1. もやしは洗う必要がない
もやし生産者協会のQAページを確認すると(※1)、「もやしは出荷前に清浄な水で洗浄されていますので、基本的には調理前の水洗いは必要ありません」と書いてある。そのため、原則としてもやしを水洗いする必要はない。ただし「臭いが気になる場合などは水洗いしていただいても結構です」とも書いてあるため、もやしを水洗いするかしないかは個々人が判断して問題ないといえる。
2. 洗う場合と洗わない場合のメリット・デメリット
前述のとおり、もやしは原則として洗う必要がないが、水洗いしても問題ないとされている。そこで水洗いする場合としない場合、それぞれのメリットとデメリットを確認しておこう。
もやしを洗う場合のメリット・デメリット
もやしを水洗いする主なメリットには、もやしの独特な臭いを抑えられることや、シャキシャキとした食感になることなどがある。また、嫌な臭いが和らぐことで、もやし本来の風味を楽しめるようになって料理も美味しく仕上がる。その一方で、もやしを水洗いする手間が増える、ザルなどを使った場合には洗い物が増えるなどのデメリットもある。
もやしを洗わない場合のメリット・デメリット
もやしを水洗いしないメリットには、すぐに調理を始められることや、ザルなどの洗い物を少なくできることなどがある。また、もやしを長時間水に浸けていると栄養素が流出してしまう可能性があるが(※2)、水洗いしない場合にはその心配も少ない。ただし、もやしの保存状態によっては、独特な臭いを強く感じるなどのデメリットもある。
3. もやしの基本的な洗い方
もやしの洗い方にはいくつか方法があるが、基本となるのは「ザルに開けて水洗いする」というものだ。ここでは、そんなザルを使ったもやしの洗い方・手順を紹介する。
ザルを使ったもやしの洗い方・手順
1.ザルにもやしを乗せる
2.流水に当ててもやしを洗う
3.しっかりと水気を切ったら完了
2.流水に当ててもやしを洗う
3.しっかりと水気を切ったら完了
【もやしを洗うときのポイント】
・大きなザルを使うと洗いやすい
・手早くサッと洗うようにする
・しっかりと水気を切るようにする
・手早くサッと洗うようにする
・しっかりと水気を切るようにする
4. もやしの水洗いに関するよくある質問
ここまで、もやしの水洗いについて詳しく解説してきた。しかし、中には「もやしを手軽に洗う方法を知りたい」や「もやしを長持ちさせる方法を知りたい」という人もいるだろう。そこで最後に、もやしの水洗いなどに関するよくある質問・疑問に回答する。
Q1.もやしを手軽に水洗いするには?
「ザルがない」「ザルを使いたくない」という場合には、袋のままもやしを洗うのがおすすめ。手順は、最初にもやしの袋を開けて中に水を入れる。手で袋の口を握り、優しくふって洗う。その後、手をゆるめて水を捨てる。この工程を2回繰り返せば、袋のままでももやしを洗うことが可能だ。
Q2.もやしを長持ちさせるには?
一般的に、もやしは足が早い野菜として知られている。そんなもやしを日持ちさせたいなら、水を張った容器で冷蔵保存するのがおすすめだ。手順は、いずれかの方法でもやしを水洗いしてから、保存容器にもやしを入れる。もやし全体が浸かるまでたっぷりと水を入れる。最後にフタをして冷蔵庫に入れればOKだ。なお、もやしの水を1~2日に1回入れ替えるとより長持ちする。
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結論
市販のもやしは、通常きれいな水で洗浄されてるため、調理前に水洗いする必要はないといわれている。ただし、水洗いすると臭みが和らいだり、シャキシャキ感がアップしたりするため、必要に応じて洗ってもよさそうだ。なお、一部商品には「使用前に水洗いしてください」と書かれているものもあるため、購入したもやしのパッケージに書いてある注意書きを確認してから使うようにしよう。
(参考文献)
- ※1:もやし生産者協会「もやしは調理する前に洗うの?」
http://www.moyashi.or.jp/qa/ - ※2:国立健康・栄養研究所「ビタミンについて」
https://hfnet.nibiohn.go.jp/contents/detail178.html
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