1. 残った食パンがメインおかずに!パングラタンにアレンジ
残り物の食パンをおかずにアレンジする際に、ぜひレパートリーに入れておきたいのがパングラタンだ。ホワイトソースがしみてやわらかくなるため、パサパサになった食パンが別の食べ物のように生まれ変わる。洋風おかずの定番グラタンへのアレンジに挑戦してみよう。
トーストを食べやすい大きさにカット
食パンはトーストしてから6~8等分など、食べやすい大きさに切っておく。
ホワイトソースを作る
小鍋に入れたバターを熱し、溶けたら小麦粉を加えて混ぜる。牛乳を少しずつ加えてのばし、最後に塩こしょうで調味すれば完成。または耐熱容器に溶かしバター、小麦粉、牛乳を入れて混ぜ、2~3回に分けて電子レンジで加熱するという方法もある。市販のホワイトソースを使ってもよい。
耐熱皿に食パン、具材、ホワイトソース、チーズを入れて焼く
具材は好みのものを用意する。食べごたえのあるおかずにアレンジするには、さまざまな具材を使うのがおすすめだ。ツナやコーンなどはそのまま加えてよいが、ブロッコリーや鶏肉など火の通りにくい具材を使う場合は、あらかじめ加熱しておこう。グラタン皿など耐熱容器に食パンと好みの具材、ホワイトソースを入れてなじませ、ピザ用チーズをかけてオーブンかトースターで焦げ目がつくまで焼く。
2. 食パンをオシャレおかずにアレンジ!食パンキッシュ
次に紹介するおかずへのアレンジは、フランスの伝統的な家庭料理・キッシュだ。 洋風おかずのなかでもオシャレで手の込んだイメージのキッシュだが、タルト生地を一から作らなくても食パンをアレンジすれば簡単に作れる。
食パンをのばしてキッシュの土台を作る
食パンは、麺棒を使ってしっかりとのばす。ぺったんこになるくらいまでのばすことで、卵液がパンにしみ込みすぎずキッシュがふっくらと仕上がる。のばした食パンをバットなどに敷き詰める。縁からパンが少しはみ出すくらいに敷くのがポイントだ。
卵液を作る
アパレイユと呼ばれるキッシュの卵液は、卵と牛乳、チーズを混ぜて作る。粉チーズで作るのが一般的だが、ピザ用チーズを使うとチーズの存在感をより楽しめる。
キッシュを焼く
卵液に好みの具材を混ぜたら、食パンの土台に流し入れる。火の通りにくい具材を使う場合は、あらかじめ加熱したものを混ぜよう。オーブンで約40分焼けば完成。ちなみにフライパンにクッキングシートを敷き、材料を入れて蒸し焼きにする方法もある。パンキッシュは具材を変えるだけでもさまざまなアレンジが楽しめるため、ぜひおかずのレパートリーに入れておきたい。
3. 食パンをおかずスープにアレンジ!食パンオニオングラタンスープ
フランスパンの代わりに食パンを使ったオニオングラタンスープも、ぜひ覚えておきたいおかずアレンジの一つ。パンが入っているためボリュームのあるおかずスープに仕上がり、朝食にもぴったりな簡単アレンジだ。
食パンはトーストしてカット
8枚切りの食パンをトーストし、スープカップに入る大きさに切る。4等分がおすすめだ。
たまねぎを炒めてスープを作る
オニオングラタンスープの決め手は、たまねぎの香ばしさ。バターを熱した小鍋に薄切りのたまねぎを入れて、焼き色がつくよう炒める。あまり混ぜすぎないようにするのがポイントだ。たまねぎが色づいたら、水を加えて混ぜながら、乳化するまで強火で煮詰めよう。さらに水とスープの素を加え、煮立ったら火を止める。
スープにパンを入れ、チーズをかけて焼く
耐熱のスープカップにオニオンスープを注ぎ、切った食パンを入れてピザ用チーズをかける。トースターかオーブンで焼き色がつくまで焼いたら完成。シンプルなオニオンスープがおすすめだが、ほかの食材を追加して具沢山なおかずスープにアレンジしても美味しい。
4. 食パンを衣にアレンジ!おかずになるえび団子のパン衣揚げ
洋風なおかずへのアレンジを紹介してきたが、最後に紹介するのは中華風おかずのえび団子だ。えび団子のゴツゴツとした衣を作るのに食パンがぴったりなのである。余った食パンをパン粉にリメイクする使い方は広く知られているが、角切りにすれば食べごたえのある衣にアレンジできるのだ。
食パンを角切りにする
5~8mm角に食パンをカットし、バットなどに広げておく。
えび団子の種を作る
背わたを取るなど下処理をしたむきえびをみじん切りにし、潰したはんぺんと酒、砂糖、塩、片栗粉を加えてすり潰しながら混ぜ合わせる。みじん切りにした長ねぎやしいたけを加えても美味しい。具材は好みでアレンジしてみよう。
食パンをまぶして揚げる
えび団子の種を一口大に丸めて、表面に角切りにした食パンをしっかりとつける。フライパンに多めのサラダ油を熱し、きつね色になるまで揚げたら完成。食パンアレンジで中華風のおかずができることもぜひ覚えておいてほしい。
結論
食パンが余ったら、本記事で紹介したようなおかずにアレンジしよう。パサついた食パンでもまったく違った食べ物に生まれ変わる。トーストにしたりのばしたり、角切りにしたりとさまざまな使い方ができるため、ぜひ食パンを活用してほしい。
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