1. 年越しそば:出汁から取る本格的な汁の作り方

鰹節や昆布から取る出汁は香りや旨みが新鮮で、仕上がりもひと味違ってくる。今年こそこだわりの年越しそばの汁を作りたいと思っている人は、ぜひ参考にしてほしい。
旨みを引き出す!厚削りかつおを使った年越しそばの汁
出汁を取る鰹節にも種類があるのをご存じだろうか。スーパーでよく目にする薄く削った「花かつお」や、厚さが1mmほどある「厚削りかつお」まで、料理によって使い分けることができる。今回は、濃厚な出汁が取れる厚削りかつおを使った年越しそばの汁の作り方について紹介する。
まず鍋に水を入れ、ふたをせずに火にかける。80~90℃に温まってきたら厚削りかつおを入れ、とろ火で15~20分ほど煮出す。煮立たせないくらいの火加減がポイントだ。その後、こし器やキッチンペーパーでこして出汁が完成。次に、かえしを作る。かえしとは、和食で使うしょうゆ・みりん・砂糖を混ぜて作る調味料のこと。出汁とかえしを合わせると、年越しそばの汁ができあがる。濃い味が好きなら出汁は少なめで合わせ、薄味が好きなら多めの出汁で合わせるなど、あとで濃さを調整できるのがこの作り方のメリットだ。具材は彩りよく、天ぷらやかまぼこ、湯がいた小松菜などがおすすめである。
昆布・鰹節・煮干しの合わせ出汁で作る年越しそばの汁
そばには鰹節だけで取る出汁が多いが、昆布や煮干しを加えて取る風味豊かな合わせ出汁もおすすめだ。
鍋に、水と汚れをふき取った昆布・頭とワタを取り除いた煮干し・酒・しょうゆを入れ、強火で煮る。煮立ったら火を弱め、1~2分後に昆布を取り出し、花かつおを入れる。少し強火にして、煮立たせたのち、また弱火に戻しアクを取りながら2~3分煮た後、こし器やキッチンペーパーで汁を漉すと完成だ。かえしと合わせてそばの汁に仕上げよう。最後に刻みのりやねぎをたっぷりのせて食べてほしい。
鍋に、水と汚れをふき取った昆布・頭とワタを取り除いた煮干し・酒・しょうゆを入れ、強火で煮る。煮立ったら火を弱め、1~2分後に昆布を取り出し、花かつおを入れる。少し強火にして、煮立たせたのち、また弱火に戻しアクを取りながら2~3分煮た後、こし器やキッチンペーパーで汁を漉すと完成だ。かえしと合わせてそばの汁に仕上げよう。最後に刻みのりやねぎをたっぷりのせて食べてほしい。
2. 簡単に作れる!年越しそばの汁の作り方

年越しそばを自宅で作りたいが、時間がなく簡単に汁を作りたい場合は、めんつゆやほんだしなどの顆粒出汁を使うと簡単にできて便利だ。
めんつゆを使って作る年越しそばの汁
鍋に、水と酒を入れて熱し、沸騰したら鶏肉や野菜などの具材を入れて煮込む。別の鍋で茹でたそばを加え、最後にめんつゆで味付けすれば完成だ。市販のめんつゆはそれぞれ希釈方法が違うので、必ず適量を確認してから入れるとよいだろう。まためんつゆ以外にも、白出汁を使って作る年越しそばの汁も簡単なのでおすすめだ。
ほんだしを使って作る年越しそばの汁
鍋に、水・しょうゆ・みりん・ほんだしを入れて火にかける。ひと煮立ちさせたら、年越しそばの汁の完成だ。汁の味はあっさりしているので、天ぷらなどをのせてよりコクを出すのもいいだろう。
3. 両方に使えて便利!年越しそばにもお雑煮にも使える汁

年越しそばにもお雑煮にも使える汁の作り方を紹介する。お雑煮は地域によって味付けが違うが、ここでは両方使える五目汁の作り方をお伝えしよう。
鍋に出汁と鶏肉を入れ、火にかける。油揚げやしいたけ、大根・にんじん・ゴボウなどの根菜を加え、沸騰したらアクを取る。根菜が柔らかくなったら、しょうゆやみりん、塩を入れて味を調整する。これで年越しそばの汁が完成だ。そして焼いた切り餅やみつばをのせれば、お正月に欠かせない香ばしくて美味しいお雑煮にもなる。忙しい年末年始だが、年越しそばもお雑煮も自宅で食べたい人におすすめの汁の作り方だ。
鍋に出汁と鶏肉を入れ、火にかける。油揚げやしいたけ、大根・にんじん・ゴボウなどの根菜を加え、沸騰したらアクを取る。根菜が柔らかくなったら、しょうゆやみりん、塩を入れて味を調整する。これで年越しそばの汁が完成だ。そして焼いた切り餅やみつばをのせれば、お正月に欠かせない香ばしくて美味しいお雑煮にもなる。忙しい年末年始だが、年越しそばもお雑煮も自宅で食べたい人におすすめの汁の作り方だ。
結論
今回は、自宅で手作りの年越しそばを食べるために、さまざまな汁の作り方を紹介した。本格的な出汁の取り方から、めんつゆなどを使って簡単にできる方法まで、ぜひ参考にして作ってみてほしい。年越しそばを大晦日にいただくことは、とても大切な習わしだ。家族で温かい年越しそばを食べ、気持ちを新たに来たる年を迎えてみてはいかがだろうか。
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