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余った生クリームの消費に便利!少量の生クリームで作れるレシピ

余った生クリームの消費に便利!少量の生クリームで作れるレシピ

投稿者:ライター 笠原花萌(かさはらかほ)

監修者:管理栄養士 小林里穂(こばやしりほ)

鉛筆アイコン 2020年11月 8日

せっかく買った生クリームを余らせてしまうことは、よくあるだろう。半量しか使わないレシピで料理を作ったり、できあがった料理の上にまわしかける用としてスプーン1杯程度しか使わなかったりすると起こってしまう事態なので、それを防ぐのは難しい。防ぐことはできなくても、余った生クリームでデザートやごはんを作って消費することはできる。少量の生クリームを使ったデザート、おかず、ごはんの作り方を紹介していこう。

  

1. お菓子で生クリーム消費

生クリームは200mlで販売されていることが多い。半量の100mlだけ使用し、残りの生クリームの消費に困った場合には、もう半分を使ってお菓子を作ってみてはいかがだろうか。生クリームはお菓子の材料としてよく使われているので、半量の100mlだけを消費できるレシピも豊富。今回はイタリアのデザートであるパンナコッタの作り方と、大人も子どもも大好きなベイクドチーズケーキの作り方を紹介しよう。

パンナコッタの作り方

材料は、生クリーム100mlと牛乳、砂糖、ゼラチン、バニラエッセンスの5つ。牛乳の量は生クリームと同量程度でいい。
まず、ゼラチンを水でふやかしておく。鍋に生クリームと牛乳、砂糖を入れ、弱火で砂糖を混ぜ溶かす。このとき、沸騰させないように注意しよう。砂糖が溶けたら火を止め、水でふやかしたゼラチンと、バニラエッセンスを加えて混ぜる。粗熱が取れたら器に移し、冷蔵庫で冷やし固めたら完成だ。どのくらいで固まるかはゼラチンの量にもよるので、ゆっくりと器をかたむけて固まっているか確認しよう。砂糖の量を控えめにして、黒蜜やキャラメルソースなどをかけて食べても美味しい。また、バニラエッセンスの代わりにラム酒などを少量加えると、大人の味のパンナコッタができるのでぜひ作ってみてほしい。

ベイクドチーズケーキの作り方

材料は、ビスケットと無塩バター、クリームチーズ200g、グラニュー糖、卵、生クリーム100ml、薄力粉、レモン汁、バニラエッセンス。クリームチーズと卵は常温に戻しておく。
丈夫なポリ袋にビスケットを入れ、麺棒で叩いて細かくする。そこに溶かした無塩バターを加え、袋をもんでよく混ぜる。袋から取り出してケーキ型の底全体に敷き詰め、しっかりと押さえる。あとはケーキ生地ができるまで冷蔵庫に入れて冷やしておく。つづいて、ボウルにクリームチーズを加えてゴムべらで混ぜ、グラニュー糖を加えてよく混ぜる。そこに溶いた卵を少しずつ加えて、そのたびにしっかりと混ぜる。同じようにして生クリームも少しずつ加え、そのたびによく混ぜよう。ふるった薄力粉を入れてさっくりと混ぜたら、最後にレモン汁とバニラエッセンスを加えて混ぜる。これを冷やしておいたケーキ型に流し入れ、170℃に予熱したオーブンで約40分焼いたら完成だ。すぐには型から外さず、冷蔵庫で一晩寝かせてから型を外そう。生クリームの消費目的であっても、こだわってチーズケーキを作りたいという人は、ボトムに使うビスケットから自作するのもおすすめ。

2. おかずで生クリーム消費

生クリームは、ごはんのおかずを作るときにも消費できる。クリーム煮やグラタンを、生クリームで作るとより濃厚で美味しく作れる。生クリームが100mlほど残っていれば作れるので、消費に困っている人にはぜひ作ってみてほしい。

チキンのクリーム煮の作り方

材料は、鶏もも肉1枚と白菜、生クリーム100ml、洋風スープの素、薄力粉、バター、塩、黒胡椒。よりヘルシーに作りたいのであれば鶏むね肉でもいい。
一口サイズに切った鶏肉に塩、黒胡椒で下味をつけ、薄力粉をまぶす。フライパンにバターを溶かしたら、鶏肉を焼き目がつくまで焼く。そこに白菜と洋風スープの素、生クリームを加えてフタをし、弱火で軽く煮込んだら完成だ。生クリームは100mlと少量なので、洋風スープの素は入れすぎないように注意しよう。また、水分がなくなりそうな場合は、水を足してもいい。

ポテトグラタンの作り方

材料は、じゃがいもとベーコン、生クリーム、ピザ用チーズ、サラダ油、塩、胡椒。
いちょう切りにしたじゃがいもを茹でる。フライパンにサラダ油を熱して、ベーコンを炒める。そこに茹でたじゃがいもを加え、塩、胡椒で調味したら、耐熱皿に移す。あとは生クリームを注ぎ入れてピザ用チーズを好きなだけのせ、オーブントースターで焼き目がつくまで焼いたら完成だ。ホワイトソースも作らないという、とにかく簡単にできるグラタンなので、あまり手間のかからない生クリームの消費レシピを探している人におすすめしたい。

3. パスタで生クリーム消費

パスタも、生クリームの消費にぴったりの料理だ。普段牛乳で作っていたパスタも、生クリームを使うと高級感のあるパスタに生まれかわり、とても消費のために作ったとは思えないほどの美味しさ。生クリームで作るきのこのクリームパスタとカルボナーラの作り方を紹介しよう。

きのこのクリームパスタの作り方

材料は、スパゲティときのこ類、玉ねぎ、生クリーム、バター、塩、黒胡椒。
鍋にたっぷりの水を入れて湯を沸かし、塩を加えてスパゲティを茹でる。フライパンにバターを熱し、みじん切りにした玉ねぎを炒める。そこにきのこを加えて炒め、生クリームと塩、黒胡椒を加えて軽く煮る。あとは茹でたスパゲティをフライパンに加えて、和えたら完成だ。洋風スープの素も加えないシンプルな作り方なので、きのこの風味が引き立つ。食感や風味の違いも楽しめるので、いろいろなきのこを使ってみよう。

カルボナーラの作り方

材料は、スパゲティとベーコンまたはパンチェッタ、卵黄、生クリーム、粉チーズ、オリーブオイル、塩、胡椒、粗挽き黒胡椒。
ボウルに卵黄と生クリーム、塩、胡椒を入れてしっかりと混ぜておく。鍋にたっぷりの湯を沸かし、塩を加えてスパゲティを茹でる。フライパンにオリーブオイルとベーコンを入れて炒めたら、茹でたスパゲティも加えて軽く炒める。スパゲティとベーコンを卵液の入ったボウルに加え、卵液を絡めるようにして混ぜる。皿に盛ったら、粗挽き黒胡椒をふって、完成。意外と簡単に作れるので、生クリームの消費に困っている場合はぜひ作ってみてほしい。

4. それでも使い切れなかったら

これまで紹介した消費方法でもなお生クリームが余ってしまうのであれば、ひとまず消費は諦めて、冷凍保存するのもひとつの手だ。冷凍した生クリームは、飲み物に加えたり、ケーキのデコレーションに使ったりとさまざまな利用方法がある。

生クリームの冷凍方法

生クリームは、分離を防ぐためにも砂糖を加え、泡立てて冷凍するのがおすすめ。冷凍後に泡立てなおすことはできないため、しっかりと泡立てる。スプーンで少量ずつ金属製のバットに敷いたクッキングシートの上に落としたら、ラップをして冷凍する。完全に凍ったら冷凍用の保存袋や保存容器に移して、冷凍庫で保存しよう。また、ケーキのデコレーション用などに利用したい場合は、冷凍用の保存袋に泡立てた生クリームを直接入れて冷凍する。砂糖を加えて泡立てたもののほうが保水性があり、使用のときにもいい状態を保てる。しかし、ポタージュやシチューなどの加熱料理に使うのであれば、泡立てずに保存しててもよい。
3週間ほど冷凍できるので、その間に消費しよう。解凍するときは、冷蔵庫に移して自然解凍をする。コーヒーなどのドリンクに入れたいのであれば、凍ったまま使おう。

結論

生クリームは使い切れないことが多い食材だ。余った生クリームはデザートやごはんに利用できるので、いろいろな方法で楽しみながら消費しよう。それでも使い切れないときには、冷凍保存も考えてみてほしい。
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  • 更新日:

    2020年11月 8日

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