1. テレビでも紹介され話題に!えのきステーキとは?

ステーキというと肉のかたまりを想像するかもしれないが、えのきを使ってステーキを作ることができる。ここではえのきステーキの魅力を紹介する。
えのきステーキとは?
えのきステーキは、えのきの中でも料理に使いづらいとされている根元部分を使った料理だ。石づきと根元は混同されがちで、根元も一緒に捨ててしまうこともあるだろう。しかし、根元部分もえのきのほかの部分と味わいは変わらないため非常にもったいない。上手にほぐすことができれば普段のえのき料理に使うこともできるのだが、ほぐすのに手間がかかるのが欠点だ。その欠点を補った料理がえのきステーキだ。えのきステーキでは根元をほぐさず輪切りにした状態でそのまま使う。えのきの根元は密度が高いため、そのまま焼いても崩れることがない。また、えのきは100g当たり22kcal(※1)と低カロリーであるため、食べごたえがあるのにヘルシーなのも嬉しい点だ。
テレビ番組で注目を集めた
簡単かつヘルシー、そして食べごたえバツグンのえのきステーキは「林修の今でしょ講座」(2019/3/12放送)で取りあげられ注目を集めた。その後もさまざまなテレビ番組などで紹介され、意外なえのき料理として一躍有名になった。まだえのきステーキに挑戦したことがないという人はぜひ作ってみよう。えのきステーキの魅力にハマること間違いなしだ。
2. 食感はまるでホタテ?えのきステーキの作り方

えのきステーキは濃厚な旨みも相まってえのきでありながら極上のステーキになり、その食感はたびたびホタテにたとえられる。えのきステーキではえのきの根元しか使わない。使わない先の部分は、スープや炒め物などいろいろな料理で使うことができるため上手に使いきろう。
えのきステーキの作り方
用意する材料はえのきの根元部分のみだ。えのきの根元部分は明確なラインがないため分かりづらいが、目安としては石づきの上の2~3cmを指す。触ってみると密集している部分があるので、そこを目安にしてもよい。根元部分を切り出せたら、フライパンで焼いていく。えのきステーキの味付けはいろいろあるが、ここでは定番のバター醤油味を紹介する。えのきの根元はバターで焼く。バターを熱したフライパンに入れたら、えのきの根元を入れる。焼き目が付いたらひっくり返して両面をこんがりと焼く。えのきは火が通りやすいため、根元といえども焼き目が付けば十分に火が通っている。最後に醤油を回し入れて絡めればえのきステーキの完成だ。
美味しく盛り付けるためのワンポイント
えのきステーキは色が地味であるため、そのまま盛り付けてしまうと美味しそうに見えないことがある。彩りよく仕上げるにはレタスやトマトなどを添えるという方法もあるが、えのきステーキの場合は卵黄を使うのがおすすめだ。卵黄をえのきステーキの上にのせれば鮮やかな黄色が目を引くとともに、食べるときに卵黄を絡めればコクが加わるためより美味しく食べることができる。
3. 食べごたえバツグン!えのきステーキのベーコン巻き

えのきステーキの持ち味はヘルシーであることだが、それだけではもの足りないと感じることもあるだろう。そこでおすすめしたいアレンジがベーコン巻きだ。ベーコンの塩気と食感が加わることで食べごたえが増す。また、ベーコンを巻くことで見た目も変化するためより豪華な料理に見えるというメリットもある。
えのきステーキのベーコン巻きの作り方
用意する材料はえのきの根元部分とベーコンの2つのみだ。えのきの根元1個にベーコン1枚をそのまま使うのが目安だが、ベーコンの大きさによっては根元部分の高さに合わせて幅を半分くらいに切る必要もあるだろう。根元にベーコンを巻いたら取れないように爪楊枝でとめる。ここまでの準備ができたらフライパンで焼いていく。ベーコンに塩気があるのでバターで焼くだけでも十分だ。バターを入れたフライパンに根元部分を入れて両面をこんがりと焼く。ベーコンを直接フライパンに当てて焼かなくても大丈夫なのだが、ベーコンをカリカリの食感にしたい場合は最初にベーコン部分を焼くとよい。えのきの根元が両面に焼き目が付いたらえのきステーキのベーコン巻きの完成だ。ベーコンの塩気だけではもの足りないようであれば、醤油を加えてバター醤油味にしよう。
結論
えのきステーキは使いにくいえのきの根元部分のみを使って作る。根元部分は密集しているため焼いても崩れず食べごたえ十分だ。えのきステーキは味付けをいろいろ工夫することで味わいを変えられるが定番のバター醤油味がおすすめだ。こんがりと焼けたえのきステーキにバターのコクと醤油の香ばしさが加わることで旨みたっぷりのステーキになる。
(参考文献)
※1 文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
※1 文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」
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