1. 本場の味!北欧フィンランドのサーモンスープの作り方
フィンランドには、「ロヒケイット」と呼ばれるサーモンスープがある。フィンランド語で、lohi(ロヒ)は鮭、keitto(ケイット)がスープを指す。作り方はシンプルで、材料を切って煮込むだけだ。
ロヒケイットの主な使用食材
サーモン、玉ねぎ、じゃがいも、にんじんを具材とする。スープはブイヨンかコンソメを使用し水で作ってもよいし、牛乳を加えてミルクスープにしてもよい。また、生クリームを使用すれば濃厚なクリームスープにすることもできる。ハーブの一種であるディルを加えることで、風味と見た目がより本格的に仕上がるため、ぜひ用意しておこう。
作り方
具材はすべて一口大に切る。鍋にバターかオリーブオイルを入れ、玉ねぎを炒める。しんなりとしたところにじゃがいも、にんじんを加え、少し炒めたら水、ブイヨンもしくはコンソメを入れて10分ほど煮込む。
具材が柔らかくなったら、サーモンを加えてさらに弱火で5分ほど煮込む。牛乳や生クリームを使用する場合は、サーモンを入れるタイミングで加えよう。好みで塩こしょうを加えて味を調え、スープ皿に盛り付けたら、ディルを散らして完成。
美味しく作るポイント
サーモンは煮込みすぎると硬くなってしまうため、野菜やじゃがいもにある程度火が通ってから加えるとよい。生食用のサーモンを使い、煮込み時間を短くすると柔らかく仕上がる。
2. サーモンスープは和風もいける!人気の作り方を紹介
サーモンはコンソメやブイヨンだけでなく和風出汁や味噌との相性もよい。そこで、和風のサーモンスープもおすすめだ。ロヒケイットと同じ食材を使ってもよいし、きのこやかぼちゃ、さつまいも、ブロッコリーなどを加えても美味しい。
味噌とバターのサーモンスープ
和風のサーモンスープの味付けには味噌を使おう。また、白出汁を使用することで味に深みが出る。バターで野菜を炒め、水か牛乳で煮込みサーモンを加える。味噌と白出汁を加えて味を調える。ブロッコリーなど火が通りやすく煮崩れしやすい野菜を使用する場合は、最後に加えるとよい。
スープジャーで持ち運ぼう
具沢山のサーモンスープは弁当にもぴったりだ。保温機能のあるスープジャーを使えば、熱々のまま持ち運ぶことができる。サーモンスープができあがる直前に、スープジャーに熱湯を入れて、5分ほど置く。熱湯を捨てたら熱々のサーモンスープを注ぎ、密閉したまま持ち運ぼう。保温されている間に余熱で具材が柔らかく仕上がり味もなじむ。
3. クリーミーで温まる!サーモンのクリームスープパスタ
クリーミーなサーモンスープには、パスタを入れてスープパスタにするのがおすすめだ。一品で満足できるサーモンのクリームスープパスタを作ろう。鍋一つでサッと作れる方法を紹介する。
使用食材は?
早茹でのショートパスタを使い、具材と一緒に煮込んでしまえば簡単。ロヒケイットを煮込む際にパスタを加えてもよいし、具材をきのこやほうれん草、ブロッコリーなどに変えても美味しい。クリームスープパスタのため、牛乳と生クリームを使用して作ろう。
パスタを具材と一緒に煮込む
玉ねぎや火の通りにくい食材を先に炒めて水と牛乳、コンソメで煮込み、サーモンやパスタ、荷崩れしやすい野菜などはあとから加えるのがポイントだ。パスタの表記時間の1~2分前に生クリームを加え軽く煮たら、塩こしょうで味を調えよう。
煮詰めるとスープパスタではなくクリームパスタになってしまうため、煮詰まる前に火を止める。スープ皿に盛り付けたら、パルメザンチーズやディルをかけていただこう。
結論
サーモンスープは、身近な食材で簡単にできる料理だ。北欧風の本格的な味に仕上げるにはディルを使うのがおすすめ。パンを添えるのがフィンランド流だ。基本をおさえたら、味噌を使って和風にアレンジしたり、パスタを加えてより満足感を得られる一品にしたりと、さまざまなサーモンスープの食べ方を楽しんでみてはいかがだろう。
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