目次
1. シャインマスカットのタルトの飾り方のコツ

まずは、タルトの土台となる生地から作ってみよう。タルトの生地には数種あるが、その中からパートシュクレというほどよい柔らかさのものの作り方を紹介する。
パートシュクレとは
タルトの生地には、バターをたっぷりと含んだ濃厚なものやかなり硬めの生地などさまざまなタイプがある。そのなかでもパートシュクレは、甘さも食感も中庸でありカスタードクリームやシャインマスカットと合わせて美味しく食べることができる。
材料と作り方
パートシュクレにもいくつかの作り方があるが、基本的な材料は製菓用の小麦粉、バター、卵、砂糖である。より濃厚に作りたい場合には、アーモンドプードルを加えてもよいだろう。室温に戻したバターをよく混ぜ、砂糖、卵、小麦の順に加えていく。小麦粉の粘りが出ないように生地をよくこね、一晩ほど寝かせると生地が落ち着く。取り出した生地をめん棒で伸ばし、タルト用の容器に敷いていく。加熱すると生地は収縮するので、容器の縁よりも数mm大きく広げると仕上がりがきれいである。
2. シャインマスカットのタルトの基本の作り方

タルトのクリームといえばカスタードクリームが頭に浮かぶが、今回はフルーツタルトとことのほか相性がよいといわれるクレームダマンドで趣を変えてみよう。
アーモンドパウダーを使用して
クレームダマンドは、アーモンドのコクと香ばしさを利用したクリームであり、アーモンドプードル、バター、砂糖、卵を材料にして作る。常温に戻したバターと砂糖をよく混ぜて、卵も加えてエマルジョン状態にする。アーモンドプードルも入れてダマができないように混ぜて、冷蔵庫で寝かせる。パートシュクレの上にクレームダマンドをのせる場合は、絞り器に入れて渦巻き状にするとキレイに仕上がる。160℃で30分ほどオーブンへ。上部にシャインマスカットや生クリームを使ってキレイにトッピングしよう。
3. シャインマスカットのチーズタルトの作り方

アーモンドの香り漂うシャインマスカットケーキも悪くないが、オーソドックスなチーズケーキにしても家族には喜ばれるだろう。深煎りのコーヒーとともにパートナーと味わいたくなるシャインマスカットのチーズタルトを紹介する。
さわやかなレモンの香りをきかせて
生地をチーズケーキにする場合には、クリームチーズ、レモン汁、砂糖、生クリーム、小麦粉を材料とする。湯せんで優しくクリームチーズを柔らかくして、砂糖、卵、生クリーム、レモン、小麦粉の順に混ぜていく。これをタルト生地の上にのせて、180℃で45分ほど焼くのである。レモンの香りがアクセントになるケーキとなる。
オーブンを使わないチーズケーキも
ちなみに、チーズケーキはオーブンで焼かないタイプもある。この場合も使用するのはクリームチーズである。生クリーム、砂糖、レモンの汁とよく混ぜて土台の生地にのせて、冷蔵庫で冷やす。いずれのチーズケーキも、トッピングにするシャインマスカットと美味しく食べることができる。
4. シャインマスカットのタルトの飾り方のコツ

簡単に見えるトッピングであるが、こちらも慣れていないと見栄えよくするのは難しい。シャインマスカットはどのように飾ったらキレイになるだろうか。
より本格的にナパージュを使って
まず、使用するシャインマスカットは洗ったあとにしっかり水気を切っておくことが肝心である。半分に切って花びらのように広げて飾ると見栄えがする。より本格的にしたいのであれば、ナパージュを使用する手がある。ナパージュとは、ケーキをツヤツヤに見せるゼラチン状のもので、とくにフルーツに使用することが多い。簡単にできる市販のタイプもあるので、ぜひトライしてみてほしい。
結論
シャインマスカットを使用したタルトは一種とはかぎらない。土台さえできれば、さまざまな風味のタルトを楽しむことができる。手間はかかるが、その分だけ食べる喜びは倍増する。甘いシャインマスカットと相性のよいタルトの味を見つけて、自家製の美味を堪能してみてほしい。
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