1. おすすめ!みんなに人気の鯛の食べ方

鯛を含む魚は、煮付けや刺身などいろんな食べ方をすることができる。切身やまるごとなど食べ方は無限に広がっている。たくさんある中でもどんな食べ方に人気があるのか、みんなが大好きな鯛料理をいくつかピックアップしよう。
刺身
新鮮な鯛なら「刺身」が人気の食べ方だ。昆布締めや湯引きなど、ひと手間を加えるとまた違った食感や味わいを楽しむことができる。醤油をつけて食べてもいいが、オリーブオイルやクレイジーソルトをかけて、カルパッチョにして食べるなど、洋風の食べ方もおすすめだ。
煮付け
鯛は煮付けにすると、鯛から出た脂が煮汁と合わさり、食欲をそそる旨さが口に広がる。切り身を煮付けにするだけでなく、アラの煮付けも人気の食べ方のひとつ。目の周りや頬など、旨みが詰まったところは絶品だ。
2. お食い初めやお祝いの鯛の食べ方

お食い初めは、赤ちゃんの誕生から100日後に行われる行事で、食べることに一生困らないようにという願いを込めて行われる。お祝い膳には、基本的に一汁三菜を並べる。赤飯、お吸い物、煮物、香の物に、尾頭付きの鯛を並べる献立が一般的だ。地域によっては、名産品などを並べることもある。赤ちゃんには実際には食べさせず、食べるマネをさせるだけなので、お食い初めが終わったあとは大人が食べる。中でも鯛は尾頭付きで大きいため、アレンジして食べるという人も。どんな風にアレンジできるのか、食べ方をいくつか紹介しよう。
鯛飯
鯛の頭も骨も一緒に炊いて、鯛の旨みを余すことなく食べられる食べ方に「鯛飯」がある。焼き鯛を堪能し、残った頭と骨を使う食べ方だ。炊飯器に洗った米、鯛の頭と骨、昆布、酒、醤油、生姜を入れて炊く。尾やひれには塩がついているため、塩を入れる必要はない。米が炊けたら、鯛と昆布を取り出し、頭や骨についている身を戻してざっくり混ぜれば完成だ。
アクアパッツァ
焼き鯛をそのまままるごと使った食べ方には、アクアパッツァがおすすめ。そのまま使うと塩辛くなってしまうので、使う前に洗うのが鉄則だ。オリーブオイルでみじん切りにしたにんにくを炒め、香りが立ったらトマトやズッキーニなどの野菜、貝類、鯛を入れる。白ワインと水を加え、沸騰したら塩こしょうで味を調えれば完成だ。
3. 地鎮祭の鯛の食べ方

家を建てるときに、工事の安全を祈って行われる行事が「地鎮祭」だ。お供えものの中に鯛があるが、この場合は焼かずに生の状態で使われる。地鎮祭後の鯛の食べ方は、焼かずに食べられることが多い。鯛を焼く=家が焼かれるというイメージから、基本的には刺身や煮魚などの食べ方がいいだろう。
鯛を捌くコツ
まず鱗を落とすが、ひれの脇などには細かい鱗があるので、包丁の先でこそぎ取る。鯛の骨は硬いので、腹の骨と中心の背骨を繋ぐ軟骨を探り当て、ひとつずつ包丁で切り離すと、キレイにおろせるだろう。頭や腹骨などのアラも、鯛は余すことなく使えるので、丁寧におろすことを忘れずに。アラの美味しい食べ方には、煮付けやアラ汁がある。煮付けにすると、頭の美味しい身を味わえ、アラ汁にすると鯛のいい出汁を味わうことができる。
4. 一匹まるごとの鯛の上手な食べ方

お祝いの席などで食べる鯛。鯛を一匹まるごと食べる場合には、大勢で食べることが想定されるため、魚の食べ方のマナーを知らないと恥をかいてしまうことも...。鯛に限らず、魚の食べ方の基本をおさえておくといいだろう。いま一度、魚の食べ方をおさらいしておこう。
魚の食べ方
魚は、頭を左に置くのが正しい置き方だ。頭から尾に向かって、中骨に沿いながら箸を入れ、背中側と腹側の身を離しながらほぐす。まず、背中側の身を頭から尾に向かって食べ、同じく腹側の身も食べる。魚をひっくり返さずに、中骨と下の身の間に箸を入れてはがし、尾から中骨を取り外す。中骨はほかの小骨やひれと一緒に、皿の隅に置いておく。上の身と同様に下の身を食べれば完了だ。
結論
和風にも洋風にも合う鯛の食べ方はたくさんある。キレイに食べる方法をおさえて、来たるべきときに備えておこう。お祝いごとで使われた鯛も、アレンジ次第でさらに美味しく食べることができる。初心者でも簡単にできる料理もあるので、ぜひチャレンジしてもらいたい。
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