1. ししとうのたねは食べられる

ししとうのたねは基本的に食べることができる。そのため、ししとうを料理に使う場合はたねのまま調理することが可能だ。しかし食感などが気になる場合は、好みでたねを取り除いて使うのがいいだろう。
ししとうのたねの色をチェック
ししとうのたねは、白い場合と黒い場合がる。たねが白い場合は新鮮な証拠だが、黒くなったたねは熟してしまっている合図だ。つまり鮮度が落ちている証拠なので、黒いたねの場合は、取り除いてからししとうを食べるのがおすすめだ。
ししとうのたねは栄養がある!?
好みによって好き嫌いが分かれるししとうのたねだが、じつは実の部分と同じ栄養素を含んでいる。ししとうには、β-カロテンやビタミンC、ナイアシン、カリウム、食物繊維、カプサイシンなどの栄養素が含まれている。その栄養のすべてをたねも含んでいるのだ。つまりししとうはたねごと食べることで、ししとうのもつ栄養を余すことなく摂取することができる。
2. ししとうが辛い原因はたね?

ししとうのたねを取り除く理由の1つが、辛い原因になるからだと答える人も多い。実際にししとうが辛くなる原因はたねにあるのだろうか。気になる疑問を解決してみよう。
ししとうの辛さはたねではない
ししとうは、10本に1本ほどの確率で辛いししとうがある。しかしその原因はたねにあるわけではない。辛いししとうは、たねだけではなく実の部分も辛いのだ。そのため、たねを取り除いても辛い原因を取り除いたことにはならない。ししとうが辛くなる原因の1つに栽培中のストレスが挙げられる。水不足や収穫が遅くなってしまうことで、ししとうが辛くなってしまうのだ。
黒いたねは辛い
先ほども紹介したが、ししとうのたねには白いものと黒いものがある。黒いものは鮮度が落ちていると紹介したが、つまりたねが熟してしまっているのだ。熟したたねは辛さが増していることがあるので、黒いたねの場合は、取り除くことで多少の辛さを軽減することができる。
3. ししとうのたね取りの方法

ししとうのたねは小さく、意外と数が多いので取り除くのが大変だ。しかし正しい取り方を知っておけば、短時間で簡単にすべてのたねを取り除くことができるだろう。
たねの取り方:その1
ししとうのたねの取り方は、まずヘタを取る。そしてたねと外皮の実の間につまようじを入れて、ぐるりと円を描くように一周させる。そうすることで、実とたねがはがれるので、もみほぐし、ヘタを取ってあいた穴を下にして上の部分を叩くとたねが出てくる。
たねの取り方:その2
まな板の上にししとうをのせて手のひらでゴロゴロと転がす。あとは、ヘタを切り取りししとうを叩くとたねが出てくる。
4. ししとうはたね取りして栽培もできる

取り除いたししとうのたねは自宅で栽培することもできる。ししとうは育てやすいので、初心者でも手軽に家庭菜園を楽しめるだろう。
ししとうの育て方
ししとうは3月頃に種まきをして、7〜10月くらいまで収穫を楽しめる。プランターなどに植えたししとうのたねは、朝夕と1日2回ほどたっぷり水やりをするのが美味しいししとうを作るポイントだ。水が足りないとししとうのストレスになり辛いししとうができてしまうので、注意しよう。また、実がなり始めたら2週間に一度、肥料を与えると長い期間ししとうの収穫を楽しめる。
結論
ししとうのたねは食べることができ、決して辛さの原因になっているわけではない。ししとうはたねの色によって鮮度を確認して、食べられるかどうか確認してみるのもいいだろう。また、ししとうのたねは実の部分と同じ栄養を含んでいるので、できるだけ食べるようにするのがおすすめだ。また、食感などが気になって取り除いたたねは栽培することも可能なので、ししとうを栽培してみるのもいいだろう。
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