1. 鮎ってどんな魚?刺身はどんな味?

鮎の刺身を食べたことがある人はいるだろうか。鮎は川で獲り、焼いて食べるというイメージがある。鮎の刺身はどんな味がするのだろうか。また、じつはよく知らない鮎の特徴なども一緒にまとめていこう。
鮎とはどんな魚?
鮎は川で育ち産卵もする。種類はサケ目でアユ科に属しており、稚魚時代には海での生活が一般的だ。名前の「あゆ」は「あゆる」という古語が由来だとされ、「川をくだる」という意味でつけられた。ほかの魚と同様に稚魚時代から呼ばれる名前が変わり、体調は59~63mmほどになる。川では藻類を食べることが多く、食べた跡が岩に残ることがあり、それを「はみ跡」と呼んでいる。
鮎の刺身を自分で作るのはNG
鮎の刺身は味が淡泊なことで知られる。しかし、しっかり脂ものっているので食べると美味しいとされている。醤油皿に脂が浮くほどの脂だとも。鮎の刺身は川魚料理などを提供している店で食べられる。宿や料理屋によるが夏の名物である鮎は9月頃まで提供している場所が多い。しかし、自分で刺身にすることはおすすめしない。
2. 鮎の刺身の安全面と食べ方

鮎の刺身をはじめ、普段口にしない魚は生で食べてよい魚なのかどうかも気になるところ。じつは鮎を自分で刺身にするのを避けたいのには理由がある。ここで安全面やおすすめの食べ方を解説しよう。
鮎は生で食べても平気!?
鮎には横川吸虫という寄生虫がいることがわかっている。これに感染すると下痢症状が出ることもあるという。しかし大半は自分で気が付かない程度の症状であり、寄生時間が長くないことも食べられている理由の一つである。ただし刺身だけではなく、火を通した鮎も中身が生焼けの場合は感染の可能性もある。食べる前にこのようなことを知っておくとよいだろう。
刺身よりも塩焼きが美味しい
鮎は刺身よりも塩焼きなどで食べるのが最高だ。川があるキャンプ場などではその場で串焼きで食べられる場所もありおすすめである。塩気のある焼き魚で食べる味は格別なので、魚が苦手な子どもも印象が変わる場合も多いのだ。
3. 鮎は冷凍保存が可能?

鮎が美味しいのは承知だが、冷凍保存はきくのだろうか。鮭などはよく冷凍で販売されており、食べたいときに食べることが可能だ。しかし鮎について知っておきたい。こちらでは鮎の冷凍保存や解凍方法についてまとめていこう。
魚は内臓をとって冷凍保存
鮎に限らず頭などがついて一匹で購入できる魚は、内臓と頭をとってから保存する。これは生臭くなるのを防ぐためである。その後水分をしっかりとってラップにくるもう。このときできるだけ空気が入らないようにぴったり包むのがポイントである。さらに冷凍保存用の密閉できる袋に入れると安心だ。
鮎の解凍方法
鮎の解凍は自然解凍がよい。時間をかけて冷蔵庫でじっくり解凍しよう。急ぎの場合は氷水につけておくと早めに解凍ができるので試してほしい。
結論
こちらでは鮎の刺身についての基本情報や安全面、そして冷凍ができるのかどうかなどを解説してきた。鮎の刺身は美味しいといわれているが、寄生虫のリスクがある。基本的に鮎は火を通して食べ、安全に季節の旨みを感じたいところだ。ほかにも鮎料理をたくさん知り、子どもたちにも日本の魚の美味しさを教えてあげたい。
この記事もCheck!