フライドチキンの衣の食感や味付けのポイント紹介！おすすめ市販品も

フライドチキンの衣がサクサクしていると、万人受けしやすい仕上がりになる。揚げ物の衣といえば小麦粉だと思う人も多いかもしれないが、フライドチキンの衣を小麦粉のみで作ると、しっとりとした食感になってしまう。そのためフライドチキンの衣をサクサクと食感よくさせたい場合は、衣の材料に片栗粉を加えてひと工夫するとよい。それも片栗粉を多めに配合させるとなおサクサクに仕上がる。小麦粉だけの衣だとしっとりしがちになり、片栗粉だけの衣だと固くなりすぎて食べにくい場合もあるため、両方を合わせるとちょうどいい食感を生み出せる。自分好みの配合を見つけ出してみてほしい。

よりフライドチキンの歯ごたえを楽しみたい場合は、衣にさらに工夫を凝らすといい。ここではコーンフレークを使った衣のアレンジ方法を紹介する。

フライドチキンの衣の食感をさらに工夫したい場合には、コーンフレークを衣に混ぜるという手もある。揚げることでコーンフレークの食感がさらに際立つため、フライドチキンの衣のカリカリ、あるいはザクザクとしたクリスピー食感を楽しめるのだ。

コーンフレークを使用する場合は、砂糖の使われていないプレーンのものを選ぼう。またコーンフレークをそのまま衣に付けてしまうと食べにくく、肉にしっかり付きにくい場合もあるため、あらかじめ砕いておく必要がある。コーンフレークを砕きすぎるとフライドチキンの衣の食感に変化を感じられないため、荒く砕くだけでかまわない。小麦粉やほかのスパイスと混ぜてから肉にまぶそう。

フライドチキンの衣に混ぜるスパイスは多岐にわたる。一番シンプルなものは塩こしょうのみになるが、本格的な味付けをしたい場合はさまざまなスパイスを配合しよう。たとえば、さわやかさをプラスしたいならオールスパイスやガラムマサラ、パプリカパウダーなど、塩こしょうのほかに配合するとよい。ほかにもフライドチキンの衣に旨みをプラスしたい場合は、顆粒のコンソメや、うま味調味料を加えよう。存在感のあるカレー粉や山椒などのスパイスもおすすめだ。それぞれの調味料の特徴をおさえてフライドチキンの衣に使うオリジナルスパイスを作りあげるのも楽しそうだ。

フライドチキンの衣は、市販品でも美味しく味付けができる。ここでは、それぞれ特徴のある3つの市販品を紹介したい。

糖質制限中の人や健康志向の人にも紹介したいのが、マスコットフーズのフライドチキンミックスだ。こちらは小麦粉を使わずにひよこ豆を粉にして使っており油を吸いすぎないため、フライドチキンの衣が油っぽくならずカリッと軽い食感になる。化学調味料も使っていないため、子どもに食べさせるのも安心だ。10種類のスパイスが配合されており、本格的な味わいになっている。

粉を漬け込む独自のレシピでできるのは、日本食研のフライドチキンの素だ。こちらは手羽元を12種類ものスパイスが配合された粉に漬け込み、その後フライドチキンの衣となる粉をまぶしてから揚げるようになっている。フライドチキンの味付けがしっかりとするため、子どもたちからも喜ばれそうだ。

日本製粉のフライドチキンミックスは、スパイシーな味付けが特徴だ。水で溶いて使うタイプの粉になっており、サクッと軽い食感のフライドチキンの衣に仕上がる。水で溶いたミックス粉を肉に付けたあとに、さらにミックス粉をまぶすとさらに食感がよくなるため、ぜひ試してみてほしい。11種類配合されたスパイスのおかげで、酒のつまみにももってこいの味になっている。

フライドチキンの衣は、求める食感や味付けによってまったく材料が異なることが分かってもらえたかと思う。店で買わず自分好みのフライドチキンを作りたい場合には、ここで紹介した材料やポイントを頭に入れておいてほしい。