1. オムライスの卵をとろとろに仕上げるコツとは?

オムライスの卵をとろとろにするには火加減やフライパンから卵を取り出すタイミングも重要だが、この感覚をつかむのはなかなか難しい。しかし、コツを知れば火加減やタイミングがあいまいなままでもとろとろの卵にすることができる。最初にオムライスの卵をとろとろに仕上げるコツを紹介する。
フライパンは小さいものを選ぼう
まず使う調理器具が重要だ。オムライスの卵はフライパンで作るのだが、大きいフライパンだと卵が広がってしまいすぐに固まってしまう。小さいフライパンであれば卵が完全に固まるまで時間がかかるため火が通りすぎてしまうのを防ぐことができる。
卵に牛乳を加える
卵だけでとろとろに仕上げようと思うと練習が必要になってしまう。しかし、牛乳を加えれば簡単にとろとろな卵にすることができる。卵だけで作るときと比べて、牛乳を入れた場合は卵が固まりにくくなるからだ。牛乳を加えることで卵の風味がまろやかになるという嬉しいメリットもある。生クリームにも同様の効果があるため、コクがほしい場合は生クリームを使ってもよいだろう。
バターはたっぷりと使う
卵を焼くときにはバターをたっぷりと使おう。バターを少量しか使わないと卵がフライパンにくっつきやすくなってしまい、うまくはがせず火が通り過ぎてしまうという失敗を引き起こす。卵2個に対してバター10gが目安だ。有塩バターの場合、入れすぎてしまうと油っぽくなるうえに塩気が強くなってしまう可能性もあるのでバターの量には注意しよう。
2. まるでお店の仕上がり?とろとろオムライスの作り方!

オムライスの卵をとろとろにするコツが分かったらオムライスを実際に作ってみよう。
ケチャップライスの作り方
オムライスに欠かすことのできないケチャップライスだが、作り方は至ってシンプルだ。鶏肉や玉ねぎ、マッシュルームなどの具材を切って炒めたらごはんと混ぜ合わせ、ケチャップで味を調えるだけだ。具材の切り方は好みになるが、鶏肉は1cm角に、玉ねぎやマッシュルームは薄切りまたはみじん切りにするのがおすすめだ。卵がとろとろなのにケチャップライスがベチャっとしていては美味しさが半減してしまう。水分を飛ばすように炒めるのがポイントだ。
とろとろ卵の作り方
卵をボウルに割り入れたら牛乳を加えてしっかりと混ぜる。フライパンにバターを入れて温める。バターがほどよく溶けたら卵を一気に流し入れ、卵が固まらないうちに菜箸でかき混ぜる。卵が半熟状態になったら、かき混ぜるのをやめて火から下ろす。皿に盛り付けておいたケチャップライスの上に卵をのせればとろとろオムライスの完成だ。ちなみに、とろとろオムライスの中には卵の中心にナイフを入れてトロっとした半熟状態を広げるパターンもある。とろとろ卵の基本的な作り方は一緒だが、最後にオムレツ状に成形する必要がある。成形に時間がかかってしまうと火が通り過ぎてしまうため、なるべく手早くやるのがポイントだ。
3. ラップを使えば失敗知らず?とろとろオムライスの作り方

半熟状に仕上げたとろとろオムライスをそのままケチャップライスの上に盛り付けるだけでも十分に美味しそうだが、やはりお店のようにナイフを入れてトロっとした半熟部分が出てくる盛り付けにも憧れる。しかし、フライパン上できれいに形を整えることができず、結果的に火が通り過ぎてしまうという失敗も起こりうる。ここではそんな失敗を回避する方法を紹介する。
ラップで成形すればきれいにできる
とろとろ卵はラップを使えば簡単にきれいに形を作ることができる。フライパンからラップに移すことで余熱で火が通ることを防ぐこともできるため、多少成形に時間がかかっても半熟状態を維持できるのも大きなメリットだ。また、卵は力加減を誤ると破れてしまうのだが、ラップ越しに手で成形することができるため力が加減しやすく理想の形にしやすい。
ラップの使い方
半熟状に仕上げた卵をラップの上に移す。移す際は半熟状が上になるようにしよう。ラップごと卵を持ち上げて楕円上(オムレツのような形)になるように成形する。成形する際も上の部分が半熟状になるように注意しよう。成形できたら再びフライパンに戻すのだが、必ず半熟状が下になる(フライパンに接する)ようにしよう。弱火で加熱し表面の卵が固まったらケチャップライスの上にのせる。食べる際にナイフで切れ目を入れればとろとろのオムライスの完成だ。
結論
卵だけでは難しいとろとろ卵も牛乳や生クリームを使えば簡単に作ることができる。また、加熱の際もしっかりと菜箸でかき混ぜることでほどよい半熟状態に仕上げやすくなる。半熟状態になったと思ったらなるべく早く盛り付けるのがきれいに仕上げるポイントだ。ラップを使えばお店のようなオムライスを作ることもできる。卵にナイフで切れ目を入れたときの感動をぜひ家でも体感してみよう。
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