1. 簡単な野菜の飾り切り

野菜に飾り切りを施すことで、見た目が華やかになるだけでなく味がしみ込みやすくなり、一層料理を楽しむことができる。ここでは簡単な飾り切りの方法を紹介しよう。
にんじんの小花
6枚の花びらが表現されたにんじんの小花は、野菜の飾り切りの基本ともいえる。まずは1cm幅の輪切りにしたにんじんの断面に、ペティナイフや包丁で対角線上に6本の切り込みを入れよう。切り込んだ外側の部分をカットして丸くし、花びらの形を作っていく。それぞれの花びらの中央から外側へ向かい片方だけを斜めに削って、花びらに立体感が出れば完成だ。そのほか、大根やサツマイモなどさまざまな野菜でも活用できるので試してみてほしい。
きゅうりのお花切り
お弁当やワンプレートに添えることで見た目がワンランクアップするきゅうりの飾り切り。まず、きゅうりを1cm幅の輪切りにカットしよう。次に手前側を深く、真ん中へ向かって浅く斜めの切り込みになるように、包丁を手前へ傾けて、きゅうりに押し当てるように中央部分まで切り込みを入れる。包丁を右に倒し、先ほどの切り込みに向かって斜めに切ろう。位置をずらしながらこの工程を繰り返すことでお花の形ができあがる。
しいたけの十字切り
切り込みを入れるだけで華やかな見た目になるしいたけの飾り切り。まずはしいたけの軸を切り落とそう。次にかさの中央へ向かい包丁を斜めにして切り込みを入れる。半回転させたら同様に切り込みを入れよう。さらに90度回転させて、同様に切り込めばキレイな十字模様が入る。しいたけは熱が加わると縮むため、V字型にやや大きく切り込むのがポイントだ。
2. 簡単なフルーツの飾り切り

見た目がかわいらしいと子どもの食いつきは一層よくなる。子どもに人気のフルーツを使った飾り切りを紹介しよう。
りんごのうさぎ飾り切り
かわいらしい見た目から子どもウケがよいりんごのうさぎ飾り切り。まず、りんごを8等分し芯を取ろう。カットしたりんごの皮にV字の切り込みを入れ、お尻のほうから皮をむけば完成だ。このときうさぎの耳となる部分を切ってしまわないように気をつけよう。うさぎの飾り切りをお弁当に入れる場合は、レモンの果汁をたらした水に浸けておくと、りんごの変色を防げるため試してみてほしい。
イチゴのハート飾り切り
ケーキのトッピングや料理のワンポイントに使ってほしいイチゴを使ったハートの飾り切り。まずイチゴのヘタを取って、ヘタの真下を軸にし、斜めに切り込みを入れる。次に180度回転させて同様に切り込みを入れよう。切り込みを横に向け、縦に2~4等分に切ればかわいいハートの形になる。
3. 飾り切りはお弁当にもおすすめ

お弁当に飾り切りが施されたおかずが入っていれば子どものテンションも上がるだろう。
ミニトマトフラワー
お弁当の定番のミニトマト。彩りがよくなることから登場する回数も多いのではないだろうか。まずミニトマトの表面に3~4mmの深さの十字型の切り込みを入れよう。切り込みを入れるときはしっかりと入れるのがポイントだが、底までいって切り離さないように注意が必要だ。次に切り込みの先を菜箸などでつまみ、皮を1枚ずつむいて花びらを作っていく。皮を4枚むいて形を整えたら完成だ。菜箸を使って外側に皮が開くようにすると、花びらが作りやすくなる。
ハムの飾り切り菊
ハムの飾り切りは見た目ほど難しくない。まずハムを半分に折って切れ目を入れていく。次に切ったハム3枚分をずらして重ねよう。切れ目を上側にしてハムを巻き、下の部分をパスタで固定すれば完成だ。
結論
切り方を工夫するだけでいつもの料理を格上げしてくれる飾り切り。今回紹介したテクニックは初心者でも簡単に挑戦できるものばかりだ。ポイントをおさえて飾り切りをマスターすれば、子どもにも喜ばれるだろう。ぜひ試してみてほしい。
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