1. しょうが香る!厚揚げとなすの味噌汁

厚揚げのほかに味噌汁に入れる具材には、野菜がおすすめ。まずはなすと厚揚げを組み合わせた味噌汁を紹介しよう。しょうがを効かせて風味よく仕上げるのがポイントだ。
厚揚げとなす、しょうがをカット
厚揚げはサイコロ状や短冊切りなど食べやすい大きさに切りそろえる。なすは5mm~1cmほどの半月切りに切ろう。厚揚げの油抜きとなすのアク抜きは必ずしもしなければいけない作業ではないが、気になる場合は行う。しょうがは細切りにしておこう。
出汁を温め、煮立てる
昆布やかつおぶしでとった出汁を温めるか、水と出汁パックを鍋に入れて火にかける。または湯を沸かし顆粒和風出汁を加えて出汁を作る。
具材を入れて煮てから、味噌を入れる
煮立てた出汁に厚揚げを入れる。一旦温度が下がるため、再度煮立ってからしょうがとなすを入れよう。中火で2分ほど煮込んだら、弱火にして味噌を溶かし入れすぐ火を止める。味噌は沸騰させると風味が落ちてしまうため、煮立つ寸前で必ず火を止めよう。椀によそって好みで小ねぎを散らせば完成。
なすを炒めてから煮ても美味しい
こってりとした味噌汁が好みの場合は、なすをしょうがとともにごま油で炒めてから煮るのもおすすめだ。鍋で炒めて出汁を注ぎ入れ、煮立ったら厚揚げを加えればOK。油で炒めると油っこい味噌汁になりそうだが、しょうがが効いているため意外とさわやかな風味で食べやすい。
2. ほっと温まる!厚揚げとキャベツの味噌汁

次に紹介するのは、厚揚げとキャベツで作るシンプルな味噌汁だ。キャベツの食感が残るよう煮込みすぎないのがポイント。濃厚な厚揚げの風味とさっぱりとしたキャベツの甘みを生かし、ほっとする味噌汁に仕上げよう。
キャベツと厚揚げをカット
キャベツはざく切りに、厚揚げは食べやすい大きさにカットする。
出汁で具材をサッと煮る
出汁を火にかけ、煮立ったらキャベツと厚揚げを加える。どちらも火が通りやすい食材のため、長時間煮込む必要はない。キャベツの食感をほどよく残すために、再び煮立つまでを目安にサッと煮れば十分だ。
味噌を溶かし入れ、好みで刻みネギを
出汁が再度煮立ったら味噌を溶かし入れ、火を止める。最後に好みで刻みネギを加え、ひと混ぜするとさっぱりとした風味になる。椀によそっていただこう。
3. 赤だしでコクうま!厚揚げと大根の味噌汁

厚揚げは赤だしで食べても美味しい。濃厚なコクや風味が特徴な赤だしに厚揚げを使う場合は、あっさりとしていて出汁がしみ込みやすい大根を組み合わせるのがおすすめだ。
赤だしとは?
赤だしは、豆味噌(赤味噌)に米味噌を合わせて作る味噌汁のことを指す。料亭などで供される料理だったが、赤だし用の合わせ味噌も販売されており一般家庭でも気軽に楽しめるようになった。そのため、本来味噌汁の名称だった赤だしが、現在は味噌の名称としても用いられている。
赤だし味噌には、豆味噌や米味噌のほか調味料や出汁が含まれているのが一般的だ。ただし、すべての赤だし味噌がそのままお湯に溶かして使えるタイプというわけではないため注意が必要である。出汁を取る必要がないものには「出汁入り」と明記されていることが多い。
大根は水から煮る
大根は薄めの食べやすい大きさに切り、水から鍋で煮る。出汁を取る場合は大根を煮ながら出汁パックで取ると効率がよい。もしくは、出汁を取る必要のない赤だし味噌を使おう。
厚揚げを加えてサッと煮る
大根が煮えたら食べやすい大きさに切った厚揚げを加える。再度煮立ったら、赤だし味噌を加えて火を止めよう。
結論
厚揚げはさまざまな食材との相性がよいため、本記事で紹介したなす、キャベツ、大根との組み合わせ以外にも味噌汁のバリエーションはいくらでも広げることができる。味噌の種類を変えればまた違った味になるし、切り方によっても食感や食べごたえは変わってくるだろう。いろいろな作り方を試してみて、自分好みの厚揚げ入り味噌汁を見つけてほしい。
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