1. グリーンペッパーとは?
グリーンペッパー(緑コショウ)とは、未熟なコショウの実を乾燥(または塩漬け)させたスパイスのこと。その名前の通り緑色の見た目をしており、フレッシュで爽やかな香りとコショウらしい辛味が特徴となっている。また、市販品の多くは直径5~6mm程度のホールタイプであり、一般的には彩のために料理に散らしたり、アクセントとしてサラダやスープに混ぜたりして使うことが多い。
2. グリーンペッパーの主な種類
市販のグリーンペッパーには大きく「乾燥・ドライタイプ」と「塩漬け・水煮タイプ」がある。それぞれの特徴を知って、グリーンペッパーを上手に使いこなせるようになろう。
その1.乾燥・ドライタイプ
乾燥・ドライタイプは、未熟なコショウの実を機械乾燥させて作るグリーンペッパーのこと。市販で最も多く見かけるタイプであり、一般的には1商品(1瓶)に4~6g程度入って売られている。完全に乾燥させているため保存期間が長く、商品によっては製造日から3年近く持つものもある。ホールのまま使ったり、ミルで挽いてから食べたりする。商品によってはミル付きで販売されている。
その2.塩漬け・水煮タイプ
塩漬けタイプは、新鮮なコショウの実を塩漬けにしている塩蔵ペッパーのこと。彩りや香り付け、味付けのために料理にトッピングして使うことが多いが、塩漬けされているため「おつまみ」としてそのまま食べることも可能だ。乾燥タイプとは異なり、プチプチとした食感を楽しむことができる。
3. グリーンペッパーの基本的な使い道
乾燥・ドライタイプのグリーンペッパーは、サラダ・スープなどの彩りとして、魚料理・肉料理などの香り付けとしてさまざまな料理に使うことができる。そこで、主な使い道を確認しておこう。
その1.彩りとして使う
グリーンペッパーは、カルパッチョやサラダなどの彩りとして使うことが可能だ。使うときはホールのままパラパラと散らすか、食材と一緒に和えるかするのがおすすめだ。また、マリネに使うつかうときには「マリネ液」に混ぜてもよい。ピンクペッパーなどと一緒に使うとさらに彩りがよくなる。
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その2.香り付けとして使う
グリーンペッパーは、焼き料理の際の香り付け・辛味付けなどにも使える。例えば、魚料理であれば香草焼き、肉料理であればペッパーステーキなどが挙げられる。豊かな香りがするグリーンペッパーと一緒に焼き上げることで、ワンランク上の料理に仕上げることが可能だ。
4. 美味しいグリーンペッパーソースの作り方
塩漬け・水煮タイプのグリーンペッパーの使い道のひとつにグリーンペッパーソースがある。これはグリーンペッパーを使った豊かな香りとスパイス感が特徴的なソースであり、肉料理や魚料理などとの相性が非常によい。以下にグリーンペッパーソースの作り方をまとめておくので確認しておこう。
グリーンペッパーソースの作り方・手順
1.肉汁にビーフストックと白ワインを入れて煮詰める
2.(1)にマスタードと刻んだグリーンペッパーを入れる
3.(2)に生クリームを加えて軽く煮詰めたらソースの完成
2.(1)にマスタードと刻んだグリーンペッパーを入れる
3.(2)に生クリームを加えて軽く煮詰めたらソースの完成
5. 市販のおすすめグリーンペッパー2選
グリーンペッパーは、エスビー食品やギャバンなどさまざま食品メーカーから販売されている。ここでは、数ある市販品の中から人気のグリーンペッパーを2種類紹介する。
その1.エスビー食品「グリーンペッパー」
「グリーンペッパー」は、エスビー食品が製造している乾燥・ドライタイプのグリーンペッパーのこと。フレッシュな香りがするホールタイプであり、そのまま料理に散らして使うことが可能だ。1瓶あたりの内容量は4gであり、賞味期限は「開封前の状態で1080日」となっている。
その2.ギャバン「グリーンペッパー(水煮)」
「グリーンペッパー(水煮)」は、ギャバンが製造している塩漬け・水煮タイプのグリーンペッパーのこと。未熟な青コショウを摘み取って、それを水煮にしている。爽やかな辛味が特徴的で、ナイフなどですりつぶすことが可能である。瓶タイプであり、内容量は75g(固形量)となっている。
結論
グリーンペッパーは、未熟のコショウを使ったスパイスだ。爽やかな香りと辛みが特徴で、料理に豊かな香りや彩りを与えてくれる。乾燥タイプや塩漬けタイプは輸入食品店やオンラインショップなどで販売しているため、もし興味があったらグリーンペッパーを探してみるとよいだろう。
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