1. アルデンテとは?
最初にアルデンテの特徴について紹介しよう。日ごろから料理をしている人はもちろん、たまにしか料理をしない人でも、アルデンテという言葉を耳にしたことがあるのでは?具体的にアルデンテとはどのくらいの時間、スパゲッティーを茹でればよいのだろうか。
アルデンテとは茹であがったときに、ほんの少しだけ芯が残った状態をいう。スパゲッティーの歯ごたえを堪能できる一番美味しい状態で、茹で時間の目安は袋に表示された通りだ。たとえば、スパゲッティーにソースを混ぜるだけなら、表示時間通りに茹でればOK。火にかけてソースと煮込むなら、その時間を計算し表示時間より短めに茹でること。
スパゲッティーと一口にいっても1.5mmや1.7mmなど、いろいろな太さがあり茹で時間が異なる。ある食品メーカーが販売しているスパゲッティーは、1.3mmで茹で時間4分、1.5mmで茹で時間5分、1.7mmで茹で時間8分だ。中には早茹でタイプもあり、1.6mmは3分、1.8mmは4分で茹であがる。ちなみにスパゲッティーとはロングパスタの種類のひとつで直径が1.3~1.9mm前後、長さは25cm前後の円柱状だ。パスタの中で最もポピュラーで、太いものは濃厚なソースと相性がよく、細いものは軽いソースに適している。
2. アルデンテに茹でる方法
次にスパゲッティーをアルデンテに茹でる方法を紹介しよう。まず大きめの鍋に水を入れて火にかけ、ぐらぐらと沸騰したら塩を加える。加える量の目安はスパゲッティー100gに対し水1L、塩5~10gだ。次に沸騰した湯の中にスパゲッティーを入れる。入れるときは放射線状に広げ、湯に沈んだらスパゲッティー同士がくっつかないようかき混ぜる。
茹でているときの火加減は湯がフツフツと沸騰し、吹きこぼれずスパゲッティーが湯の中でゆらゆら揺れる程度であればOK。スパゲッティー同士がくっつかないよう、ときどき鍋全体をかきまわすように。吹きこぼれるほど煮立てると、スパゲッティーの表面が溶け出しベタつきやすくなるので注意が必要だ。途中の差し水も入れないように。
次に袋に記載されている茹で時間より早く、1本引きあげ指先でちぎって断面を見るか、食べて茹で加減をチェックする。中心に針先くらいの芯が残っている状態がアルデンテだ。茹であがったらザルにあげて水気をきり、アツアツの状態で手早くソースと和えて盛りつければOK。スパゲッティーがアルデンテに茹であがるのと、ソースのできあがりが同時になるように調理してもらいたい。
3. アルデンテに茹でたスパゲッティーを美味しく味わう方法
次にアルデンテに茹でたスパゲッティーを美味しく味わう方法を紹介しよう。せっかくベストな状態のアルデンテに茹でたのなら、味付けも美味しく仕上げたいものだ。今回はシンプルながらも奥深いアーリオオーリオ・ペペロンチーノの作り方を紹介しよう。まずはオイルソースの準備だ。火にかける前のフライパンに、にんにく・オリーブオイル・唐辛子を入れる。火にかけたら火加減は、にんにくが焦げないよう弱火にする。
オリーブオイルに香りがついたら一旦にんにくを取り出すが、最後の仕上げに使用するのでとっておくこと。次にオリーブオイルの中に、お玉1/3くらいの茹で汁を加え、火加減を中火から弱火にする。アルデンテに茹であげたスパゲッティーを加え、仕上げに香りづけとしてオリーブオイルをまわしかける。器に盛りつけたらとっておいたにんにくを散らす。ちなみににんにくを選ぶときは、香りのよい国産のものがおすすめだ。
結論
アルデンテに茹でる方法やアルデンテに茹でたスパゲッティーを美味しく味わう方法を紹介した。先述したように茹でたスパゲティーをさらに加熱して煮込むときはアルデンテよりもかために茹でればOK。スパゲッティーの種類や茹でたあとの調理方法に合わせ、茹で時間を調節することが大切だ。
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