1. きのこたっぷり肉だんごのケチャップ煮

肉だんごだけをケチャップ味で煮るだけでも十分に美味しいのだが、きのこを入れることで旨みが増し、さらにいろいろな食感を楽しめるというメリットもある。きのこは1年を通して流通しているため、季節を問わず作ることができる。
きのこは何を入れるとよい?
きのこは種類が豊富で何を入れたらよいか迷ってしまう。結論をいってしまうと、きのこは何を入れても構わない。いろいろなきのこを入れたほうが旨みが強くなり、さまざまな食感を楽しむことができる。下処理が面倒であれば、処理済みのきのこミックスを使ってもよいだろう。1種類だけきのこを選ぶとしたら、しめじがおすすめだ。しめじは手に入りやすく、ケチャップとの相性もバツグンだ。
きのこと肉だんごのケチャップ煮の作り方
肉だんごは手作りでも市販のものでもどちらでも構わない。手作りする場合は豚ひき肉に片栗粉と塩を混ぜて作る。よく練って粘りが出たら一口大くらいの大きさに丸める。きのこは石づきを除き、適当な大きさに切っておく。深めのフライパンまたは鍋に水とケチャップ、ウスターソース、砂糖を入れ煮汁を作る。煮汁が煮立ったらきのこと肉だんごを入れて煮る。汁気がなくなるまでしっかり煮るのがポイントだ。汁気がなくなっていく過程でトロミがつくため、きのこや肉だんごに絡めるとより美味しくなる。皿に盛り付ければ完成だ。
2. お弁当のおかずにも!肉だんごのケチャップ炒め

肉だんごのケチャップ煮はケチャップの味が肉だんごにしみて美味しいのだが、お弁当に入れる際は注意が必要だ。汁気のある料理だとほかのおかずに味がしみ込んでしまったり、お弁当を傾けたときに漏れてしまったりする可能性があるからだ。そこでおすすめしたいのが肉だんごのケチャップ炒めだ。汁気がないため、お弁当にそのまま詰め込むことができる。
肉だんごと一緒に炒めたい野菜
肉だんごのみをケチャップ味で炒めるだけでもボリューム感は問題ないのだが、お弁当に入れるとなると色みが寂しくなってしまう。ほかのおかずで色みを補うこともできるが、一品で補うことができればお弁当作りが楽になる。また、野菜を入れることでいろいろな食感を楽しむことができ、満足感が高くなるというメリットもある。肉だんごと一緒に炒める野菜でおすすめなのが、人参、ピーマン、ブロッコリー、玉ねぎ、きのこだ。とくにピーマンとブロッコリーは緑色なのでケチャップ炒めのアクセントに最適だ。ピーマンは黄色のパプリカに変えてもよい。
肉だんごのケチャップ炒めの作り方
野菜は食べやすい大きさに切っておく。フライパンに油をひいたら肉だんごから焼いていく。肉だんごを転がしながら全体に焼き目をつけたら、野菜を入れて軽く炒め、ふたをして蒸し焼きにする。3分経ったら一度ふたを取り、ブロッコリーの硬さを確認する。ブロッコリーが硬いようであれば再度ふたをして蒸し焼きにする。火が通っていればケチャップとウスターソース、塩を混ぜ合わせて作った調味液を加え、混ぜ合わせる。調味液の汁気がなくなるまで炒め合わせたら完成だ。
3. ケチャップを加えて旨みアップ!肉だんごのトマト煮込み

トマト煮というと生のトマトまたはトマト缶だけで煮ることが多いのだが、トマトによっては酸味が強く、思っていたような味にならないこともある。肉だんごのトマト煮込みの場合は肉だんごの旨みが煮汁にしみ出るので酸味が和らぐこともあり、その味わいが好きという人もいるだろう。しかし、ここではトマトとケチャップの両方を使って作る。
ケチャップを入れる理由は?
トマト煮込みにケチャップを入れても同じトマト味なので意味がないように思うかもしれない。しかし、ケチャップにはトマトのほかにさまざまな調味料が入っているため、トマト単体よりも旨みやコクがある。つまり、トマトだけで作るよりも旨みの強いトマト煮込みを作れるのだ。トマトのフレッシュな味わいをメインにしたい場合でも、ケチャップを少し入れるだけで味のバランスが整いやすくなるため、ぜひトマトとケチャップの両方を使ってみよう。
肉だんごのトマト煮込みの作り方
ここではカットトマト缶を使う。ホールトマト缶または生のトマトを使う場合は、トマトを切るまたは潰しておく。メインとなるのは肉だんごとトマト缶だが、お好みで玉ねぎやピーマンを入れてもよい。鍋にトマト缶とケチャップ、ソースを入れて煮立たせる。そこに肉だんごや野菜を入れて煮込む。肉だんごの表面をカリッとさせたい場合は、煮込む前にフライパンで焼いておこう。15分ほど煮込み、最後に塩とこしょうで味を調えれば完成だ。
結論
肉だんごとケチャップがあれば煮込み料理も炒め物も作ることができる。晩ごはんのおかずなどにするならばケチャップ煮またはトマト煮込みがおすすめだ。肉だんごにケチャップの甘酸っぱい味わいがしみ込む。トマトとケチャップの両方を使えばトマトのフレッシュな味わいとケチャップの旨みの両方を楽しめる。お弁当に入れるならば汁気の出ないケチャップ炒めがおすすめだ。
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