1. 肉寿司とは?

肉寿司とは、文字通り、肉をネタにした寿司のこと。元来、寿司ネタは、まぐろやサーモン、海老など魚介類が主流であるが、寿司が海外進出を果たした際に、外国人に好まれるように、肉を寿司ネタとして組み合わせたのが肉寿司だといわれている。
かくして、肉寿司は、外国人に好まれる人気の寿司となった。やがて、その肉寿司は、日本人の口にも合ったことから、全国的に普及していったようだ。
肉寿司に使用される肉は、「桜肉」と称される馬肉が一般的だが、牛肉や豚肉、鶏肉などもネタとして使われる場合も多い。ただし、馬肉以外は、生ではなく、加熱されたものが提供される。
また、肉寿司のネタは、通常のシャリの上にそのままのせているというわけではなく、シャリに使われる酢は、肉との相性を考慮し、肉の持ち味を最大限に引き出せるように、調整されている。そのため、通常の魚介類を寿司ネタとした海鮮寿司とは、また違った味わいを楽しめる点が魅力となっている。
なお、肉寿司は通常の寿司店だけでなく、焼肉店でも提供されている場合が多い。
2. 肉寿司が注目されている理由

肉寿司が注目されているその最大の理由は、実にシンプルで、「想像を絶するほど美味だから」ということになるだろう。
たとえば、肉寿司のネタとして主流である馬肉の美味しさは、これまでに一度でも馬刺しの大トロを食べたことがある人なら容易に想像がつくのではないだろうか?鮮度のよい馬刺しは、臭みがまったくない。口の中でとろけるような柔らかさと特有の甘みで、至福の時を堪能できる。
また、肉寿司を提供する店が、テレビの情報番組で紹介されたことや、華やかで美しい見た目が、SNS映えするということも、肉寿司が注目されることになった理由のひとつに挙げることができるだろう。
3. 肉寿司を自宅で作るときの注意点

肉寿司は、通常の寿司と同様に、自宅でも作ることができるが、いくつか注意点を守る必要があるだろう。
ネタとして使用する肉は、鮮度のよいものを用意すること。もちろん、いくら鮮度がよいからといって、生のまま食べるのはNGで、家庭で調理する場合は必ず中まで火を通すことも注意点としておさえておこう。
肉寿司のネタとして使用する肉の種類については、牛肉がおすすめ。鶏肉や豚肉を使用する際は、とくに中までよく火を通す必要がある。馬肉を使いたい場合、馬肉は一般的なスーパーなどでは入手困難だが、通販や業務用スーパーでは冷凍品が入手可能なようなので検討してみよう。
牛肉を使用する場合は、肉にしっかりと味を付けるために、塩コショウした後、醤油にすりおろししょうがとにんにくを加えた調味液に漬け込んでおくとよいだろう。
寿司飯を作る際に使用する酢は、通常の米酢だけでもよいが、肉との相性がよいので、バルサミコ酢を混ぜるのもおすすめ。
結論
話題の肉寿司がいったいどんな寿司なのか?肉寿司が注目されている理由や、自宅で作る際の注意点について紹介した。おわかりいただけただろうか?これまで一度も口にしたことがない人は、これを機に、ぜひ一度味わってみてはいかがだろう。
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