1. 筑前煮は冷凍できるの?保存方法とは

筑前煮を作り過ぎたら、冷凍保存しよう。ポイントをおさえれば、難しくはない。
空気を抜いて保存する
余った筑前煮を、密閉容器やフリーザーバッグなどに汁ごといれ、空気をしっかり抜く。空気が入ると酸化し劣化につながるおそれがあるため、なるべく空気を抜いておきたい。あとは、冷凍庫に入れておけばよい。環境にもよるが、おおよそ2週間程度は保存できるだろう。
解凍は自然解凍かレンジ解凍で
冷凍した筑前煮を解凍する際は、冷蔵庫などで自然解凍できればベストだ。味や食感をなるべく残しつつ解凍できるからだ。とはいえ、自然解凍では時間がかかる。手早く済ませたいなら、レンジで解凍するのもよい。様子を見ながら解凍していこう。ただし、レンジを使うと具材の水分が抜け、食感が変わる可能性がある。その点に注意しよう。
こんにゃくは冷凍NG!
筑前煮は冷凍できると書いたが、こんにゃくは例外だ。こんにゃくを冷凍すると水分が抜け、食感が大きく変わり、凍みこんにゃくと呼ばれる状態になる。これはこれで美味しいものの、筑前煮とは相性がよくない。そのため、筑前煮を冷凍するのはこんにゃくだけ除けてからにしよう。つまりこんにゃくを長期保存できないということだが、仕方ない。
2. 冷凍した筑前煮はお弁当のおかずにも!

筑前煮を冷凍しておくと、お弁当のおかずに使うこともできる。
凍ったまま詰めてOK!
お弁当箱に筑前煮を詰める際は、解凍は不要だ。朝に詰めたとすると、昼には自然解凍して食べられる状態になっている。しかも解けるまでの間は保冷剤の代わりとなり、お弁当の鮮度を保ってくれるのだ。そのため、筑前煮は凍ったまま詰めてしまって問題ない。
煮汁とは分けて包む
筑前煮をお弁当に詰めたい場合は、煮汁とは分けて冷凍しておこう。というのも、煮汁が多いと解けた際に汁漏れの原因となるからだ。また、ほかのおかずにもしみ込んでしまう。そのため、汁気をきって保存しておけば、問題なくお弁当に詰められるはずだ。
小分けにして冷凍しておくと便利
筑前煮をまとめて冷凍していると、使う分だけ分けるのが大変だ。あらかじめ1食分ずつに小分けにして冷凍しておけば、使う際に分ける手間を減らせる。お弁当に使うなら、いくつも小分けにして保存しておくのがおすすめだ。
筑前煮には野菜がたっぷり含まれるため、お弁当の栄養を補うこともできる。積極的に使いたい。
3. 筑前煮の作り方!冷凍野菜を使えば時短ラクラク!

筑前煮を作ってから冷凍するほかにも、冷凍の和風野菜を使って筑前煮を作るという方法もある。普段作る筑前煮とは具材が随分違うと感じるかもしれないが、冷凍野菜を使っても美味しく仕上げられるのだ。簡単に作れるので、ぜひ試していただきたい。
具材を炒める
火を通すのにいちばん時間がかかる鶏肉を、先に炒める。火が通ったら、冷凍野菜やこんにゃくなどの具材をまとめて入れて炒めればよい。
煮込む
あとは通常の筑前煮と同様に、調味料を加えて煮込めばよい。煮汁がなくなるまで加熱し、冷ませば完成だ。冷凍野菜は水分が抜けている分、煮汁の味がしみ込みやすい。そのため、美味しさは十分に期待できる。
筑前煮の手間がかかるポイントは、具材の下ごしらえだ。冷凍野菜を使えば、下ごしらえをまるごと省略できる。そのため、冷凍野菜をストックしておき、筑前煮を食べたいときにさっと作るのはよい方法だ。
結論
筑前煮は空気に触れさせないよう冷凍すればよい。こんにゃくを冷凍できないのがネックではあるが、お弁当に詰めて保冷剤代わりにもできるなどのメリットも多い。野菜の栄養がしっかり摂れる料理なので、うまく冷凍保存を駆使して積極的に食べたい。筑前煮を作る機会が増えれば幸いだ。
この記事もCheck!