1. スイス料理の飲み物紹介

スイス人が愛してやまないNO.1のドリンクが「リヴェラ」という炭酸飲料である。1952年に誕生して長い歴史をもち、大人も子どもも喉を潤したいときにはリヴェラを求めるそうだ。
炭酸飲料というと、透き通った味を思い浮かべがちだが、リヴェラにはなんと乳清が含まれている。スイスは酪農大国ということもあり、炭酸飲料にまで乳製品が使われているのだ。リヴェラに含まれている乳清は、「モルケ」というチーズを作るときに得られる上澄みのこと。リヴェラの35%はこの乳清でできているという。
リヴェラはラベルの色によって種類が分けられている。
炭酸飲料というと、透き通った味を思い浮かべがちだが、リヴェラにはなんと乳清が含まれている。スイスは酪農大国ということもあり、炭酸飲料にまで乳製品が使われているのだ。リヴェラに含まれている乳清は、「モルケ」というチーズを作るときに得られる上澄みのこと。リヴェラの35%はこの乳清でできているという。
リヴェラはラベルの色によって種類が分けられている。
- ロート(赤)...スタンダードなフレーバー。
- ブラウ(青)...低カロリー。1958年に登場し、低カロリー飲料の先駆けになった。
- グリューン(緑)...1999年に登場。健康飲料ブームを背景に、緑茶をブレンドしている。
また、現在では大豆が主原料の黄色のリヴェラや、桃が主成分のピンクのリヴェラなど、種類が増えているそうだ。炭酸飲料というと日本ではあまり健康的なイメージはないが、スイスの炭酸飲料リヴェラは、健康ニーズを意識して製造されている。さらに、リヴェラには乳清が含まれていることからも、スイスの食事を象徴する飲み物といっても過言ではないだろう。
2. スイスの代表的な飲み物。リヴェラ以外は?

スイスには、リヴェラ以外にも有名な飲み物がある。ここでは、ほかの代表的な飲み物をいくつか紹介していきたい。
・アプフェルショーレ
アプフェルショーレは100%のりんごジュースと炭酸水を合わせたドリンク。はちみつのようだったり、りんごジュースのようだったりとたとえるのが難しい風味をしている。スイスを訪れる機会があれば、ぜひ体験いただきたい。スイスのなかでも、ドイツ語圏でのスタンダードである。
・アイスカフェ
日本でのアイスコーヒーとは違い、コーヒーよりもミルク感を楽しむ飲み物である。カフェオレに無糖の生クリームをたっぷりと入れて、バニラアイスをトッピングして楽しむ夏のドリンクだ。飲み物というよりは、デザートに近い贅沢なボリュームである。
・グリューワイン
隣接するドイツの影響から、スイスでも飲まれている冬の定番ドリンク。ワインに香辛料を加えてスパイシーに仕上げ、温かい状態で飲む。スパイスのブレンドは店によって異なるため、グリューワインといっても店によっていろいろな風味を楽しめる。
3. 自宅でスイス気分を楽しむ!グリューワインづくりのポイント

紹介した飲み物のなかで、自宅で再現しやすいのがグリューワイン。グリューワインにはどのようなスパイスが含まれているのか、作り方のポイントなどを含めてみてみよう。
まず、スパイスのなかで外せないのがシナモン。シナモンの香りはグリューワインの美味しさを引き立てる。そのほか、カルダモンやクローブ、アニスが使われることが多い。スパイスのほかに、オレンジなどの柑橘系の果物もあるとフルーティーな香りが楽しめる。
グリューワインの作り方は簡単で、赤ワインと水、スパイスを鍋に入れて火にかけ、途中でフルーツを足し、最後に砂糖で味を調整する。本格的な味わいを試したい場合は、スパイスはパウダーではなく、ホールを使う。しっかりとした味が出るのでおすすめだ。
好みのスパイスやフルーツを使って、オリジナルのグリューワインを作ることもできる。いろいろな風味が混じり合うことで、より深い味わいとなるので、お気に入りのブレンドを探してみよう。
結論
スイス料理の飲み物は、隣接する国から影響を受けているものも多い。スイスだけの飲み物というと、やはり代表的なのはリヴェラだろう。飲み物にチーズの上澄みを入れるという発想は、チーズ大国のスイスだからこそ産まれたものだ。もしスイスを訪れる機会があれば、リヴェラはもちろん、スイスを代表する飲み物をぜひ味わってほしい。
この記事もCheck!