1. 肉だんご鍋の作り方!コク旨味噌味で温まる

鍋といえばすき焼きやちゃんこ風、キムチ鍋などいろいろあるが、肉だんごを入れるなら味噌味がおすすめだ。鍋で味噌味というと珍しく思うかもしれないが、肉だんごや野菜、きのこに味噌味がしみ込むことでホッとさせてくれる味わいになる。また、味噌は家にあることが多く、わざわざ鍋の素を購入する必要がないというメリットもある。
肉だんご鍋(味噌味)の作り方
肉だんご以外の食材は何を入れても構わない。鍋の定番食材である白菜などの葉物野菜はもちろん、大根や人参などの根菜類、しいたけやえのきなどのきのこ類など多くの食材を入れることでそれぞれの旨みがしみ出し、より美味しい鍋にすることができる。使う食材の種類が多くなると皮むきなどの下処理が大変になるが、下処理さえしてしまえばあとは煮るだけなので普段の料理よりは簡単に作れる。火の通りにくい具材から鍋に入れ、すべての具材に火が通ったら味噌を溶く。味噌をそのまま入れるとうまく溶けないこともあるため、あらかじめ水やみりん、酒で溶いておくとよい。味噌だけでも十分に美味しいのだが、豆板醤などを加えてピリ辛にすると味噌の旨みがより引き立つ。
柔らかい肉だんごの作り方
肉だんごは作り方によって硬さを調整することができる。鍋に入れる場合はしっかりとした肉だんごよりふわふわと柔らかい肉だんごのほうがおすすめだ。柔らかい肉だんごを作りたいなら水を入れよう。水を入れるとベチャっとしてしまうと思いがちだが、含まれる水分量が多いとふっくらと仕上げやすくなる。
2. 夏でもOK!あっさり肉だんご鍋

鍋といえば冬のイメージが強いが、夏に食べるのもよい。鍋にしてしまえば暑い中、長時間台所に立つ必要がなくなるため料理の負担が減る。ただし、夏は食欲が落ちてしまうため一工夫必要だ。ここでは夏向けの肉だんご鍋を作るときのポイントを紹介する。
夏用に味付けを変える
暑い時期にあえて味噌やキムチなどのこってりとした鍋を食べるというのもよいが、やはり時期的にあっさりとしたものが食べたくなる。そのため、夏に肉だんご鍋を作るときは鍋つゆをさっぱりしたものにしよう。シンプルに鶏ガラで味付けしただけの鍋つゆでも肉だんごや野菜から旨みや甘みがしみ出すため美味しく食べることができる。
ポン酢を使う
鍋つゆがさっぱりだと夏でも食べやすいのだが、少し味気なく感じることもあるだろう。そんなときはタレとしてポン酢を使おう。冬に食べる鍋でもポン酢をタレとして使うことがあるが、ポン酢の清涼感のある香りとあっさりとした味わいが食欲を掻き立ててくれるため暑い夏にこそ最適だ。また、アクセントとして柚子胡椒をつけてもよいだろう。
肉だんごに一工夫!
肉だんごを手作りするなら入れる具材を少し変えてみるのも面白い。肉だんごには玉ねぎや長ねぎを入れることがあるのだが、代わりに大葉を入れると肉だんごに大葉の香りが加わるためさっぱりとした味わいを楽しめる。
3. 自宅でプロの味!味わい深い肉だんご鍋

鍋は味付けや入れる具材を変えることでいろいろなバリエーションを楽しむことができるのだが、見た目が変わりにくいため飽きてしまうこともある。ここでは少し目先を変えて楽しめるプロの肉だんご鍋を紹介する。
大根おろしたっぷりのみぞれ鍋
鍋といえばいろいろな具材を入れるイメージがある。しかし、みぞれ鍋に入れる具材は肉だんごとごぼう、大根おろし、そして彩りに万能ねぎとシンプルだ。材料がシンプルであるため肉だんごの存在感が引き立つ。気になる作り方だが、ごぼうはささがきに、大根はすりおろして大根おろしに、万能ねぎは小口切りにする。鍋に出汁と薄口醤油、みりんを入れて煮立たせたら肉だんごとごぼうを入れて煮る。火が通ったら大根おろしを入れ、万能ねぎを散らす。こしょうで味を調えれば完成だ。
ピリ辛!中華風肉だんご鍋
鍋でピリ辛といえばキムチ鍋の印象が強いが、豆板醤と酢、砂糖、醤油、ごま油を混ぜ合わせたものを鍋に入れれば簡単に中華風のピリ辛肉だんご鍋にすることができる。最初に鶏ガラ出汁のさっぱりした鍋を作り、食べている最中に豆板醤や酢を混ぜれば簡単にピリ辛に味変することができる。変化がほしいときにおすすめだ。
とろろ入り肉だんご鍋
とろろを鍋に入れるとふわっとした食感を楽しむことができる。とろろだけをそのまま入れても美味しいのだが、卵を加えることで熱を加えてもふわとろの食感を楽しめる。いつも通りに肉だんご鍋を作ったら、仕上げにとろろを一気にかけて蒸す。これだけでとろろ入り肉だんご鍋ができる。
結論
肉だんご鍋はボリュームたっぷりで食べ盛りの子どもにもおすすめだ。同じような材料でも冬は味噌味でそのまま、夏は鶏ガラ出汁で味付けし、ポン酢につけながら食べるといったように工夫することで1年を通して楽しむことができる。肉だんごと野菜などの具材を煮るだけというシンプルな料理だが、味付けを変えて新しい肉だんご鍋を探求するのも醍醐味の1つだ。
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