1. オーブンを使った焼き芋の焼き方
オーブンといえばグラタンや焼き菓子など表面はこんがりと中はアツアツの料理を作るのに適した調理機器だ。そのため焼き芋との相性もバツグンだ。焼き芋作りに適した温度と時間に設定すればあとは放っておくだけでできるのも嬉しいポイントだ。また、大きいオーブンであればサツマイモを2~3本入れることができるため、一度に多くの焼き芋を作ることができる。
焼き芋をオーブンで作る場合は、必ずサツマイモをアルミホイルで包むようにしよう。焚火で焼くのとは違い、オーブンでは直接サツマイモが熱源に触れることはないため表面が焦げる心配はない。しかし長時間オーブンに入れるため表面が乾燥してしまうのだ。アルミホイルで包むのは乾燥防止のためだ。また、サツマイモを入れる前にオーブンを予熱しておく。予熱温度は160℃で設定しておくのをおすすめする。160℃より高温で焼き始めると加熱時間が短くなる代わりに甘くない焼き芋になってしまう可能性があるからだ。サツマイモはじっくりと加熱することで甘みが増すため、オーブンで作る場合は160℃で80~90分を目安にするとよいだろう。サツマイモの大きさによっては90分では加熱が不十分な可能性もあるため竹串を刺して火の通りを確認しよう。
2. 魚焼きグリルを使った焼き芋の焼き方
オーブンを使えば時間はかかるものの簡単に焼き芋を作ることができる。しかしオーブンがないという家もあるだろう。オーブンの代わりとして使えるのが魚焼きグリルだ。表面からじんわりと焼くことができるため美味しい焼き芋を作るのに適している。ただし、美味しい焼き芋を作るには火加減に注意が必要だ。オーブンの場合は温度設定ができたため放置することができたが、魚焼きグリルの場合は自分で火加減を調整して温度を調整しなければならない。ここでは火加減と時間のポイントを紹介するので参考にしてほしい。
サツマイモはオーブンで作るときと同様にアルミホイルで包んでおこう。魚焼きグリルの場合、熱源が近いためアルミホイルをしないと表面が焦げてしまう可能性があるからだ。アルミホイルで包んだサツマイモを魚焼きグリルに並べたら弱火でじっくりと20分ほど焼いていく。ちなみに両面グリルの場合はそのまま放置で構わないが、片面グリルの場合は満遍なく火を通すために10分焼いたら途中でひっくり返す必要がある。20分経ったら火を止め、そのまま開けずに10分放置し余熱でさらにサツマイモに火を入れる。竹串を刺して問題がなければ完成だ。魚焼きグリルによってはもう少し加熱時間が長いほうがよい場合もある。
3. フライパンを使った焼き芋の焼き方
オーブンも魚焼きグリルもないという人はフライパンを使って焼き芋を作ろう。大きなフライパンがなければサツマイモを半分にカットすれば大丈夫だ。フライパンで作るときもアルミホイルでサツマイモを包む。また、フライパンで作ると、サツマイモの水分が抜けやすい。しっとりとした焼き芋を作りたいならば、アルミホイルで包む前に濡らしたキッチンペーパーまたは新聞紙でサツマイモを包み、それからアルミホイルを巻くようにしよう。また、魚焼きグリルで焼くときと同様に火加減には注意が必要だ。
フライパンにアルミホイルで包んだサツマイモを並べたら、ふたをして弱火にかける。ふたをすることで熱が循環し、しっかりと火を通すことができる。だが、ふたをしていても片面しか焼かなければ焼きムラができてしまう。そのため、最初に20~25分ほど弱火で焼いたら、ひっくり返して再度20~25分加熱するようにしよう。もし加熱途中にアルミホイルが焦げるようであれば火が強い証拠なので、火を弱めて様子を見よう。ひっくり返してから20~25分経過したら竹串を刺して火の通りを確認する。もし硬いようであればもう一度ふたをして、弱火で温め続けよう。
結論
焚火や石でないと美味しい焼き芋は作れないと思いがちだが、オーブンや魚焼きグリル、フライパンのいずれかを使えば家でも焼き芋を焼くことができる。オーブンで作れば温度も時間も設定できるため簡単だが、火加減と時間に気を付ければ魚焼きグリルでもフライパンでもこんがりと焼くことができる。家にある調理機器を上手に活用して美味しい焼き芋を作ってみよう。
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