチを切り、オーブンの中の余熱で焼きあげていく。冷めたら、食べやすい大きさにカットして好みのソースをかけていただこう。
■牛カツ
リブロースステーキは焼くだけでなく、揚げて牛カツにして楽しむのもおすすめだ。作り方は、リブロースステーキに塩こしょうをして、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけていく。180℃に熱した油でこんがり揚げたら完成だ。揚げたあとは、少し寝かすと余熱で火が通る。揚げる温度や時間を調整することで、自分好みの肉の食感を楽しめるだろう。リブロースの美味しい旨みを衣で覆った、絶品の牛カツを自宅で味わおう。
結論
リブロースは、キメの細かい肉質とサシが楽しめる部位だ。ステーキにする際は、高温で焼きあげたあと、余熱でじっくり火を通していくのがおすすめの焼き方だ。さらにリブロースはステーキ以外にもローストビーフや牛カツなど、ほかの料理にしても美味しいので、自宅でいろいろな食べ方を試してみるのもいいだろう。リブロースの魅力を理解して、自分好みの焼き加減でステーキを味わってみてもらいたい。
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