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つくね、つみれ、ハンバーグ、この3つの違い正しく説明できる?

つくね、つみれ、ハンバーグ、この3つの違い正しく説明できる?

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2019年12月18日

家庭の献立にもお弁当のおかずにも、大人から子供まで人気の高い料理、「つくね」「つみれ」「ハンバーグ」。肉や魚のミンチを使ったこの3つの料理、違いはいったい、なんだろう?ルーツや調理法から探っていこう。

  

1. 「つくね」とは?

焼き鳥店でも、家庭の献立のメニューとしても親しまれている「つくね」。こねて丸めるという意味をもつ「つくねる」(捏ねる)が元々の語源といわれている。

一般的な作り方は、鶏ひき肉などに長ネギのみじん切り、卵や調味料を加えて、手でしっかりとこねて丸める、棒や串に刺すなどして形を作ってから焼く、というものだろう。ふんわりと仕上げたい場合は山芋のすりおろしや豆腐をくわえたり、食感を出したいときには軟骨やみじん切りのレンコンを入れたりと、材料のバリエーションは様々だ。

2. 「つくね」と「つみれ」は調理法の違い?

「つくね」と非常によく似た食材に、鍋やおでんに欠かせない「つみれ」がある。「つくね」との違いは何だろうか?

「つくね」は鶏肉をつかったもの。「つみれ」は魚肉を使ったもの。と思っている人も多いかもしれない。だが鶏肉の「つみれ」も存在している。実は「つくね」と「つみれ」の違いは材料の違いではない。

「つみれ」の語源は「つみいれる」(摘み入れる・抓み入れる)という動詞。少しずつちぎって(摘むようにして)鍋に直接入れて茹で上げるため、「つみれ」と呼ばれるようになった。「つくね」は材料をこねてから丸める、串に刺すなど、しっかり形を整えてから調理する。この作り方に違いがある。

「つみれ」は肉や魚を包丁でたたく、すり鉢で擦るなどミンチ状よりも肉類を細かく滑らかにする。そこへつなぎの卵や片栗粉、調味料を加え混ぜるため、「つくね」よりもペースト状に近いタネになる。直接だし汁や湯の中に入れて茹で固めるにはペースト状に近い方がばらつきにくい。

3. ハンバーグとはどう違う?

次にハンバーグとの違いはどのような点だろうか?ひき肉や材料を混ぜてこね、手で楕円形に形成して焼くのは「つくね」と同様の調理法だ。しかし、ハンバーグのルーツは海外である。そもそも和食と洋食の違いがある。ハンバーグの起源は18世紀頃、ドイツのハンブルクで労働者が好んで食べていたタルタルステーキといわれており、生肉を細かく切り、タマネギ、塩コショウ、香辛料を混ぜたものだった。それが後にアメリカに渡り「ハンブルク風ステーキ(ハンバーグステーキ)」と呼ばれ、今日のハンバーグの形態になっていった。

基本的にハンバーグは、牛肉あるいは牛と豚の合い挽き肉を使用する。肉と玉ねぎ、パン粉、卵、塩コショウ、香辛料をよく混ぜ合わせ、楕円形に形成しフライパンやグリルで焼く。同じひき肉料理でも「つくね」とは材料の点からみても一線を画すことは明らかだ。

結論

「つくね」と「つみれ」は調理方法の違い、「つくね」と「ハンバーグ」は材料の違いということになる。しかし、現在では料理のアレンジが広がっており「和風ハンバーグ」や「つくねハンバーグ」などというボーダーのないものも多い。
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  • 公開日:

    2018年5月 7日

  • 更新日:

    2019年12月18日

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