1. 子どもも大好き!カレー風味のチキンカツ

まずは鶏肉にカレーの下味を付けて作るカツを紹介する。
通常のチキンカツは下味に塩こしょうをしてから小麦粉、卵、パン粉を付けて揚げていくが、この下味にカレー粉をプラスするのである。これだけでほんのりカレー風味になり味の奥行きが増すのである。さらに、カレー粉の量を増やせばしっかりとカレーのスパイシーさが感じられるチキンカツに早変わりするのだ。
ちなみに、カレー粉とはターメリックやクミン、コリアンダーといったさまざまなスパイスがブレンドされたミックススパイスであり、使われているスパイスは20~30種類にも及ぶ。その使用原料の種類や配合比率は各メーカーによって異なっており決まったものはない。
もし、自分で調合してみたい場合は、レッドチリパウダー、ターメリックパウダー、クミンパウダー、コリアンダーパウダーの主要スパイス4種類を配合してみるとよいだろう。いずれも100均で手に入れることもできるのでコスト的にもリーズナブルである。
2. そのままでパクパクいける!カレー衣のチキンカツ

次に紹介するのは衣にしっかりとカレー味を付けたチキンカツだ。これはパン粉とカレー粉を混ぜ合わせておき、鶏肉に衣付ける方法である。こうすることでカレー風味が感じられ、ソースをかけなくてもそのままパクパク食べることができるのだ。
なお、スパイスは天然の薬ともいわれており、健康増進に役立つ成分も多く存在している。カレーのスパイスに含まれるコリアンダーには食欲を増進させる作用があり、暑くて食欲がないときでも食べやすいことから、夏バテなどで食がすすまないときでも、しっかり食べてもらうためのバリエーションの1つとしておすすめできる。
また、ターメリックやクミンなども含まれており、これには抗酸化作用、整腸作用などが期待できる。さらに、スパイスを効かせることは塩分を控えた料理の味を引き締めたり、風味をよくしたりする効果があり、塩分が少なくても美味しく味わえるよう補ってくれるのである。そのため、減塩に取り組みたい大人にもぴったりな組み合わせなのだ。
3. 間違いなしの組み合わせ!チキンカツのカレーソースがけ

最後はチキンカツにかけるソースをカレーソースにしたレシピを紹介する。
まず、ソースがカレー味となる場合はチキンカツを普通に作る。そして、カレーソースを作るのであるが、ここでは2通りの方法を紹介したい。
1つはカレールウをベースにしたソースだ。みじん切りにした玉ねぎを炒め、水、カレールウ、ケチャップ、ウスターソースを入れたものだ。煮込んでとろみが付けば完成である。炒めた玉ねぎの旨みとウスターソースの酸味がポイントである。
そして2つめはカレー粉を使ったソースである。カレー粉、ケチャップ、ウスターソース、とんかつソースを混ぜるだけで完成だ。ここでもウスターソースを使い、揚げ物の風味に負けないようにしたい。とんかつソースはとろみを出すために使用する。
このカレーソースはそれぞれの材料を混ぜるだけでもよいが、スパイスは油で炒めることで深い味わいが出たり香りが引き立つという特徴があるため、フライパンで火にかけながら混ぜるのがおすすめである。ただし、スパイスは焦げやすいので必ず弱火で炒めるよう火加減には注意しよう。
結論
カレー風味チキンカツとひとまとめにいっても、下味にカレー粉を用いる方法から、衣に混ぜたり、ソースをカレー味にするなどの調理法がある。カレーのスパイスは食欲増進作用があり、減塩にもぴったりな調味料であることから、子どもから大人まで幅広くおすすめしたい香辛料である。
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