このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
昔は無添加?歴史や人気店など【あんぱん】のトリビアを解説

昔は無添加?歴史や人気店など【あんぱん】のトリビアを解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

監修者:管理栄養士 渡邉里英(わたなべりえ)

2020年12月20日

あんぱんは、パンのなかでも群を抜いて日本らしいパンである。そんなあんぱん開発当時は、無添加のものがほとんどだったと推測される。その秘密は、あんこの糖分と大きく関係するらしい。今回はそんなあんぱんの歴史や基礎知識を紐解いていこう。また最新のおすすめあんぱんも紹介していく。

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

1. あんぱんと日本

あんぱんは、あんこをフィリングに使用したパンのことである。あんぱんが誕生したのは、文明開化のころ。日本で初めてのパン屋文英堂が開店したのは、1869年のこと。翌年、火事で店舗が消失したため、移転。そのとき、屋号を木村屋に変更する。これが、かの有名な銀座木村屋である。当時の日本にはまだイーストがなく、ホップで作られていたため、できあがるパンはどれも固く、人々の口に合わなかった。そこで創業者である木村安兵衛と息子の英三郎は、二人三脚でより美味しいパンを作るために奔走。結果、イーストの代わりに酒種酵母を使用するという革命に至った。これが大ヒットし、ふんわり柔らかなパンが焼けるようになる。

あんぱんと文明開化

より日本人の口に合うようにとフィリングに選ばれたのが、あんこである。1874年酒種あんぱんが誕生する。このパンの美味しさは、瞬く間に話題を集め、1875年には、天皇に献上するまでに成長した。当時の広告塔、ちんどん屋に依頼をして、広告を打ったこともあり、その人気はうなぎのぼり。あんぱんは文明開化の象徴ともいわれるようになっていった。

日本生まれ

パンは、16世紀ポルトガルから日本に持ち込まれたといわれている。しかし、長らくその存在が受け入れられることはなかった。世界では7000年以上前から食べられているパンがあるなか、日本でパンが親しまれるようになったのは、ほんの150年ほど前である。日本におけるパンの歴史の第一歩目を築いたといっても過言ではないのが、日本生まれのあんぱんなのだ。

2. あんこの基礎知識

あんこの基礎知識

あんことは、小豆を炊いて、潰したものである。日本を代表するような食文化であるが、そのあんこのルーツは中国にある。あんこは、漢字で書くと餡子。この餡の文字は、詰めるものを意味するところが大きい。餡が詰まった饅頭は、中国から伝わった。当時、僧侶によってもたらされた饅頭のなかには、肉を使った餡が入っていた。しかし、僧侶たちは菜食主義。肉食を禁じられていたため、餡に似せたものを作り、饅頭風の食べ物を捜索したのだ。そのとき白羽の矢が立ったのが、あんこだったのである。

糖度と腐敗

あんこの作り方をご存知であろうか?あんこには非常に多くの砂糖が使われている。あんこの糖分は60%くらいのものが一般的。これくらいの糖度になると細菌の繁殖が鈍る。これは、細菌が繁殖するのに必要な水分を糖分がうばってしまうことによるもの。あんこを使った食品には羊羹をはじめ、無添加で長持ちする商品が存在する。これがそのからくりだ。そもそもあんこが登場したころには、保存料や添加物などはまだ発明されていなかったわけで、必然的に長持ちするよう開発されたといってもいいだろう。あんぱんやジャムパンなど、日本のパン第1世代も、登場したころは添加物などが入っていなかった可能性が高い。

3. 最新あんぱんアドレス

日本初のあんぱん登場から150年余り。あんぱんも日々進化を遂げている。ここからは、2020年に話題を集めたあんぱんを紹介していこう。

豆一豆

まずは、あんぱん専門店「豆一豆」。東京駅構内にあり、定番から新種まで幅広いあんぱんがそろう。なかでも東京レンガぱんは、店の看板商品。生地にも小豆を使用しているので、見ためもほんのり赤い。中身はあんこと白あん入りのクリームの2層タイプ。四角いフォルムも印象的だ。

元禄堂

こちらはお取り寄せもできる生とろあんぱんが人気。北海道産の小豆など、厳選素材を使用したあんぱんは、生クリームとの2層で、とろけるような味わい。つぶあん、こしあん以外にも抹茶や塩あんなどのバリエーションも豊富。

下鴨茶寮

老舗料亭として知られる下鴨茶寮のあんぱんは、食パン型。茶寮のお客様へのお土産として愛されてきた逸品を商品化したものだ。甘さ控えめなつぶあんを練り込んだパンは、酒種でもっちり。少し厚く切ってトーストし、バターをのせれば、至福の味わい。こちらもオンラインで購入が可能だ。

結論

あんぱんのあんこが日持ちするのは、糖度が高いため。ただし、添加物が入っているものもあるし、一概に日持ちするとはいえないので、購入後は美味しいうちに食べ切ってしまうのが正解。食べきれなかった場合は、ラップで包んで保存袋に入れて冷凍庫へ。オーブンで温めると焼きたて感覚で食べることができる。日本のソウルフードあんこと西洋の味が出会ったあんぱん、その魅力をいま一度感じてみてはいかがだろう。
この記事もcheck!
  

おすすめ記事おすすめ記事

    ページトップへ ページトップへ