1. 丸鶏がなくても作れる?手羽元を使ってサムゲタンを作ってみよう

まず始めに、本来のサムゲタンに用いる丸鶏の使い方を解説していく。その後に、代役を務める手羽元の特徴や魅力を紹介していく。
サムゲタンの丸鶏の使い方
丸鶏は腹の中をよく洗い、水分をしっかりと拭き取っておく。首周辺の皮を左右から真ん中に寄せて、タコ糸で縛りふたをする。尾っぽ側の穴から、もち米と栗とにんにくを入れる。その後、高麗人参とナツメとしょうがを半量程度入れていく。尾っぽの皮を左右から引っ張りタコ糸で縛り、さらに左右の足も引っ張りタコ糸で縛る。
大きめの鍋に丸鶏と半量余っている高麗人参とナツメとしょうがを入れて、ひたひたになるくらいの水を入れる。沸騰するまで強火で煮ていき、沸騰したら弱火にしてアクを取りながら、3時間程度煮続ける。途中水を加えながら、丸鶏が水中にある状態を保ち続けるようにする。丸鶏が柔らかくなったら完成である。
家でサムゲタンを作れるか?
家でサムゲタンを作ろうとした場合は、どうしても店と同じように丸鶏を使うことは難しいだろう。そのような場合は、骨付き肉である手羽元がサムゲタンに適しているといえる。
次に、手羽元の特徴と魅力を紹介していく。
次に、手羽元の特徴と魅力を紹介していく。
手羽元について
手羽元の最大の魅力は、柔らかい肉質で食べやすく、さらにたんぱく質を豊富に含んでいることだろう。煮込むことで、しっかりとした太い骨から美味しい出汁が出るのも嬉しいポイントである。ぜひ、積極的にサムゲタン作りに活用してみてもらいたい。
手羽元の近くの部位に手羽先がある。手羽先は手羽元と比べて少し脂質が多いが、その分骨からも身からもよい出汁がとれるので、手羽先もサムゲタンに向いているといえるだろう。
2. ほっこりあったまる手羽元と大根のサムゲタン風煮込み

「手羽元と大根のサムゲタン風煮込み」を紹介していく。圧力鍋を使って作るので、とても柔らかく美味しいサムゲタンが味わえる。最初に圧力鍋について説明してから、サムゲタンの作り方を説明しよう。
圧力鍋とは
圧力鍋の特徴は圧力調整機能がついていることであり、調理中の鍋の中を高温かつ高圧にすることができるので普通の鍋を使っての調理よりも短時間で調理が済み、時間短縮になるということである。また、時間短縮によって自然にガスや電気の消費を抑えられるので節約効果にも繋がる。
普通の鍋では叶わないところまで柔らかくなるということも、大きな利点といえるであろう。今回は手羽元はもちろんのこと、一緒に煮る大根も芯まで柔らかくすることができる。
次に、圧力鍋を使ったサムゲタンの作り方を紹介していく。
普通の鍋では叶わないところまで柔らかくなるということも、大きな利点といえるであろう。今回は手羽元はもちろんのこと、一緒に煮る大根も芯まで柔らかくすることができる。
次に、圧力鍋を使ったサムゲタンの作り方を紹介していく。
「手羽元と大根のサムゲタン風煮込み」の作り方
材料
手羽元、もち米(白米でも可)、にんにく(チューブ可)、しょうが(チューブ可)、大根、鶏ガラスープの素、塩コショウ
作り方
まず米を研いで、大根は厚めのいちょう切りにしておく。圧力鍋にすべての材料と水を入れて、15分程度加圧する。加圧後に圧が下がるまでしっかりと待ってから、ふたを開けてアクを取り除く。必要があれば、味の微調整をするとよい。
圧力鍋のおかげで、手羽元も大根も柔らかく完成する。
3. もち麦がプチプチ美味しい手羽元のサムゲタン風スープ

もち米の代わりにもち麦を使ったサムゲタンの作り方を紹介していく。まず最初に「もち麦」について解説してから、サムゲタンの作り方に移っていく。
もち麦とは
もち麦とはもち性の大麦であり、食物繊維を多く含んでいるという特徴がある。プチプチ食感が新感覚で、近年注目を集めている食材である。
今回は、このもち麦を使って作るサムゲタンを紹介していく。
今回は、このもち麦を使って作るサムゲタンを紹介していく。
「もち麦入りサムゲタン風スープ」の作り方
材料
手羽元、もち麦、にんにく(チューブ可)、しょうが(チューブ可)、野菜類(ねぎ、にんじん、ニラ、きのこ類など)、塩コショウ
作り方
野菜類を適度な大きさに切る。深めの鍋に手羽元、もち麦、にんにく、しょうが、野菜類を入れて、水も加えて火にかける。30~40分程度煮込んでから、塩コショウで味を調えたら完成。
プチプチ食感が癖になるサムゲタン風スープを美味しく食べてもらいたい。
結論
家でも店に負けないサムゲタンが作れる、ということが伝わっただろうか。気負わずに気楽に、まずはサムゲタン作りに挑戦してみてもらいたい。きっと、好みの味や食材が見つかることであろう。少し多めに作って、残りは翌日の朝食に食べるのもおすすめである。きっと、よい目覚めになることだろう。
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