このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
Surimiが海外で人気!日本で生まれたカニカマの海を越えた実力

Surimiが海外で人気!日本で生まれたカニカマの海を越えた実力

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 児玉智絢(こだまちひろ)

2020年11月13日

「Surimi」という名前の食べ物を聞いたことがあるだろうか。魚のすり身のことではなく、海外で一般的に流通している日本のカニカマのことである。このSurimiが外国でどのように食べられているか、外国の食文化との関わりや練り物事情についても解説する。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. 海外でカニカマが「Surimi」の呼び名で流行中

日本でサラダや弁当の具として親しまれている「カニカマ」は、高級食材であるカニの身に似せて作られた「カニ風味かまぼこ」である。スーパーの練り物コーナーに並び、比較的安価に買える。このカニカマだが、海外では「Surimi(スリミ)」という呼び方で愛されているようだ。

日本から海外に伝わった「Surimi」

カニカマは、寒い地域で漁獲されるスケトウダラ(スケソウダラ)という白身魚のすり身を加工したもので、1972年に日本の練り物会社が初めて開発したといわれている。その頃、練り物の製造技術が海外へ伝わり、カニカマも1980年代頃から海外で製造されはじめたようだ。以後、カニカマは「Surimi」として諸外国では日常的に食べられている。とくにヨーロッパでは、ヘルシー志向による魚食の増加や日本食の流行も影響し、いまや生産量も消費量も日本を上回るほどなのだ。

「Surimi」に対する海外の反応は?

スーパーで手軽に買えるSurimiについて、海外の反応はどうだろうか。魚も食べるが肉食メインのイギリスでは、「スティック状で食べやすくおやつに最適」「加熱する必要がないので手軽」と親しまれているようだ。また、魚を食べる習慣が少ないドイツでも、「魚のにおいが気にならない」「そのまま食べられるので冷製の前菜に使いやすい」といった理由で受け入れられている。
そのほかの国でも、寿司ネタとして人気があったり、ファストフードに使われたりと、Surimiは各国の食文化にすっかり溶け込んでいるようである。

2. 外国のSurimi・練り物事情

Surimiがどのように売られているか、Surimi以外の練り物があるのか、海外の練り物事情を見ていこう。

スーパーで販売される「Surimi」

ヨーロッパのスーパーでは、Surimiは瓶詰めイクラやスモークサーモンなど魚介類の加工食品と同じ場所に置かれている。冷凍状態で売られていることが多く、日本でもよく見かけるスティック状のタイプや、輪切りのタイプが一般的。国によっては、ハーブで味付けされたものやディップ用のソースとセットになったものなど、Surimiを使った加工食品も豊富なようだ。

外国には練り物文化があるのか

外国でも、魚を食べる習慣のあるアジア圏では練り物文化がある。タイやベトナム、マレーシアなどの東南アジアでは、ちくわやさつま揚げのような練り物が、台湾や韓国などの東アジアでは、さつま揚げやすり身団子のような練り物が食べられているようだ。
一方、ヨーロッパなど肉食文化の地域では、肉をミンチにして作る「ソーセージ」はあっても、魚のすり身で作った練り物は少ない。日本の伝統的練り物である「かまぼこ」や「はんぺん」も、ヨーロッパではあまり食べられていないようだ。

3. フランスでのSurimiの食べ方

「美食の国」といわれるフランスでもSurimiの消費量は多いようだ。日本からSurimiが伝わってから長い時間をかけてフランスの食文化にしっかりと定着していったのだろう。いまではどこでも手に入り、手ごろな値段で買えるおなじみの食材となっている。
フランスのスーパーに並ぶSurimiは、普通のタイプ以外にも、山羊のチーズ入り、エビ風味、そぼろ状になったものなど、日本では目にすることがないようなSurimi商品に加工されている。
また、惣菜売り場でもSurimiを使ったメニューは豊富だ。とくに冷製の前菜として食べられることが圧倒的に多く、野菜とともにテリーヌやサラダなどの具として使われている。家庭料理にも取り入れやすく、サラダはもちろん、Surimiとアボカドを使ってムース風の前菜にしたり、キッシュやグラタンなどに入れたりして食べられているようだ。

結論

日本の練り物文化から生まれたSurimiは、外国の食文化に強く根付いている。あまりにもありふれた存在であるため、Surimiが日本食だということを知らない人もいるかもしれない。日本では脇役イメージの強いカニカマだが、外国で食べられているSurimi料理を参考にしつつ、改めてカニカマのポテンシャルの高さを感じてほしい。
この記事もcheck!
  

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ